第2話 謎のおじいさん
自宅警備の主人公はとあるゲームセンターの管理人であろうおじいさんに出会うのだった。
果たして主人公の僕はゲームに出会えるのでしょうか。
僕はまずい流れになるような予感がしたのにも関わらず、おじいさんの話に聞き入ってしまっていた。
「そうかそうか、ならばお前さんにおすすめのゲームをやろう。もちろんお前さんの知らないゲームだ。早くこちらに来なさい。」
おじいさんは足早に階段を駆け上がっていった。
僕は半信半疑で嫌々、おじいさんについていく。おじいさんの話を聞くと余計に怪しく感じる。
階段を登り切るとそこにはフロア一面に無数の棚が並んでおり、その棚1つ1つにゲームソフトがびっしりと敷き詰められていた。
「す、すごい・・・こんなにもゲームソフトが・・・」
僕は思わず声を出してしまった。感動しながら通路を歩いて行くと次は大量のゲーム機が並べられていた。
このおじいさんはすごい人だ・・・
そう確信した矢先だった。
「お前さん、こっちだ。」
おじいさんが奥の扉で僕を呼んでいた。
「ここにお前さんが求めているゲームがある。」
僕は、おじいさんに続いて中に入っていった。中には僕と同年代くらいの子が4人、頭に機械をつけてデスクにかじりついてゲームをしていた。その子たちの目は虚ろで自分の意思がないように見えた。
「フフフ、それはね、脳波を測る装置だよ。どれだけ集中しているか、どのような感情を抱いているかがわかるんだよ。」
装置の説明をしているおじいさんの声は先ほどのかすれた声はすっかり消えてとてもおぞましい声に変化していた。
やはり、この人は悪い人だ。早くここから逃げないと大変なことになってしまう。そう思った時にはもう遅かった。とっさに逃げようと入ってきた扉に手をかけるが押しても引いてもびくともしない。
「無駄だよ。なぜ逃げようとするの?君の求めているゲームはもうそこにある。君も早くこの子たちと一緒にプレイするんだ。それともなんだ、危ないことが起こるとでも?家に帰れるとでも思っているのか?そのゲームで得た、ろくでもない知識で考えてみろ。」
おじいさんは早口でさらに追い討ちをかけてくる。
もう僕はこんな『化け物』の言うことを聞かないといけないのか。
そんなのは絶対に嫌だ。
「帰らせてください!」
僕は思いっきり声をあげて訴えた。
「フハハハハハ・・・笑わせるな。ここから逃げることができると本当に思ったのか?お前自身も理解しているはずだ。お前は今からこの子たちと同じゲームをクリアし、お前のゲームのうでを証明して見せろ。それが解放の条件だ。」
「はぁ?そんなことか。そんな簡単なことなら・・・いいだろう。やってやるよ。どんなゲームでもクリアしてやる!化け物め!」
僕にはゲームに対して確かな自信があった。
日頃、だてにゲームばかりやっていない。僕は決心した。
絶対にクリアしてやると。・・・
「あはは、いいよ。その勢いだ。どこまでその威勢が続くか楽しみだよ。」
化け物はあざ笑っていた。まるでお前みたいなやつにクリアできるわけがないだろうと言うように。
「じゃあプレイする前に・・・眠れ・・・」
化け物の声と共に僕の後頭部に鈍い衝撃が走った。
同時に僕は気を失ってしまった・・・
主人公の僕は早変わりしたおじいさん、いや、化け物に連れられゲーム攻略を責められ、攻略を決心する僕だったが化け物によって気を失わされた。
目を覚ました後の光景とは・・・
ではまた違うお話でお会いしましょう!!




