第7話 エイギールからの試練
ボスだったはずの男、エイギールから出された試練をクリアするために光は力戦苦闘を繰り広げていたのである。
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エイギールからの課題をクリアするために僕は必死に立ち向かっていた。
「クリア条件はもう一本の剣を抜かすことと擦り1つつける」というなんともなめた条件だ。
「こんなものすぐに終わらせてやる!」
「ガキよ。その勢いだ。存分にお前の力を奮い立たせてみよ。」
僕は剣と銃を構え、エイギールに立ち向かった。
発砲しても全て、剣で弾かれてしまう。だからといって近接戦をしかけるが鍔迫り合いすらできず、受け止められてしまう。
「くそっこいつ隙がないのか。」
「お前が相手に隙を付かせる攻撃をしないからだ。こんなものではいくら経っても傷をつけることすら、剣を抜くことすらないぞ!」
どうすればいいんだ。こいつに剣を抜かし、なおかつ傷をつけるには・・・撹乱か・・・いや、遠距離攻撃は駄目だ。
「ふっ、剣を抜かすことくらい・・・」
僕はエイギールに接近し、剣を振るフリをして銃で発砲する。
「なにっ・・・」
銃弾を弾くエイギールの隙を狙って斬り込む。
「残念、やり口はうまいがまだだ。」
しかし弾いた直後、もう一つの剣を使うことなく受け止められていた。
「もっとだ。もっと俊敏に動いてみろ!こんなものでは触れることすらもできん。もっと我を興じさせてみよ。」
先ほどの作戦は惜しいところまでいった。
これをもっとうまくしてつばぜり合いまで持っていけば・・・
僕はもう一度、エイギールに接近する。今度は先ほどと同じ攻撃を仕掛け、その後にもう一発、発砲した。
すると、一本では防げなかったのかもう一本の剣で攻撃を防いだ。ようやく、剣を抜かすことができた。
「ガキよ。少しは利口な動きができるようだな。抜かせた事は褒めてやろう。だがなその怯んだ状態でどうするんだ。攻撃した後のことも考えるんだな。」
エイギールに抜いたもう一本の剣の柄頭柄頭で突かれ、吹っ飛ばせれてしまった。
「うっ・・・くそっ!」
「ガキよ。詰めが甘い。今の動きは利口であった。だがな、ただ手数を1つ増やしただけであろう。確かに、手数を増やし早く動けば剣を抜かすことはできる。しかしだ。攻撃した後のことも読まなければ勝つことなんぞできない!それは他のゲームとて同じであろう!それを頭に叩き込んでかかってこい。」
もっともだ。確かに他のゲームでもそうだ。相手の先を読んで攻撃をする。
ならば、相手が予測できないようなことをすればいいんだ。しかも、このゲーム。自分の意思で何かをすることができるのならば人間技じゃないこともやり遂げるはず。
僕は剣を構え直し、またエイギールに立ち向かう。
「ガキよ。何度同じ手をやるつもりだ。無駄なことくらい覚えろ。」
何回こいつと剣を交えただろうか。
何度やっても剣ではじかれ、距離を取られてしまう。しかし、これが狙いだ。何度も同じ攻撃をして相手にそう思い込ませるんだ。
「無駄?そんなことはない!」
今が絶対の頃合いだ。ここで秘策をこいつに見せてやる。
「光様、さっさと終わらせてください。」
「ああ、今に見てろ。」
僕はエイギールに接近し、銃で撹乱した。その瞬間に空中へと飛び上がった。
「なんだと・・・。」
そして剣を振るふりをする。案の定、エイギールは防ごうとした。
これを狙っていたんだ。僕は剣を投げ捨て、剣をクロスして防いでいる隙間を狙って手のひらを突き立てる。
「スフィア!」
手のひらから放たれた衝撃波はエイギールの前頭部に見事に命中した。初めてエイギールがよろめいた気がした。
「ふんっ、ガキよ。よくぞ我に攻撃を、傷をつけることができたな。だがな、我もそう易々とは負けてはいられんのでなあ。命をもらおうじゃないか!」
こいつ、最初からそのつもりだった。
エイギールが僕に近づいてくる。くそっ、何か手は。剣は先ほど投げ捨ててしまった。
「はあ。スロベーニャ! 光様、よくやりました。お見事です。私が認めましょう。エイギールよ。お前は裏切りが好きですね。でも、貴方が決めたルールです。潔く、負けを認めなさい。」
ツバキにやっと素直に褒めてもらえるような成長ができたのか。
だが、こいつへの殺意は無くなったわけではない。
僕はまた身構えた。
「光様、抑えなさい。こんな裏切り者に動力を使うのは時間の無駄です。さあエイギール負けを認めるのです。」
ツバキは僕に近づき手を添える。
「なんだ、ツバキよ。お前、本気でそいつに手を貸すとでもいうのか・・・」
「何をおっしゃっているのですか?私はただのAIプログラムで光様の案内人です。」
「そうか。ならば我から言うことはもう何もない。興じていたのだがもう冷めた。ガキよ。ここから先、気をつけろ。我を少しでも興じさせたこと褒めてつかわそう。」
エイギールの異様に素直な返答に戸惑いを隠せなかった。と同時にエイギールに対しての殺意が知らないうちに消えていた。
「宝玉を授けよう。さあ早ようゆけ。嫌な予感がする。」
エイギールが何か慌てている。そんな気がした。
僕たちはエイギールに言われた通り、宝玉を受け取った。
「光様、早く行きましょう。こんなところにいても気分が悪くなるだけです。」
「お、おう。」
僕はこの場の状況に困惑しながらダンジョンを後にした・・・
無事にエイギールからの試練を見事に攻略した光は無事に赤の宝玉を手に入れた。
しかし、エイギールの慌ただしさから何かが起こるような予兆の兆しがさすのだった。
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では、また違う物語でお会いしましょう!!




