#3 俺達の・・机?
そんな2人を遠くから睨むやつが居た。
「アイツ等マジムカつく・・・。」
そいつの名前は山川凌。
高宮修矢の彼女。
高宮といえば、さっき廊下ダッシュで海に負けてた。
「あんなヤツ等消えればいいのに・・・。」
次の日−。
俺と海は通学路の途中で同じになっている。
今日はたまたまあったから2人で学校に行く事にした。
校門を通り校舎に入る。と、
机と椅子が置いてある。
正確に言うとその机の持ち主は・・・。
「これ・・・あたしと拓斗のじゃん!!」
俺と海のだった。
机の上には、ごくろうに菊の花が置いてある。
「きゃぁ!! 何よコレ」
女が叫んだ。
声の主は・・・。
「凌・・・。」
そう。山川凌だった。
「何なのよ! キッモーイ!!」
はぁ・・・。と海がため息をついた。
凌は海の事を嫌っていると誰かから聞いたことがある。
何で嫌っているのかは、さすがに知らない。
でも、人にあまり興味のない海のほうも凌を嫌っている。
いったい2人の間に何があったんだ?
「あぁ〜海ジャン!! まさかコレぇ海のぉ〜? プッマジウケル〜」
「何が笑えるのかあたしには分らないね」
「別にぃ分ってほしくないしぃ」
「別に分りたいなんて言ってないよ?」
「へぇ〜どうでもいいんですけどぉ〜」
「・・・。」
目の前でバトルが・・・。
海の机は山川がやったとして、俺の机は誰が・・・?