燕崎海のプロローグ
あたしは人を信じられない。
今日、仲良くしていた友達だって
次の日には手の平返して無視してくる。
そんな日常茶飯事を人はいちいち感情的になり、
怒り、
無き狂う。
「アンタ飽きた。 今日でバイバ〜イ」
こう言われ友達からの嫌がらせを受けるようになった。
あの日から
あたしはどちらかというと女子より
男子のほうが信じられるようになった。
男好きという意味ではない。
一度女子のあのネチネチした関係に巻き込まれると最後、
ブラックホールの中だ。
そして人の所為にしあい、
爆発する。
それに比べ男子は
『浅く広く』
がモットーらしく、
多少の事では気にせずこっちも楽だ。
そういう理由で、
あたしは男子の友達のほうが多い。
だからなのかあたしは
一部の女子には好かれているが、
一部の女子からは嫌われている。
好かれているのは
サバサバしていてカッコイイかららしい。
友達が言ってた。
嫌われているのは
男子と一緒に遊んで調子に乗るな
っと思っているかららしい。
別に調子になんかのっていないのに・・・。
嫌っているグループからは毎日のように
嫌がらせを受ける。
でもその嫌がらせのレベルは
かなり低い。
机に鉛筆で
『バーカ!!!』
とか
『サル女!!』
とか書かれる位だ。
そんなの消しゴムで消せるから
なんとも思わない。
イヤガラセナンテ日常茶飯事。
裏切リナンテ日常茶飯事。
あたしは人を信じない。
あたしこんなんです。