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レッド  作者: kabochan
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母の華と奈々


ある朝、旦那は仕事へ行き

すみれと優人を幼稚園に連れて行った。



その後、私はいつもより早く洗濯や掃除を済ませてから化粧をして家を出た。



三駅ほど電車に乗り小さなカフェに入った。



そこには既に奈々がいた。



「ごめんごめん!待った?」


「いや、ちょうど今来たところ」


奈々はあれから倉本くんとの間に男の子が一人生まれている。


もう小学三年生だ。



子供ができたと聞いたときは

あの頃とは違って奈々は嬉しそうだった。


私も奈々の子供を凄くかわいがっていた。


顔は奈々に似ていて男の子なのに女の子の様な綺麗な顔つきをしている。

小学校での成績は上から数えた方が早いくらいに頭がいい子だった。



「今度またみんなで家来てよ」

「うん!行くよー」


奈々は母としての先輩であるから、沢山相談を聞いてもらってた。


それは今も昔も変わらないことだけど、

こんな風にお互いが母になって

旦那や子供を連れて遊びに行ったりするなんて想像もできなかったことだ。



この話題はよくこのランチタイムに出てくる。



今となっては笑い話だが、あの時は本当に不安で仕方なかったな。




その度に今あるこの環境が私にとって、どれだけ幸せであるのか実感するのだ。




奈々は倉本くんと結婚して少ししてから仕事は辞めていた。


正直、仕事楽しくなってきたと言っていたのに、こんなあっさり辞めれるものなのかと聞いた記憶がある。


奈々は私にとって、仕事ってそんなもんだったんだなって自分でも驚いた。などと言っていた。


本当のところは当時、朝早くから夜遅くまで働く倉本くんを思って辞めたのだろう。



私も結婚と同時に仕事は辞めていた。



夢であった専業主婦になったのだ。




私達は、なんてことない日常の話を長々としていた。



十年前と変わったことは沢山。



ただ、こうして今も奈々と私は笑い合える。




だからきっとまた十年後もこうして

いれるに違いない。







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