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レッド  作者: kabochan
24/34

これまでもこれからも


真奈美とご飯を食べた日から

一週間ほど経っていた。


真奈美はすっかり元気になった様だったが

しばらく彼氏はいらないと言っている。


そして、趣味を見つけることにすると言い、最近カメラを買っていた。


今度そのカメラを持って海に行くから一緒に行こうと誘われ、約束をした。



私のことを友達と呼んで嬉しそうにしてくれるが

私こそ今更出来ると思ってもなかった友達が新たに出来たことが嬉しかった。


仕事場では今まで通りの関係であった。


そのバランスをまさか真奈美と取れるなんて思ってもいなかった。




そして、今日は奈々と倉本くんと時間が合ったので仕事終わりに一緒にご飯に行くことになっていた。



久しぶりにアクセサリーを多めに着けて

ウキウキしていた。


そして仕事を終え、


私は以前から用意していた

二人へのプレゼントとして買った食器を持って待ち合わせ場所に向かった。



今日は奈々といつも飲む居酒屋ではなく

倉本くんがオススメの焼き肉屋に行くことになっている。


その最寄駅で奈々と倉本くんが

待っていた。


私は小走りで駆け寄った。



私を見た奈々は笑顔で抱きついてきた。


「華ー仕事お疲れー!」

「うん!それより!おめでとう!」


私たちは目を合わせて微笑んだ。



それを倉本くんが優しい笑顔をして

見ていた。


そして私は倉本くんの方を向き

頭を下げた。


倉本くんと会うのは半年ぶりくらいだ。


倉本くんは本当に優しい人で、最初は倉本さんと呼んでいたが、“くん“でいいよと

言ってくれたのがきっかけで、そこから一気に話しやすくなったのだ。



この人となら奈々は幸せになれる。


今まで奈々の彼氏は写真だけの人もいるが全員知っている。


その私がそう思うのだから

間違いない。



そんなことを頭の中で思いながら


私たちは焼き肉屋に着いた。



改めて乾杯をし、プレゼントを渡した。


二人は喜んでくれた。


そして倉本くんがいきなり真剣な顔になり言った

「華ちゃん。奈々のこと支えてくれてて、ありがとね。華ちゃんが居てくれて本当によかったよ。」

「本当ありがとう」

揃って奈々も言う。


私は嬉しかった。


この二人が結婚すること。


「おめでとう!」

「倉本くん、奈々のこと絶対に泣かさないでね!」

私は少し目を細めて倉本くんを見た。


「はい!」


そんな幸せな時間を三人で焼き肉を食べながら過ごしていた。



お酒がいい感じに回ってきた頃、


私は思わず奈々の隣へ行って抱きついて泣いていた。



あの時の奈々の涙を思い出してしまった。



そんな奈々が今、こうやって

笑顔でいてくれてる。



いつも明るい奈々に私は昔から助けてもらってばっかだった。


そんな奈々のことを私は

救えたのかな?


と自分に問いかけても

分からなかったが、

今の奈々の笑顔を見ると、こんな私でも奈々のことを救えたんだと思えた。




奈々は、これまでもこれからも

ずっと大好きな友達。







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