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レッド  作者: kabochan
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華と奈々


お風呂から上がった華は

ソファーに座り携帯を開く。


いつものように連絡は1つも入ってない。

そのまま大好きなブランドに新作が出ていないかチェックする。

最近は直接お店に行かなくても、こうやってネットで洋服たちを見てるだけでも幸せだ。


気づけば40分ほどたっていた。

その時珍しくLINEのマークがでてメッセージが届いたことを知らせる。


誰かと思いLINEを開くと、幼なじみである星野奈々からだった。


奈々とは幼稚園の時からの仲で、中学では同じバスケ部で沢山の時間を過ごした。


地元の友達と未だに連絡を取ったりしているのは奈々くらいだ。


そんな奈々からのLINEには

よく見る文字

「明日空いてる??」の一文だ。


私はスケジュール帳を出しもせずに

「空いてるよー」と返信した。


そのすぐ後、奈々からじゃあ明日また連絡する。とLINEが入った。



友達と会うのは久々な気がして

明日なに着ていこうか、そんなことを考えてはウキウキな気分になった。




朝いつもの様にいつもの時間に起きた華は、

いつもよりお洒落をして仕事場へと向かう。



脱毛サロンである仕事場に着くと、いつものメンバーが既に制服に着替え準備をしていた。


大体みんな同世代で仕事はとてもやりやすい。


「おはようございます」華の声で4人ほどいる女性スタッフが振り向き、「おはようございます」と挨拶をしかえす。


いつもと変わらぬ光景だ。


華に続くように何人かのスタッフが出勤してくる。


「今日なんかかわいくない?」

華の耳元で声をかけてきたのは、同い年の古藤真奈美だ。


えっという表情をする華に真奈美は続けて言う。

「ついに華にも男が現れたか?」馬鹿にしているように言うので、華は少しムッとなりながらも、「地元の友達とご飯行くだけですよ。」と返す。


この古藤真奈美には付き合ったばかりの彼がいるが、その彼以外にも気になる人がいるのだと真奈美本人から聞いた。

確かその前の彼ともそんなこと言って別れてた。


なんでそんなにしょっちゅう好きな人ができるのか華には不思議で仕方がなかった。



仕事は割と時間通りに進んでいくので、淡々と終わっていく。


気づけば帰りの支度をして、早い子は既に帰っている。


「お疲れ様でした」と言う声と共に何人もの仲間が帰っていく。



華は奈々からLINEが来てないか確認すると、

もう既に行きつけの居酒屋で待っているとのことだ。


華は急いで着替え、奈々の元へと向かった。





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