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レッド  作者: kabochan
17/34

華の休日


私は奈々から倉本くんと結婚する報告を受けた。


私は本当に嬉しかった。


今度、奈々と倉本くんと一緒にご飯に行く約束をした。



今日は仕事は休み予定もない。


久しぶりに買い物でも行こうと一人支度をしていた。



そういえば最近ネットショッピングもしてないし直接お店に行くことなんかは凄い久々でなんだかやっと一息つける気分だ。



都内のファッションビルに入り

華のテンションは久々に上がった。


気づけば後一週間でクリスマスだ。



クリスマスカラーに女の子っぽいワンピースにキラキラ輝く靴。



思わず沢山の洋服や靴を買った。



その時だけ私は何も考えずにいられた。



紙袋を両手に持って帰る電車や道に溢れる

幸せそうに歩くカップル。



彼氏が彼女の荷物を持ってあげている光景。


クリスマスは好きだけど、いつもこの季節がくるたび寂しく切ない気持ちになる。



きっと来年も一人なんだろうなと

思っていた去年の予想は見事に当たり、

今年も同じことを予想していた。



男の人なんて街を歩けばそこらじゅうにいるのに恋をすることはなんでこんなにも

難しいのだろう。




家に着いた私は買ってきた洋服たちのタグを取り、一人ファッションショーを始めた。


今日買った服に今持っている服を合わせて

色々な着方を試してみる。



買い物中からこの一人ファッションショーも私の唯一の大好きな時間。



さっきの帰り道ふと切ない気持ちになったことなど、

この洋服たちを見ていると忘れられた。



きっとこれがダメな理由でもあるのかも。



でもこの時間がなくなるなんて考えられないほど。



私は一通り一人ファッションショーを終え

キレイに洋服を閉まっていった。




満足した後は録画していたドラマを見て一人でお酒を飲んだ。



少し前までの休みの日はこの流れが当たり前だったが、今日は凄く久々で


私はホッとした。

この時間の使い方こそ休日だ。



華は幸せな気持ちのまま

眠りについた。




次の日、仕事場に着くと


やはり元気のない真奈美がいた。


「真奈美、最近どうしたんですか?」


「どうってなんもないよ」


「でもなんか元気ないですよ」


「そう?」


「はい」


と会話をしてたとき華は真奈美の首元に痣があるのを見つけた。



「真奈美、ここ痛そう。どうしたの?」


真奈美には敬語とタメ語が混じるのがいつものことだった。



「あー、ぶつけたの」


真奈美が少し照れ笑いをして言う。


「そんなとこそんな強くぶつけるなんて」


私は不思議だったが、


真奈美はそそくさとスタッフルームを出ていった。









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