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レッド  作者: kabochan
15/34

飯塚と小宮さん


私は家に帰るため駅に向かった。


すると後ろから声をかけられた。


「飯塚さん。お疲れ様」

「あ、小宮さん。お疲れ様です。」


私は少し驚いた顔で挨拶をした。



「飯塚さんとは電車の路線が同じなのに、この一ヶ月間、全然会わなかったですね。」

小宮さんがニコニコして言った。

「そうですね。」

本当は私は小宮さんを見かけることは何度かあったのだが、それは言わなかった。


「小宮さんってお洒落ですよね。」

私はこの一言でも言うのをためらうほど、緊張したが、言ってみた。


すると、小宮さんは慌てて手を左右に振りながら

「そんなことないよ。でも洋服は凄い好きだから、そういわれると嬉しいな。」

少し照れた様に言った。



なんだか、見た目は私と真逆なのに話しやすく感じた。


「私とは大違いです。こんなダサい人、小宮さんの周りにはいないですよね。」


ついネガティブな言葉を発してしまった。



「そんなことないよ!友達とか私凄い少ないし、めんどくさいの嫌いだから。一人でいるのとか楽で好きだったりするし。」

小宮さんは苦笑いをしながら続けた


「それに、見た目なんていくらでも変えられるけど、性格はすぐに変えることなんてできないしね。」



「え、そうなんですか?小宮さんって友達凄い多そうです。性格も私なんかとは違って好かれそうですよ。」


「ちょっと、飯塚さん自分に自信なさすぎですよ!私みたい。」



小宮さんが最後に小さく言った「私みたい。」


という言葉が私にはよく分からなかったが、



駅に着き方向が逆だった為

改札で別れた。




ほんの少しだったが小宮さんのことを知れた気がして嬉しかった。



それに、やはり小宮さんは他のスタッフとは違った。



私は今日、小宮さんが言ったことは

上辺だけの作り話だとは思えなかった。



友達など今まで一人もいない私で、

そんなもの要らないと思っていたのが、


小宮さんと仲良くなりたいと思ってしまった。



次、見かけたら私から話してみよう。




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