幻影の森
無能力者、二浄光陽はなぜかエリアボスと戦っていた。
「なんでやね~ん!!!!!」
二浄大ピンチ!?
『知ってるか?最近この近辺のダンジョンにも鉱石喰らい(イーター)が出現したみたいだぜ』···
さっきのアイツの話ホントかな~
イーター···恐いな~
鉱石喰らいとはその名の通りエレメント鉱石を喰らい消滅させてしまうのだ。俺には関係ないがこの鉱石、相当エレメントハンターの間で重宝されているとか···
この近辺といやーかーさんに幻想の森にいってハーブとってこいって言われたんだよな~
アイツが変な話するから恐い、なんていってらんないな···
幻想の森1層
「いや~しかしいつ来てもほんっときれいなとこだよな~ここ。」
幻想の森は四季のダンジョンでもっとも簡単な春のダンジョンで出てくるモンスターも頑張れば素手で倒せるほどだ。
···まぁボスは別なんだけどね♪
「ハーブ~ハーブっとあった!」
…こんだけありゃあたりるだろ
さて帰りますか、いくら敵が弱くても夜は狂暴なのが出てくるって言うしね
···ん? ·····ん?? ···あれは?!
【黄金桃】だ!!!
そう…黄金桃は名前のとおりすごく高く取引されている。
「いやっふ~おひょおひょ%※▽★」
俺は金に目が眩んだ···もっと冷静に考えればこんなことにはならなかったかもしれない···
そう。桃が実は谷を挟んだ向こう側にあるということに···
あっれええええええええ!!??
俺は桜舞う春のダンジョンの奥深くへと落ちていった···
「うーいててて···腰がぁー」
辛うじて俺は生きていた。しかしおよそHP5。石につまづいたら即気絶レベルだ。
「ここはいったい何層だろうか?俺はせいぜい3層くらいまでしか来たことがないが景色に見覚えがない。
その時、目の前の桜の木が真っ二つになった。そして獣のうなり声。
「あ~ナルホド。どおりで層を表す看板がないと思ったー。だってここボスエリアだもん。」
何故か和やかになった自分を殴りたくなった。そうだよボスだよ!?エレメント使い5人くらいで連携をしっかりとって辛うじて勝てる位の相手だよ!
なにを和んでるんだよ!?
『グルォァァアア』「ひぃーーーー」
俺はひたすら逃げた。肺がくるしい。足が痛い。でも気にしてられない。何故なら···
「死っぬううううううーーー!!!」
俺は無能力者だからだ!
さてさて2話どうだったでしょうか?
少し説明臭いところもありますが読んでいただけたら幸いです。
次話から気合いいれてこーかななんて思っとりますので引き続きヨロシク!
誤字、脱字ありましたらお伝えください。感想ももちろんお待ちしております!




