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小説の凄みは、きっとラブレターのそれに似ている

作者: KC
掲載日:2026/05/05



たった数文字で。


最初の1段落(パラグラフ)をちょっと読んでみただけで。


これは! と。


ガツンと衝撃を受け、引き込まれていく。




そこまでじゃなくても、ほんの少し読んで行っただけで感じる。


空気感。


キャラクターの心情。


あ、これ。


この小説、きっと好みなんだなって。


いきなり分かっちゃう、そんな感覚。




そして、読み終えた後の、得も言われぬあの読後感。





そんな小説の〝凄み〟。





これって実は、ラブレターのそれでは?


……ラブレターってもちろん文字の羅列ですから。当たり前かな?





キャラクターやストーリーに覆い隠された作者のメッセージや秘められしテーマ。


それは正に、ラブレターに篭められた「貴方が好きです」と似てる。


メッセージの中身は当然別として。




作者の届けたかった小さな世界が、きちんと読者の中に生まれ出てくる。


鮮やかな感覚として、受け取った側に再現されて行く。そんな大切な過程。


小説で伝えたいのは勿論「読者(あなた)が好き」じゃなく、多種多様でしょうけど。





言葉は全て、受け取り手が理解しようとする甚大な努力と協力が必要。


文章を理解し、自分の内に再現しようという意思の元で成立している。




いずれにせよ読んで貰えるという事は、読者から作者に橋が架けられている。


そこを渡ってくるのが、綴られた言葉と、それに彩られたもの。




でも現実世界で。


ラブレターは、ただそれだけに頼る時点で、相当分が悪そうです。


だって、文章以外も一緒に伝えた方が普通は明らかに良さそう。


上擦った空気の振動、表情、仕草などを添えた方が、きっと心に迫る。




加えて、文章(レター)だけでは〝受け手の協力が得られない〟ケースだって。


つまり、橋が架けられないまま、まともに読まれないで終わる事も。




読み終えて貰って、結果、「貴方が好き」ってちゃんと伝わってる。


これってやっぱり、小説の〝凄み〟と同じでは。




ところで、駄目なラブレターって何でしょう?


個人的には〝自己都合オンリー〟と〝全部継ぎ接ぎ〟の2大巨頭かな?




自己都合オンリー、即ちひたすら自分の事情だけを書き連ねる小説(ラブレター)


そういう方が私は好みって人も、ひょっとしたら居るかな?


でもそれは恐らく、〝先に知ってる他の要素〟が色濃く影響している筈。


だって〝得体の知れない誰か〟が、〝いきなり自己都合だけ〟伝えてくる。


そんなの普通、相手にしたくないような。


(逆に〝先に知ってる他の要素〟が悪影響する事も)




そして、全部継ぎ接ぎは、必ず何かしらの〝軸〟が必要。


よくある台詞や名言を部分的・技術的に組み合わせて使うだけなら良いかも。


ただ何の軸も無く、言葉の上手さだけで偶然読み手の心に響いてしまったら。


その後会ってみようと思った時、「貴方が好き」が全く無かったら。


それはもう悲惨ですよね……。




むしろそこには、書いた相手(・・・・・)すら存在していなかったのかも?


きっと、そう言う事なのでしょう。


ちやほやされている雰囲気にどっぷり浸り、直接会おうとしなければ良い。


その蓋を(・・・・)開けなければ良いだけなんですよね。





因みに私の場合、相手に「貴方が好き」って伝わらなくても全然良いです。


更に「好き」だなんて、絶対直截的に綴らないです。


多分、貴方が好きだから「好かれたい」とすら思ってない。


ただ何かしらの感情、強い思いが芽生えてくれれば、それで良いんです。


永遠に一方通行の片想い。それが良い。それで良い。




小説(ラブレター)によって「私は他の人が好きだったんだ」と気付いて貰えても。


一旦橋が架けられて、何かがちゃんと届いただけで、それだけで十分嬉しい。


最後まで読まずに打ち捨てられなかっただけで、全然マシです。


これって、自己都合の延長線上……なのかな?





そういえばラブレターじゃない普通の小説って、一体誰に渡す物なの?


様々な商業活動(マーケティング)では、俗に言う〝ペルソナ〟を作るそうで。


要するに、適当にターゲット層を想定し、属性などを丁稚上げて考えて行く。


その人が普段何を欲して、どんな風に消費するのかを深く掘り下げて行く。




例えば、流行の雛形(テンプレ)・定型小説が嫌いという意見をよく目にします。


私もあまり好きじゃない方。


でも、安心出来て好き、〝王道〟だって要は雛型(テンプレ)の一部、という意見も。




それって、単にペルソナが違うだけなんですよね。


この小説を一体誰に受け取って欲しいのかという狙いだけの話。


世界中の誰からも好かれるなんて、そんなの到底無理無理!


商業性を考えれば、より読者(こきゃく)の付きそうなペルソナの方が良いに決まってます。


ペルソナを上手く見定めれば、きっと継ぎ接ぎだらけだって何の問題もない。




あと大切な小説(ラブレター)が〝ポスティング〟みたいに扱われたら、悲しいかもしれない。


でも、それも(れっき)とした戦略。


相手をどう探すかという面では、〝瓶詰めの手紙〟とほぼ同じ。


それに、ここ(・・)だって既にポスティング。


中身(レター)の良さとは、レイヤーが違う。




だからやっぱり。


小説の〝凄み〟は、きっとラブレターのそれに似ているんだろうなって。







実はこれ……全部人工知能(えーあい)さんに書いて貰ったんですよ!


って言ったら、どう思います……?




うっそでーすw d(*´∀`*)b




全部自作ですよコンチクショウ!


端末古過ぎて、Web版すら使えないからね……悲しいね!

(´;ω;`)




なお私は小説(ラブレター)はほぼ書きません。


こうして適当な日記(ぼやきエッセイ)ばっかり。


遺言型(?)が表に1つ出てるきり。


一応次のも書いてるけど 相続相手(ペルソナ) をさっぱり考えてなかったよ……(>_<)


しかももう()(かん)(ぴん)資産(メッセージ) も一切ねぇ。我ながら書いてる意味ある?




あと、やたら精度の高い「無限の猿定理※」君。


目下 "軸" を入れない粗製乱造のスパム状態で、どうなるんでしょうね。


※無限に猿にキーボード叩かせたら、シェイクスピアも書き上げるとかどうこう。



でもその先の、更なるクオリティアップと当然の下支え(ゴースト)は、きっと見えてる未来。


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― 新着の感想 ―
KC様、『小説の凄みは、きっとラブレターのそれに似ている』というタイトルの掴み、強烈なインパクトありますね。 小説を読んで、凄みは余り感じない感性の乏しい人間ですが、やはり、これだけ生きてきて、たま…
ちょうど連載たたんで 次どうするか爆死しながら悩んでたので 参考にさせてもらいます 次は空気感で攻めてみようかな〜 (-ω☆)キラリ
KCさんらしいエッセイだなと思いました。とても優しい言葉で紡がれていますね。 そういえば僕が今まで生きてきた中でラブレターを書いたことってあったっけ……と思い返しました。 んー……ん?……ん〜………
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