水族館と、君の違和感
あの時、違う選択をしていれば――。
そう思ったことはありませんか。
これは、自分の選択を後悔した男が綴る、記録の物語。
帰宅後サツキから連絡がくる
[何時集合にする?]
[俺は何時でもいいよ]
[もぉ~、あんたってばいつも適当ね]
俺はサツキが頬を膨らませながら怒っている姿が簡単に想像できる
[でもいいわ、なら8:30駅前のコンビニ集合でどう?]
[わかった]
俺はそっけなく返す
[あんたって愛想ないってよくいわれない?]
俺は図星だった
[よくいわれるよ......]
[でしょうね]
即答されたが返す言葉もなかった
[明日早いしもう寝るな?]
[え?]
[どうした?]
[いや何もない]
学校と一緒で少し様子が変だった
[おやすみ]
と打つと同じように
[おやすみ]
と返信されたのを見て俺は眠りにつく
ーー翌日
約束の時間30分前に駅前についたが......
「おはよう」
そう声を掛けられ驚いたが、振り返るとさらに驚く
そこにいたのは
白いブラウスに膝丈のスカート。シンプルなカーディガンを羽織ったサツキは、いつもよりどこか柔らかい雰囲気だった。
(私服、こんなにもかわいいのか......)
「はやかったじゃない」
「まぁ、女子を待たせるわけにはいかないから早めに行こうと思っていたけど」
俺はサツキと目が合わせられなかった
目を合わせないように少し下を向いていると彼女は顔をのぞかせる
「ほら、行こっ?」
そういわれると彼女は俺の手を引きどこかに歩いていく
「どこ行くんだ?」
俺は平常心を装いながら聞く
「秘密」
彼女は俺の手を引きながら電車に乗る
「遠出?」
「まぁ、そうね」
「ほんとにどこ行くの?」
「ついてからのお楽しみよ」
「なんで俺を誘ったの?」
サツキは少し驚きながら言う
「え、えと......暇そうだから?」
俺は疑問に思いながら聞く
「それだけ?」
「そうよ?悪い?」
少しだけ間があった。
……何かを隠してるような、そんな間だった。
電車のアナウンスが入る
『つぎはぁ~水族館前』
俺はそこで行き先について知る
「水族館?」
「水族館行ったことないでしょ?」
俺は驚いて聞く
「そうだけど、なんで知ってるの?」
彼女は平然と返答する
「前に友達と話していたのを聞いてね......海の生物に興味があるんでしょ?」
「まぁ、多少はな」
電車を降り、駅のホームを出ると目の前にはガラス張りの建物があり、中から青い光があふれ出ている。
その光は、ゆらゆらと揺れていた。
チケットを買い中に入ると
「うわぁ、綺麗だなぁ」
俺は思わず目を輝かせた
ふと気になりサツキの方を見てみると水槽の中を、見入るように見ていた
「そんなに魚好きだったのか?」
「綺麗だし、かわいいし......」
「私も魚みたいに自由だったらなぁ......」
「魚も意外と自由じゃないかもよ?」
サツキは驚きながら聞いてくる
「それは、どうして?」
俺は答える
「魚も人間たちに乱獲されたり、捕まって展示されたりしてるじゃん」
「だから、人間が一番自由なんじゃない?」
サツキは納得しているようだった
水族館の中にアナウンスが響く
『30分後に当館名物のペンギンの散歩ショーが始まります、無料で見れるのでぜひ見て行ってください』
サツキは目を輝かせて言う
「セツ、行こっ?」
(なんか、今日はかわいいな......)
サツキは俺の手を引いてペンギンの散歩ショーを見に行った
俺は心臓の鼓動がうるさくて何も考えられなかった
ペンギンの散歩ショーが始まるや否やサツキはスマホで録画する
「一回しか見れないかもしれないからね」
その言い方は、どこか少しだけ重たげだった
俺は疑問に思い聞く
「また来たらいいだろ?」
そういうと彼女はなぜかうつむいて、悲しそうにしていた
「そうね......」
録画しているスマホの画面が、ふと目に入る
どこからか通知が来ていた
それを見たサツキはさらに顔を暗くした
今回は前回話していたデート回です!
サツキの衣装とか、ほんとにかわいいっぽいから、自分に画力があれば描きたかった……。
最後の通知、一体サツキの身に何が起きたのか……。
今は忙しくないし、モチベも高いので、続きが出る可能性大です!
初心者ですが、どうぞ応援よろしくお願いします。
皆様の応援が、自分のモチベーションにつながります!




