前へ目次 19/19 『如月令嬢は銀のおたまが凍る洋館を温めない(下)』表紙 自らの揺るぎない意志を誇示するかのような、凛とした厳格さと冷ややかさを湛えています。身に纏っているのは、深い森の深淵を思わせる濃厚なネイビーのAコートであり、華奢な肩から腰へと吸い付くような完璧なフィット感が、裾に向かって優雅に広がるシルエットの美しさを際立たせています。ブラウスは余計な装飾がなくシンプルです(本編では首元までしめてます。)。重厚な質感との鮮烈なコントラストが、中世ヨーロッパの貴婦人を彷彿とさせる高潔な品格を完成させています。