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side記者 ー 1 最上照美編

【Side記者】


「本日は取材に応じていただきありがとうございます」


 今回、私が取材をする相手は、大手会計事務所の新人と言う。

 あまりパッとしない肩書きの女性である。


 ただ、彼女をどうして取材することになったのか?それは、彼女の話を聞いた記事を読んで理解していただこうと思う。


 彼女の名前は最上照美さん。今年24歳になる方でした。


 顔は童顔で身長が少し低めの女性です。

 身体の凹凸が少ないため男性からの受けが良さそうな雰囲気です。

 現代の男性は自分よりも、弱そうで女性らしい特徴が少ない方の方がモテる傾向にあるため、あまりボディーラインが強調されている方は好まれません。


 ですが、テルミさんは、とても現代男性の好みにマッチする容姿をされているモテ女だと思います。


 ご本人も、「よく学生さんに間違われてしまうんです」と笑っておられました。

 ですが、彼女はちゃんとした社会人なんです。


 社会人二年目で、大学時代にストレートで会計士の資格に合格した才女であり、大手会計事務所にトップ合格されております。


 最近は仕事にも慣れてきて、プライベート共に充実した日々を送っておられるそうです。


 さて、ここからが本題です。

 どうして私が彼女の取材をするに至ったのか……それは彼女が現代のドリームレディーと呼ばれている女性の一人だからです。


 ドリームレディー……まぁ分かる人は分かると思いますが、男性が少なくなった世の中で、男性と結婚した女性のことを言います。

 彼女は、19歳のときに旦那様からプロポーズをされた人妻なのです。


 やっぱりモテ女なのか?!と叫びたくなる女性の皆さん……甘いです。


 彼女がただの旦那さんをもらっていただけであれば、私どもも特集記事を組むことはありません。


 彼女の旦那さんこと……今や伝説となった【邪神様】なのです。


 この記事を読まれている方は、私の文章を見て目を見開いていることでしょう。


【邪神様】は、活動期間、足った二年で引退した伝説のアーティストであり、7年の時が流れても今なおnewtube再生回数世界ランキングダントツの一位を更新し続けています。


 そんな【邪神様】は一時期、正体不明と言われていましたが、【邪神様】タワーと言われる都市開発を行ったことで正体が明るみに出ました。


 東堂麗華様を正妻に迎え、何億円するのかわからないタワーマンションを中心とした街を作り上げた人物。


 それが【邪神様】こと……黒瀬夜様です。


 そのお顔を一目見たいと……連日、【邪神様】タウンへ入り込めないかとハイエナが生まれてしまうほどの有名人です。


 その、【邪神様】の奥様である最上照美さんに今日は取材をさせてもらったのです。


 ドリームレディー中のドリームレディーです。


 すでに仕事をしなくても大丈夫なテルミ様ではありますが、【邪神様】の金庫番として、資金管理を一手に担うため会計士の経験の積まれているそうなのです。


 そんなテルミ様へ私は禁断の質問をしてみることにしました。


「えっ?一夫多妻にどう思うかですか?うーん、実際に体験してみると案外悪くないですよ。あ〜私の夫には複数妻がいますから」


 私の質問へ快く回答してくださったテルミ様。


「そうですね。夫の奥さん全員と仲良しなんです。

 喧嘩しないのかって?うーん、しないこともないですけど、今の世の中で女性を好きになってくれる男性は貴重ですよね。

 私たちがケンカをして夫に嫌われてしまえば本末転倒ですから。ケンカなんて意味がありませんよ」


 これが人妻の余裕なのか?!彼を手離さないため、愛されいる実感があるからなのか、終始笑顔で男性や他の女性への配慮まで出来る素敵な女性でした。


 最後の質問として……女性ならば、誰もが聞きたいあの質問をしました。


「夜はどれくらいの頻度で?」


 あ~恥ずかしい。口にしている私も恥ずかしい。

 でも、知りたい。聞きたい。聞かずにはいられない。


 昨今の男性は、月に一度もあれば多い方だと言われています。

 それでも精力剤を飲んだり、どうしても気分が向かない男性も多いのです。


 ですが、あの【邪神様】です。伝説では、日に16回したこともあると言うのです。

 それは伝説だとしても……皆さん知りたいですよね?


「えっ、よっ、夜ですか?うーん、内緒ですよ」


 そう言って私の耳元で小さく。


「えっ!週に一回!!時には他の奥様と一緒に週二、三回!!!」

「声が大きいです!」

「すっすいません。でも、それって毎日違う奥様と……」

「そっ、そういうことです」


 私は目の前が真っ暗になりました。


【邪神様】の伝説は本物でした。


 男性は毎日せっ○すが出来る生き物でした!!!


 以上、記者名無し

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