プロローグ
はじめまして、そしておはようございます、こんにちは、こんばんは。作者の豆腐です。
初見さん……いきなりですがこの作品は、主人公がこの世界にある幻葬士という職業(所謂、魔物とテロ専門の軍人みたいなものです)で活躍し過ぎてしまい上司に図られて無理矢理、昇進させられてしまったところから始まります。
そんな特徴的な始まり方ですが、どうぞお楽しみください。
では、よろしくお願いします。
ーー
11月4日 ボリュームアップの為、改訂。
「嘘ですよね?」
「事実だ、大人しく認めるんだな」
ここは、とある組織の建物の中。そこの一角にある会議室を貸し切りにして、2人の人間が言い争っていた。
「なんで俺が昇格なんですか⁉︎」否定の言葉を声を荒げながら発した人間の顔を見れば、どうしても嫌だ。そんな風な心情までありありと表現されていた。
「冗談を言うな、自分がどれ程の功績を挙げてきたか知らない訳ではないだろう?」もう片方の人間は涼しげに、どこか遠くを見ながら呟いた。ヒラヒラと片方に手を向けて振っているあたり、諦めろと伝えたいらしい。
「だからといって、十二秘奥はないですよ⁉︎」組織の中で新たに作られることになった部隊の名前がそれだった。
「とっとと受け入れて仕事しろ、連れて行け」いよいよ、聞いているのも面倒くさくなった。これなら無理矢理どかした方が楽だと考え、指示を出した。
「は、了解しました」忠実な部下が現れ、口を荒げる人間を無理矢理どかす。
「ふざけんなぁぁぁぁぁああ、後で覚えてろ糞上司ィ俺はお前を許さn」
バタン
「よろしかったので?」
「構わん、あいつなら問題ないだろう」
「それもそうですね」
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上司の手によって、中々に最悪。と言わざるを得ない昇進を言い渡された俺は夕暮れに染まる道を歩く。
近くに公園でもあるのか、子供の声が聞こえてくる。無邪気な声が余計に、自分の歳を感じさせ一抹の虚しさを覚えた。
自宅へと帰る道すがらため息をついた。
「なんでこうなるかなあ」
自宅への道を進む俺は、どうしてこうなったのかを自分が転生してから振り返っていた。
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