第四話 強制的に
「いやいやいやいや、そんな簡単に言われてもどうすればいいの!?どうやってそこにいたったの!?」
「イヤー、だって妖精王いないし、探すのめんどくさいッスから。それに人間に女神様の事を教えたくないッス」
「個人的な理由っ!?」
もっとちゃんと理由があるはずでしょ!
「えー.....そうだっ!ていや!!」
ノワールがそう叫ぶと、ゴチンッ!とおでこ同士がぶつかった。
「イタタタ.....」
以外と強い衝撃を不本意に食らってしまい、よろけてしまう。
「これで完了ッス!」
ノワールが目の前でガッツポーズをとっているのが見えた。
すると、目の前にヴィンドウが現れた。
《称号『妖精王』を獲得しました。》
機械のような人の声が聞こえた。
ん?もしかして...勝手にさせられた?
私が口をあけて放心状態になっていると、ノワールが煙に包まれ、徐々に大きくなっていく。
私の腰辺りまで大きくなった煙が晴れると、小学一年生ぐらいの子がいた。
金髪でカチューシャをつけていて、可愛い女の子がいた。
可愛いと思
「どうッスか!!」
「あ、そこは変わらないんだ...」
「そうッス!」
「でもどうして、そんな姿に?」
「契約したからッス!あ、ちなみに魔力の大きさによって変わるッス。あっ、ちなみに魔力はMPの事ッス」
「へぇ。あれ、でも私の魔力で大丈夫なの?」
「大丈夫ッス。妖精王の称号があるッスから。」
「なるほど。」
「聞きたい事があるんなら聞くといいっスよ。」
「じゃあ、ここどこ?ノワールって何の種族?」
「ここはリューネの森で、あたしは妖精ッス。」
「へぇ。リューネの森って?」
「人間達が名付けた名前ッス。」
「そっか。じゃ、これからよろしく。」
「はいッス。」
私達はがっしりと、手を握った。
動くまで結構時間がかかるかもしれません。