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異世界で王様に頼まれました。  作者: 香月 陽子
第一章 始まり
3/4

第三話 ノワールとの出会い

私はとりあえず、服装を調べる事にした。いつのまにか服装が変わっていたからだ。世の中不思議な事もあるもんだ。

今の私の服装はピッタリとフィットしていた。コワッ.....ゴホンッ 気を取り直して調べる。

白いのシャツの上に揺ったりとした袖のある青い服を着ていた。その上に丈夫そうなベストを着ており、裏側が緋色の白いマントを羽織っていた。スカートを履いていて、色は紺色。黒いタイツにブーツを履いていた。服には金色の糸で刺繍が施されていた。


ベストの腰辺りに、ベルトが巻かれていた。そこには、ポーチが着いていてあまり目立たない色をしている。


手を動かしてー、ジャンプ。動きやすい。


「スイマセーン」


「ヒィッ」


少女の声が間近で聞こえ、悲鳴を上げた。


「わっ!?ちょっとうるさいっス」


「え?ご、ごめんなさい....」

可愛い声に似合わない話し方で話しかけて来たので思わず謝る。


「分かったらここから出すっス」


「ど、どこから?」


「どこって、ポーチからっスよ。」


「ええ!?」


「はーやーくー」


「あ、ああ、うん」

しどろもどろになりながらポーチを開く。すると、そこから金色の何かが飛び出して来た。


その金色の何かは、私の前で止まると自分の姿を見せびらかすように胸を張った。(張れる胸もないが。)

目の前には金髪ストレートヘアーの小さな少女がいた。手のひらサイズ。頭にバンダナのようなカチューシャをつけていて、綺麗な模様で真ん中に黒色の宝石が埋められている。

そして腰に手を掛けながら、偉そうに


「あたしの名前は、ノワールッス。」

相変わらず変な話し方で名乗った。


「ノワール?」


「そうっス。直々に"闇の女神様"に付けてもらったんスよ!」


"闇の女神様"って誰だろう?


「アンタの考えていることがわかるッスよ」


「なん....だとっ....」


「アンタはあたしのこと可愛いと思ってるッス!!(ビシッ)」


...ビシッとされても


「.......プッ」


「ちょっと!何笑ってんすかッ!」


「だってそうだけど、そんな堂々と」

笑うのをこらえるのが大変。


「なっ.....じゃあ何すかッ!!」


顔を真っ赤にしている。可愛いなー。


「あのね、聞きたいのは、"闇の女神様"についてなの」


「な!し、仕方がないっすねー!分かったッスよ。ただし条件があるッス!」


「そ、それは....?」


「妖精王になるッス!!」


「.....へっ?」




コノコ、ナニユッテンノ?


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