第二話 ココドコ?
沈んでいた意識がゆっくりと浮上する。
見上げた景色は緑で囲まれていた。恐らく辺りは木で囲まれているのだろう。そんなことを思いながら上半身を起き上がらせると、風がちょうどいい温かさで吹いており、思わず手を上げ、背を伸ばす。
「んーっ風が気持ちいいーーーっ」
そんな独り言が出る。
「...ってそんな場合じゃない!!」
ハッと思わず叫びながら辺りを見回す
ココドコ!!
いきなり足元が光って意識がぶっ飛んで目を覚ましたら 辺りが森って、...ふざけんじゃなーーーい!!てゆうか服が変わっているんだど、ナニコレ!
はぁ.....はぁ.....
思わず息切れするほど、一息で言ってしまった。
「....ん?」
目の前にフヨフヨと浮かぶ透明な板があった。
これは、ゲームでいう『ステータス画面』?とやらですか?半透明で、実にシンプルな板。
好奇心で少し見てみることにした。
えーっと なになに...
《ステータス》**********
名前:木ノ下 舞 歳:二十歳
種族:人族 職業:《未選択》
レベル 1
HP:12 MP:16
攻撃力:8
魔法攻撃力:12
防御力:8
魔法防御力:10
スキル:鑑定 創作 お取り寄せ(ショップ) 異世界言語(全)
称号:異世界転移させられた異世界人
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《職業:未選択》?選べたりするのかな?それに、スキルってなんだろう?まぁだいたい見当が付くけど.....
って、言うか日本語じゃないのに読めるんだ。この《異世界言語》って言うスキルだろうけどね。
まぁ確認しながらこの森を抜けないとね。
でも、ここってどこなんだろう?
「はぁ...嫌な予感しかしない....」
私は溜め息を付いた。
アドバイスがあれば、お願いします。
主人公めっちゃ焦ってます。なのでわからないところがあったら、教えてください。