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日々において、解放と単調。

作者: 語り手
掲載日:2019/06/13

二篇から成ります。






☔️『解放』

 


 混む電車の窓より

 久々に『良い雨』を観て興奮した

 鳴る天上と淡い視野

 しかし完全な曇天ではない

 所々青空が見えた

 背負っているリュックを地面に

 陰気な前髪をかき上げて

 太く連打する雨のなか

 駆け出したい

 ただそれだけで

 嗚呼、快感。

 その時、雨は既に小降りだった。

 

 電車を降りて 改札を抜ける

 青い空の下に 傘を広げると

 風に気づいた 解放とは何か

 考えて道行く 一人の高校生

「本当の解放とは非日常では無く

   日常に見出だすからこそ意味を持つ」

『良い雨』はたまに町にやって来る。

 

 




    ☔️♪☔️♪☔️♪☔️♪☔️♪☔️


 




♪『単調』

 


 つまらない歌が好きだった

 初めて聴いて良いと思える歌より

 そういう、なんと言うか

 初めて聴いて印象に残らない歌が、

 

 一人の夜

 何も手に付かない夜

 決まって聴きたいのはそんな歌だった

 感情が希薄で

 サビが何処かも分からない

 そんな歌が好きだった。

 

 ボーカロイドであれば尚も良い

 普段滅多に聴かないが

 何故だか急に求めることがある

 多分、無情の声にふさいだ心が

 適合性を持って

 共鳴するからかも知れない

 因みに、僕はボーカロイドが嫌いだ

 でも、好き嫌いは究極的に

 何の効力も持たないものだった。

 

 やっぱり僕は

 つまらないうたを書いている。

 

 




有り難う御座いました。

良かったら、ご感想、ご評価の程宜しくお願い致します。

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