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新居

 この森はとにかく危険だ。

 危険な時間帯は夜だ。

 火を起こしていても近づいてくる魔物がうようよしている。

 そもそも落第生徒であるカムイが一人で悪魔の森に入るだけで危険なのだ。


 幸い魔力暴走のおかげでそこまで睡眠を必要とはしない。だが二時間程度寝る場所が必要だ。


 どこかいいところはないか?


 狩りの合間に辺りをうろうろしている。


「おっ! こことかなかなか良いじゃん!」


 洞窟があった。

 入ると奥行は申し分ない。

 だが、高さと広さに不満がある。


「後で掘削しよう」


 すり潰すと塩のような香辛料になるムケラル草や上等な肉のロードラパンの干し肉を入れておく坪なんかが欲しい。


「土系の魔法の構築ってこうだっけかなぁ……? 《目覚めよ》《地念》《シリングブロック》」


 第二階位魔法を試しにやってみようとするが多分無理だろう。魔法学校時代に何度やろうと試みても使えなかった。

 しかし、


「あ、あれ……?」


 目の前で壺が生成できた。めちゃくちゃレベルアップしてるな俺。


 発動できる魔法がどんどん増えている。


「やっぱ学校なんかじゃ俺の潜在能力を全然引き出せないんじゃん!」


 新居もできたし、なかなか快適だ。

 俺は木をソファの形に掘り、洞窟内に運んだ。


 もちろんバカ重いし、打製石器で素手でやっていたらものすごく時間がかかるので禁魔法第三階位、《ストラーノアーム》で無数の腕を使い造った。


「ふーっ」


 俺は流れる汗を拭いた。


  打製石器かーうーむ。磨製石器をすっ飛ばそう。せっかく俺は火の魔法が使えるんだ。

 鍛治をして鉄で刃物を創ろうかな。


 藁のベッドに寝て狩った魔物の毛皮を被る。

 その結果に気を良くした俺は久々に心地よい眠りについた。


 翌日。


「うーん。良い目覚めだ! さー今日も張り切ってやってこー!!」


 鳥獣種の魔物の鳴き声と共に俺は朝日を浴びながら伸びをした。


 魔法を連発するのも訓練になるし、弱い魔法が習熟すればよりその上のレベルの強い魔法が習得できることもある。

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