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状況確認よしっ戦力確認よしっ

 

 それから少しして外の広場でナーディ、メイナードたちがみんなの前に立つ。

 それを囲んでの作戦会議が始まった。


 かがり火の炎がぱちっと火の粉を飛ばした。


 魔術師だけでなく騎士や兵士など鎧でがっちりと身を固めた者たちも集まっている。

 人数は二割が魔術師で八割がそれ以外だ。


 なぜか王様が座っているような椅子が用意されていて、それに着物姿の幼女が偉そうに座っている。

 ファンタジーの世界にしか存在しないような見目麗しいロリだ。


 でかい玉座と小さな身体がアンバランスだ。


 ミニの着物から伸びた脚を組んでいる。


 ベストを着た尖ったあごひげを生やした男が喋り始めた。


「私はエルファ領、領主アラン・テスタバーグだ。みんな本当によくここまで戦ってくれた。あの急に現れた飛龍に対しよく対処してくれた。領主として礼を言う。ありがとう」


 ルミナの父親の姿を数年ぶりに見る。

 数年前とまったく変わらない白髪の偉丈夫。

 確か50代も後半の歳だったはずだがその肌は20代のぐらいのように若々しい。

 領主なのに最前線に来ているんだな。


 わぁぁぁと歓声が起こる。


 歓声が止んでからメイナードが話し始めた。


「えー……明朝行う討伐作戦についての作戦会議を行う前に、増援に来てくれた人のために事件の起こりから説明しようと思う」


 それが一番聞きたかった。

 今一体どういう状況になっているのか。


「事の始まりは三日前だ。ここにおられるエルファ領の土地神であるアルファンデル様が我らの領土への飛龍の侵入を感知した。

 アルファンデル様が侵入からいち早く単身で挑まれた」


「うむ。わらわが颯爽に瞬間移動の大魔法でびゅひゅーん! と誰よりも早く駆けつけてやったわ。首都からここまで数十kmあるがな。その距離を一瞬で移動で移動できる黒の第八階位の大魔法じゃ。《シーンクルセルヴァルツ》という。すごいであろう」


 ふふん。と自分の功績をアピールするロリドラ。


「アルファンデル様が即座に動いてくださったおかげで工事現場の被害を抑えることができた上に飛龍のその後の進行により発生していたであろう村や街への被害も防ぐことだできた。素晴らしい功績ですアルファンデル様」


 メイナードが恭しく礼をする。

 拍手がまばらに起こった。


 彼女に対する拍手の少なさはなんだろう。

 周りを見ると彼女に対して恐れを抱いているような素振りを見せる者が多数いた。

 第八階位魔法なんて強力な力を使える人外だものな。


 メイナードが続ける。


「アルファンデル様の力を持ってしても倒しきれない、あの飛龍を我々はSランクモンスターと認定した。

 古書に残っている資料を元に悪魔の森の主だと推測できた。なぜ悪魔の森の主が自分の領地を出てここまで来たのかは分かっていない」


 メイナードは眉間にしわをざっくりと刻んで話す。


「それから遅れて近隣の冒険者ギルド支部などから手練をここに集結させた。そこからはアルファンデル様を中心にみんなで戦った。

 みんなの勇戦により浅くない傷を負わせることはできた。

 だが、主戦力であるアルファンデル様と魔術師たちの魔力の大半を消費し、結界魔法での時間稼ぎへと移行することにした」


 魔術師も戦士もかなり高名な人達が戦いに参加してるっぽい。

 にも関わらずかなり劣勢ムードだ。

 冗談とかじゃなくてエルファ領壊滅の危機の感じにみんなけっこう暗い。


「大丈夫じゃっ。実はとっときの魔法がある。第七階位黒魔法のすごい魔法でな。これを使えればわらわ達の勝利じゃ」


 それって自分の命と引換えにするという魔法か。

 かかっ。と笑顔のアルファンデル。

 暗いムードを察してみんなを元気づけるような健気さを垣間見る。


 メイナードは説明を続ける。


「あの飛龍は現在沈黙。我々は一度体制を整え、明朝ワイバーンに対して攻撃をしかける」


 メイナードはテーブルの上に戦争映画とかでよく見る地図と配置されたコマを指した。


 作戦は要約すると総攻撃なのだが、戦士や騎士と魔術師が適材適所でコマで配置されている。


 俺は後方での支援魔法と火力を一応両方任された。

 主に支援魔法で最前線をサポートをして欲しいとのことだった。


 そして魔術師には護衛がつくのだが、俺には四人ほどの護衛がついた。


 作戦会議は終わった。


 だいたいざっと見渡してここに集結した人達の強さを数値化してみる。


 監獄脱走時の俺が30点とすると……。


 アルジェント白魔法学院の連中だと、

 キュナイカが50点。

 セナンが45点。

 クリスティーナ53点。

 トロイが48点(黄金魔力込み。黄金魔力無しなら25点)

 ダヴィド48点。

 パウルス40点。

 エドモン53点。

 ジャン41点。


 ペーリィコージャが200点。

 ペーリィコージャ討伐前の俺が100点。


 討伐後に力を吸収して400点くらいに強くなった。


 ラタトスク・グリフォン120点。


 レムリー32点(結界による防御力のみ高いと予想)


 アラン40点。

 ナーディック58点。


 白兵戦組の平均がだいたい35点。強さはばらばら。

 戦士で一番強い人。 70点。

 騎士団で一番強い人もそれくらいだ。


 正直詳しくないので戦士組は魔法使い組より戦力が測りづらい。


 あと数値は相性とか本人の状態とか環境要因とかで変わるだろう。


 魔術師ではオーガスト・テスタバーグが100点。

 彼もテスタバーグ家だ。彼は容姿がアランに一番似ている。アランが異常に若々しいのでこの二人が兄弟と言っても通じそうだ。


 メイナード105点。たぶん第五階位魔法は使える。この二人がここに集まった俺を除く人間のツートップ。


 アルファンデルが1000点。

 文句なく最高ランクの魔物。


 ディエス・ワイバーン1250点。一国を滅ぼせるレベルの魔物。

 

 で、今の俺の強さが悪魔の森最奥部付近の戦いで1300点ぐらいまで強化された。

 俺はこの世界でもう人間最強だと思う。


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