第8話『おかん。それ、本物の魔王や。』
神様のとこに行ってから2日が経った。
それまでは王国の特産品を見たり、おかんへのお土産を探したり、スキルの確認などをしていた。
王国の名前の通り、ミスジが美味しかった。
そして今日、ミスジ王国を出て、ホルモン王国に行こうと思う。
実は、創造で探知スキルを作って勇者の現在地を調べると、
物凄い速さでミスジ王国に向かって走っていた。
それで到着するのも時間の問題なので今に至る。
ついでに創造で、ゲームみたいに、マップを
視界の端の方につけておいた。
これの機能が凄い。
任意で目を瞑ると全体マップが見れてピンとかも打てる。
神様からこのスキルを奪っt.....もらったけど、
創造マジ使える.....神様ありがとう。
もうこれ無しじゃ生きてけない.....まぁあった方が楽だなーっていうくらいだけど。
とりあえず急ごう。もうすぐ王国内に入ってきそうだ。
「よし、皆。今すぐ行こう。
早くしないとあの勇者が追いかけてくるぞ。」
「はい!!!!急がないと本当にやばいですね!!!!」
『モモもあの変な人にがてーいそごーご主人様ー』
こうして全員意見一致ですぐに転移した。
その頃輝之は.....
「どこだぁぁ!!どこにいるぅぅぅ!!早くあの快感をもう一度!!」
キモさがさらに増して、ミスジ王国の王都に入ろうとして門番に止められていた。
「あんた何者なんだ!身分証も出さずに入らせろとしか言わず、
おまけにキモ過ぎるし。誰がこんな変態を王都に入れるか!」
「俺はただあの快感をもう一度味わいたいだけなんだ!!お前にそれは出来るのか!!」
「しらねぇよ!マジでキモいから近づくな!これ以上近づいたら斬るぞ!」
「じゃあ斬って俺に快感を味あわせてくれ!!」
「うわぁぁぁ!」
ザシュ!!
「マジで斬っちゃった。やばい。あ、でも忠告はしたし、なんかスッキリした。」
「あんまり気持ち良くなかったなぁ.....」
「え!?なんでお前生きてるの⁉︎斬ったよね⁉︎完全に死んでたよね⁉︎」
実は輝之は、そっちではあるが、一応勇者なので、
勇者の加護的なやつで回復力が凄くて斬られたが3秒ほどで、
斬られた傷が治っているのだ。竜に踏み潰されても7秒くらいだ。
なのでその驚異的な回復力とスキル『菩薩の心』で、
称号『全ての扉を開きし者』を、わずか半日で手に入れたのだ。
そして門番は変神にいろいろなことをされ、門番から門番に進化し、
王都に入るのを快く許可してくれて、
輝之は見事に、既に蓮のいないミスジ王国の王都に入れたのだ。
輝之がそれに気づくのはもう少し先である。
そして、輝之はギルドに来ていた。全裸で。
「きゃぁぁぁぁ!!!!!!」
女性のギルド員は悲鳴をあげた。
「うわぁぁぁぁ!!!!!!」
男性のギルド員も同じく。
輝之はゴツそうなハンターたちに囲まれた。
「おい兄ちゃん。よくそんな格好で居られるな。追い剥ぎにでもあったのか?」
「いや、好きでやっているだ。」
「なら、捕まえさせてもらわねぇとな」
「なっ⁉︎それも少しそそられるなぁ.....
しかし、今はそれ以上のあの快感を体が求めているのだ。はやく蓮の居場所を教えろ。」
「蓮って言うのはしらねぇけどお前マジキモ過ぎるからとりあえずボコるわ。
おりゃぁ!!」
「ブフッ! 少しゾクッとしたぞ。っもっと殴ってくれ!!」
「キモいんだよ!!」
それから3分間ほど殴られ続けた輝之であったが、
やはり勇者の加護的なやつで無傷であった。
「なんだコイツ⁉︎不死身かよ‼︎」
「じゃあ俺のターンだ。」
それから5分間後、輝之の同類が増えたのであった。
ギルド内が騒然とする中、ある男がギルドに入ってきた。
「輝之ぃぃぃぃ!!お前を連れ戻しに来たぞぉぉぉ!!」
「団長!!俺は、蓮にもう一度あれをやって貰いたいのです!!」
「それなら俺を倒してから行けぇぇぇ!!」
「分かりました。では行きます!!」
こうして、輝之と団長の変態頂上決戦が始まったのであった。
蓮達は今、蓮の実家の居間でお茶を飲んでゆっくりしている。
蓮達はあの後、ホルモン王国に着き、宿を取り、
そろそろおかんのとこ行こうかな、と思い、
モモやサンを連れて皆で行くことになったのだ。
「なぁ、やっぱり異世界ってすごいな。こんな可愛いスライムとか、いかにも魔王みたいなモンスターとかおるんや。」
「おかん。それ、本物の魔王や。」
「へぇー。そうなんや。」
「リアクション薄っ!!」
「だって、あんたがいきなりカリスマの塊と消えた時点で、
めっちゃびっくりしとったし。まぁその時に、異世界かな〜って思ったけど。
カリスマの塊が消えるとか、勇者召喚しかないやん。
あんたも一緒に消えたなら、
絶対その召喚のやつに突っ込んで行ったことぐらいしか思いつかんわ。」
「おかんマジで今どこまでわかってるねん。」
「えーと、あんたが無双して、勇者壊れて、めんどくなってるぐらい?」
「同時進行やん。」
「で、どういう風に壊れたん?」
「とてつもない変態になった。」
「やっぱそうくるかー。」
おかんはなんとなく輝之を嫌っている。カリスマの塊と呼ぶくらいには。
だから、思い通りの結果になって嬉しいようだ。
「この子達に、この世界紹介する?」
「せっかくやしそうしようかな。」
「その次は、うちを異世界連れてってや」
「わかった。これ終わったらな。」
「よっしゃぁ!!」
「今日1番テンション高ない?」
「気のせいや」
モモとサンは空気になりかけていたところを、
おかんによって助けられ、尊敬の目を向けるのであった。
そして蓮は、皆にこの世界を満喫してもらおうと色々考えるのであった。
感想などもよろしくお願いします。