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解体スキルで無双してみた。  作者: れぇぇぇ
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第5話『おかんがめっちゃ順応してる.....』

 俺は、進化した転移で、サンを連れて王都に戻った。

 そしてギルドに報告しに行くと.....


「早過ぎだろ.....」


 ドン引きされた


「とにかくいろいろ聞きたいのだが、その物凄く威厳がありそうなのに、

 尊敬の目をお前に向けているのは誰だ。」

「あ、魔王です。」

「え.....」

 バタッ!

 あまりにも驚いて気絶してしまったようだ。

「蓮さん‼︎‼︎ちょっと僕にやらせて下さい‼︎‼︎」

「お、おう。」

「ありがとうございます‼︎‼︎」


『命令だ。意識を戻せ。』


「は、はい‼︎」

 ギルド長が一瞬で起きた。

 やっぱりこいつすごいんだな.....

 なんかレベルが違う.....

 まぁ俺はその上を行ってしまっているけども.....


「とにかく話を戻すぞ。俺が魔王城を解体したら、サン…魔王が出てきて、

 即座に謝ってきて仲間にしてくれと頼まれたので仲間にしたわけだ。」

「少しずつだが、段々とお前の異常さに慣れてきているような気がする.....」


「とりあえず、魔王を討伐ではないが、もう悪いことはしないと言っているんだ。

 これでクエストは完了か?」

「ああ。それで構わない。」

「蓮さん‼︎‼︎魔王軍は動きませんが、魔物や管轄外の魔族は、止めることができません‼︎‼︎

 力不足ですみません‼︎‼︎」

「まぁ大丈夫だろう。最悪全員解体すればいいだけだ。」

「流石です‼︎‼︎蓮さん‼︎‼︎」


 ちなみに魔族は基本魔界に住んでおり、誰でもこちらの世界と行き来することが出来るが、

 魔族がこちらの世界で子を産むと、その子は魔界に戻ることが出来ない。

 こうした魔族が退化していって突然変異で生まれたのが魔物である。


 そして魔王軍は領地拡大のため、こちらの世界に魔王城を建てていたが、

 解体されたので、仕方なく魔王以外、魔界に帰って行った。

 しかし、魔王軍以外の者たちはこちらの世界に住み着き、今でも暮らしていると言う。


「しかし、お前もう化物だなぁ。」

「やっぱりそうかな?」

「俺でも上位の冒険者だったが、全ステータスMAXで500ぐらいだぞ。」


 十分に自分の化物じみた力の凄さを目の当たりにした蓮であった。



 それから数日間、宿でゴロゴロしながら今後の予定について考えていた。


 これからどうしよっかなー。スキル全コンプするのもいいし、ここの神に会いに行くのもいいし、

 スマホを強化して、そのスマホを使って旅をしたり.....ってあの日俺スマホ家に忘れてたんだった。やっべぇどうしよ.....ていうか、これ転移で帰れるんじゃね?


 そして蓮は転移してみた。



「うわっ⁉︎あんた今までどこ行ってたん?」

「ちょっと異世界転移にあって.....l

「へぇ.....帰ってこれたってことはめっちゃ強くなってるんちゃうん。」

「なんでそんなことまでわかんねん.....」

「実はうち、そういうラノベとか大好きやねん。」

 おかんがめっちゃ、順応してる.....

「てか、そうなら戻ってくるの早いな。ほんまやったらもうちょっと旅して、

 半年後ぐらいやと思うけど.....」

 異世界系読み過ぎやろ.....


 ちなみに、蓮の母は関西人で思いっきり関西弁である。

 蓮もその血筋だからなのか、母の前では関西弁になってしまう。


「とりあえずお茶飲んでく?」

「いや、今はスマホ取りに来ただけやから。」

「今度、異世界に連れてってやー。ほんで、異世界のおいしい料理食べさしてやー。」

「わかった。また今度な。」

「ちょいちょい顔出しに来ーや。」

「おう。週一ぐらいで帰るわ。ほな、行って来るわ。」

「行ってらっしゃい。」


 多分この世界のどこを探しても、こんなに凄い内容なのに、

 こんな軽い会話をする親子はいないと思う。

 子供の心配をしたり、行くのを止めたりするはずなのに、

 全く心配せずに、「今度連れてってー」とまで言いだすのだ。

 さすがに蓮も凄く驚いている。

 なにせ、母が超がつくほど異世界系ラノベ好きだったことなんて初耳だったからだ。

 蓮自身も好きだったから、あそこまで対応できたが、それ以上の母の順応さに、流石親子だと思った。


 そして俺はスマホを回収し、あの異世界へ転移した。


「やっと帰ってこられましたか‼︎‼︎危うくもう少しで魔王軍全軍を使って

 捜索させようとするところでした‼︎‼︎」

「すまねぇな。少し故郷の世界に戻ってたんだよ。」

「そうでしたか‼︎‼︎」

「これから週一ぐらいで帰るからそこら辺よろしく。」

「わかりました‼︎‼︎」


『モモも今度連れてってやるからな。』

『やったー』


 とりあえず異世界巡りでもするか。




 一方輝之は.....


「団長‼︎俺、やっと気付きました‼︎俺、やっぱり.....男の方が好きです‼︎」

「よく言った!よし、魔王は男だそうだ。男は?」

「襲う‼︎」


 勇者(そっちの人)になっていた。


 そこに1人の騎士がやって来た。


「団長!報告があります!」

「なんだ?」

「輝之様が部屋に引きこもっている間に魔王城が攻略され、魔王が改心したようです。」

「なんだと⁉︎」

「攻略した男の名は『蓮』という者です。」

「団長、そいつ知っています。俺と一緒に召喚されたやつです。」

「じゃあそいつはどうする?」

「襲います‼︎」

「よし、じゃあ行ってこい!」

「はい‼︎」




「なんかめっちゃ寒気がしたんだが。」

「気のせいですよ蓮さん‼︎‼︎」

「まぁとりあえず、行くか。」

「はい‼︎‼︎」

『おっけー』

「あ、行く前にギルドに挨拶に行こう。」

「はい‼︎‼︎」

『おっけー』


 こうして蓮達は、ギルドへと向かった。

短くなってすみません。

キリのいいところで終わらそうと思ったらこうなってしまいました。

次回ぐらいに一度、キャラ紹介をしたいと思います。

できれば感想などもお願いするします。

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