第3話 『初の魔法がこれか.....』
王都の大きさを分かりやすくしました。
俺は、モモと一緒に王都内を散策していた。
「やっぱり王都って広いなー」
王都は大体、東京ドーム50000個分くらいある。
日本で例えると、広島県ぐらいの大きさだ。
この大きさの表し方一度やってみたかったのは内緒だ。
そのために色々頑張ったんだからな。
東京ドームの大きさは、前からいつか使えるかと覚えておいたけど、
この土地の広さを図書館で探すのに苦労したけど、
特に計算がとんでもなくめんどくさかった。
距離の単位が元の世界と同じだったのはマジで助かった。
なんてことを考えてる内に俺は来てはいけない場所に来てしまった。
そこは.......
リア充の巣窟(公園)であった。
周りでは男女がイチャイチャしている。
クッソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
するとステータスになにかが表示された
魔法:エクスプロージョン
え?なにこれ?
とりあえず
『解説』
エクスプロージョン:蓮がリア充に抱いた嫉妬心の結晶。
さぁこれであいつらを蹴散らすんだ!
ちなみに、魔法とはその人の中にある魔力に反応して起こる現象のこと。
ステータスオープン
魔力:9999
スキル:おれらの仲間
おれらの仲間:リア充に対しての能力が100倍になる。
なんか.....すごいな.....
てか、初の魔法がこれか.....
まぁ、とりあえず使ってみよう!
[エクスプロージョン]
すると、目の前でイチャイチャしている奴らに向けて放つと、
目の前で爆発が起こり、男は魔物が多い森に向けて吹っ飛び、
女の方は地面に顔だけ出してめり込んでいた。
あぁーなんかスッキリした!
ものすごくいい事をした気がする。
今日はよく眠れそうだ!
『よし、モモ。今日は帰ろうか。』
『ご主人様ー今ものすごく清々しい顔をしているよー』
『今日はいいことがあったからね。』
『そうなんだー』
『じゃあ帰ろうか。』
『わかったー』
こうして俺はハイテンションで、宿へと帰ったのであった。
次の日、俺はギルドに来ていた。
今はこの前の宝石類を売った金で暮らせているが、いずれは無くなる。
だから早めに金を稼ぎに来た。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
「えーと、倒せば倒すほど報酬が増えるクエストってありますか?」
「ちょっと待って下さいね........ありました!
ミミックが無限湧きしているので、そこを制覇すれば、報酬は5倍になります。」
「わかりました。では、行ってきます。」
「頑張って下さい。」
よし、これでがっつり稼ぐぞー!
やっと着いた。ギルドからだいぶ遠いな。
でもこれも王都内にあるんだ.....
マジで王都広すぎるだろ!
流石東京ドーム50000個分!
てか、洞窟から湧いていると聞いたが多すぎるだろ!
洞窟からはみ出てるじゃねーか!
まぁこんなに露骨に宝箱があったら、誰でも警戒するし、
宝箱を開けようとするのはただの馬鹿だろ.....
「うわ⁉︎宝箱かと思ったらミミックだったぞ‼︎」
うわぁ.....馬鹿がいた.....
「誰か助けてくれぇ‼︎俺には超愛している彼女がいるんだ‼︎こんなところで死ぬわけには......」
OK,G◯◯gle.この馬鹿の対処法。
とりあえずこいつは、放置して遠くから眺めるのがベストだ。
ちなみに、そこで微笑んでいるとさらに良い。
俺の中のG◯◯gle先生はこう言っている。
よし、とりあえず実行だ。
数十分後、さっきのやつがいなくなったのを確認してから洞窟へと入って行った。
もちろん微笑みは忘れずに。
ミミックたちに向かって『解体』を連発する。
これ、代償とか、クールタイムとかないからマジでチートだわ。
大体の解体内容はこんな感じ。
『・宝石類
・ミミックの宝箱
・金貨
・スキル:擬態』
500体ぐらい狩ったが、まだまだいる。
まぁミミックはこちらから攻撃しない限り、なにもしないので楽だが。
ちなみにステータスがだいぶ上がっていた。
山下 蓮
レベル:-76
体力:400
筋力:-800
魔力:9999
知力:1000
精神力:1000
速さ:-400
運:-940
称号:底辺、知識の塊、初心者ハンター
スキル:異世界言語理解、解体、融合、解説、鑑定,液状化、気配探知、コピー、擬態
仲間:モモ(スライム)
だいぶ上がったな.....
とりあえず制覇しよう!
それから3時間後.....
やっと湧き部屋についた。
めっちゃ長いなこの洞窟。
長すぎて途中、モモに戦わせてみたが、瞬殺だった。
ミミックを解体したアイテムも軽く億を超えている。
マジで何体いいるんだよ.....
とりあえずこれに触れればいいんだな。
眼の前には、黄色の玉があった。
ギルドに行ったときに聞いた話によると、玉に触れてその後試練に合格できたら。制覇完了らしい。
とりあえず触れるか。
パァァァ
なんだこれ!?
たまに触れるとそこには大きな宝箱があった。
そして上には『超安全です。』と書かれた看板が立っている。
こんなみえみえの罠に引っかかるやつが.....
よく見ると宝箱からあいつらしき腕がはみ出していた。
OK,G○○gle.このさっきの冒険者どうすればいい?
一度助けて彼女と再会させたところで
『エクスプロージョン』
を放つのが良いでしょう。
やっぱり頼りになるわー(棒)
とりあえず、こいつを倒すか。
『解体』
ハイ終了。
『ミミックの洞窟を制覇しました。』
頭の中にそう声が聞こえた。
よし、クエスト完了だ!!
制覇したら何ができるのだろう?
制覇した湧き場所:制覇すると、湧き量を調節したり、ドロップ品だけをゲットしたり出来る、湧いたモンスターが服従する、などなど。
普通にすげぇ。これでもう金に困らないで済む。
まぁもとから金に困ってはいないが。
もしものためだ。
よし帰ろう。
「ケビン!!」
「ナンシー!!」
「会いたかったわ!!」
「俺も『エクスプロージョン』」
「うわぁぁ.....」
「ケビーン!!.....」
あぁ、スッキリした。
ストレス発散になるぞこれ!
新しいストレス解消法を見つけた蓮であった。
とりあえずクエスト完了報告を済まし、素材を売ろうとすると、量に驚いてギルド職員が気絶してしまった。
そして俺はギルド長に連れて行かれた。
輝之の現状:まだ、襲われてはいない。
この話は決して作者の心の叫びではありません。
できれば感想などもお願いします。