第2話 『そっちの人だった。』
2話目です!
今回は、途中から輝之視点です。
次の日、俺はダンジョンに向かう事にした。
その前に昨日の怖そうな人から解体したスキルの確認をしてみることにする。
新しく追加されたスキル:アイテムボックス、饒舌
アイテムボックス:数は限られているがどんな大きさのものでもしまえる空間を操れる。
饒舌:なんでも喋っちゃう。
昨日ステータスについて色々調べてたら、こんな機能を見つけた。ほんとにこれ便利。
俺達は、今ダンジョンの前にいる。
そういえばダンジョンって解体できるのだろうか。
『解体』
『どれを解体しますか?
・ダンジョンコア
・ダンジョンの宝
・ダンジョンのモンスター
etc....』
え?
すげぇ...
やっぱりなんでも解体できるんだ...
とりあえず
『コピー』
そして、
『解体』
よし、これで証拠隠滅だ
えーと何があるんだろう?
『ダンジョンの素材
ダンジョンコア
ダンジョンモンスター
ダンジョンの宝』
『ダンジョンの宝
→スキル:アイテムボックス、ワープ
ボスの卵
伝説の装備一式
宝石類』
ワープ:一度行ったところなら一瞬で行けるようになる。
ワープすげぇ。あと、アイテムボックスあるじゃん!
えーと、アイテムボックスはとりあえず、
『融合』
『鑑定』『解説』
インベントリ:アイテムボックスの上位互換で、無限に収納できる空間を操れる。
すげぇ!予想した通りだ!
とりあえず全部入れてと.....ちょっと待てよ、
そういえば、伝説の装備一式ってここ王都から歩きで5分ぐらいのとこだぞ!
てかなにこれダサッ!ダサすぎるぞこれ!
こんなの着るなら裸の方がマシかもしれない.....
これ作った人に会ってみたい.....
その人の私服が気になる.....
ダンジョン係は何かに使えるかもしれないから、とりあえず宝石類だけを売ろう。
あと、この伝説の装備一式って称号みたいのが付いてるからまさか.....
『解体』
そして、モモに付けてみる
『鑑定』『解説』
モモ
新しく追加された称号:伝説のスライム、
おぉなんかカッコいい
あと、ちょっとなんかオーラ的なのが見える
あとアイテムにはこんなものもあった。
『ハンドガン
ショットガン
ビームライフル』
ビームライフルとスキルを合わせると、
『融合』
『鑑定』
『解説』
ワープビームライフル:撃ったものを好きなところへ飛ばせる。
やっぱりカッコいい!
ちなみにスキルなどもコピーできるので、ステータスでも、スキルは減っていない。
じゃあ試し撃ちしてみよう!
ワープ先を、インベントリ内に設定して、
そこの木箱に狙いを定め......撃つ!
よし、ちゃんとインベントリに入ってる!
そういえば、武器の性能も解体できるはずだから、
ダンジョンでゲットした、この鉄の剣にビームライフルのビーム部分を、
『解体』
『融合』
『鑑定』
『解説』
ビームサーベル:某宇宙戦争で使われた武器。ビームの色も変えられる。
何で知ってるだよ!
でも、めっちゃカッコいい。
そのあと俺は、ギルドに戻り、宝石類を換金した。
一方その頃、王城では...
輝之が魔王討伐に向けての訓練を騎士団長から受けていた。
「魔王にはそんな攻撃きかんぞ!!」
「はい!!」
「必殺技はもっと腰を入れて!!」
「はい!!」
・・・・・
「よし、今日の修行はここまでだ。」
「もう少しやらせて下さい!」
「いや、これ以上やると明日の修行に影響が出る。
とにかく飯を食べに行くぞ。」
「分かりました...」
「おい輝之。あーん。」
「あ、あーん。」
「もっと美味しそうに食べろ!」
「は、はい!」
実は騎士団長はそっちの人であった。
ほんとにこの騎士団長はどうかしている...
「おい、お前今変な事考えなかったか?」
「い、いえ。全くそんなことは考えておりません!」
元の世界に帰りたいよ〜
ま、まぁ色々とても頑張っているようだ。
次の日
「よし、今日はダンジョンに行ってみようと思う。
ついでに吊り橋効果があるかもしれな.....なんでもない!」
絶対それ目的だ....
「あと、このダンジョンには勇者が使って戦ったと言われている世界に一つしかない伝説の装備一式が眠ってある。
それを装備すれば『伝説』と呼ばれる称号が付き、オーラが出て通常の100倍ほどに能力が上がる。
頑張って見つけ出すが良い!何かあったら俺に伝えろよ!」
この人なぁ。強いんだけど、騎士団長だからなぁ.......
まぁとりあえず頑張るとしますか。
「今だ!!」
「はい!」
『シャイニングスラッシュ』
モンスターは黄色い粒子になって消えた。
「よし、よくやった。まぁ俺が守る場面があったらもっと良かったのだが.....なんでもない!」
この人全くぶれないなぁ....
ふと、先程モンスターがいたところを見ると、そこには大きめの宝箱があった。
「おぉ!ついに見つけたか!その宝箱には、伝説の装備一式が入っていると言われている。」
そうか!やっと伝説の装備を装備できるのか!
よし、開けてみよう!
パカッ
おぉぉぉぉぉ
凄い金色だ.....
派手すぎてちょっと着づらい
というかダサすぎる.....
絶対に着たくない‼︎
「今日からお前はそれをずっと着ることになるぞ。」
「え⁉︎」
「そういう言い伝えだから。もし着てなかったら襲うぞ。」
「分かりました!一生着ます!」
ダサい装備を着続けるか襲われるかなんて天秤にかける必要がない。
絶対にそれだけは嫌だ‼︎
俺は30秒で着替えた。
ダサいがやっぱり性能は桁違いだ。
ステータスボードを見ても全体的に100倍ほどに上がっている。
団長によるとこれは、使うごとに成長して、性能と見た目が変わるらしい。
ちょっとだけ使ってみよう。
結果から言うと、性能は上がったけど、一緒にダサさも上がってしまった。
1体倒すごとに、なぜか某7つの玉の宇宙人みたいな肩パッドが生えてきて、
ちょっとずつ伸びていた。
多分あと30センチ以上伸びそう.....
この機能いらねぇぇぇぇぇぇぇ
まぁ脱いだら襲われるし、我慢するしかないけど、
なるべく戦闘は避けたい.....
そんなことを考えていると...
「やっぱり性能が上がっているな!これからも積極的に戦っていくぞ!
分かったか?」
「は、はい‼︎」
この人マジで人の心読めるんじゃないか.....
「読めるんじゃない。なんとなくお前だけ分かるんだ!」
読めてるじゃねーか‼︎
「とにかくこれからも2人で頑張るぞ!」
そっちの人が仲間(強制)になった。
できれば感想などもお願いします。
次から蓮視点に戻ります。