一つの終わりは、一つの始まりでもありました
リンデさんと一緒に、キッチンへ入る。まだまだ時間があるので……下ごしらえの必要なものや、料理の元となるものを作っていこう。同時に保存できるものも作っていく。
コンフィ、というらしい。おいしくて綺麗だったけど、あれが長期保存できるものと聞いてから、絶対に作れるようになっておきたいと思っていた。
鶏の系統の肉を使っていくものが多いらしいけど、豚で作ることも珍しくないらしい。ステーキの際に何度か使ったローズマリーを、思いっきり根本から……大鍋だし、二本ぐらい使おうかな。
「それではリンデさん、オーガロードの肉をお願いします」
「はいっ!」
リンデさんに、まだまだ沢山あるオーガロードの肉を塊で取り出してもらう。リンデさんの役目はこれだけなんだけど、なんといっても『これだけ』をすることの出来る魔力容量を持っている人が、リンデさんぐらいしかいない。地味だけど大切な役目だ。特に今日は沢山作るからね。
姉貴が買ってきたはいいけど、家では到底使わないような大きな鍋。ここに塩胡椒でしっかり味付けをして、肉をどんどん入れていく。ローズマリーも入れて……油を多めに入れていく。
さて、火を付けるわけだけど……ここが重要だ。低温で、煮る。あまり派手に揚げてしまわないのがコツとのことだ。火を限界まで小さくして、あとは完成するまで待つことにしよう。
他に作りたいものは、フォン・ド・ヴォー……なんだけど、これはさすがにちょっと時間がかかる。明日の朝に始めて、明日の夜に出来るぐらいだろう。
あの味は、やはり一朝一夕でできるようなものではなかった。しかし、作り方さえ分かればこっちのものだ。数々の料理のベースになるようなので、必ず挑戦したい。別の物を作ろう。
「リンデさん、追加で挽肉をお願いします」
「はーいっ!」
元気な返事と共に、ぼんっと出てきた大量の挽肉を見て僕は満足げに頷く。
さて、次はテリーヌを作っていこう。まずは細かく野菜を切っていく。人参、タマネギを細く切っていく。そして、ハンバーグを作る時に使っていた、挽肉を持ち出す。
野菜を茹でているうちに、卵と生クリームを混ぜて、練り合わせていく。ちょっと多めだけど、焼くための型も沢山用意してきた。きっと消費量も多いだろうからね。
混ぜ込んだものに、茹で上がって水気を切って野菜を混ぜ込む。こうやって作っていくと、結構シンプルでいいな。こっちも保存食なので、沢山どんどん作っていこう。
リンデさんにパイを作った、あのオーブンの出番だ。器に入れたテリーヌを、オーブンに……あ、一度に結構入る。どんどん作っていこう。まだまだ具材、残っているからね。
焼いているうちに、別のものも作ろう。コンフィの鍋は……念のため、もう少し火を弱くしておこう。
大鍋がまだあるので、もらった料理の本を見ながら……そうだな、ポトフを追加しよう。これの作り方は……………………あ、これアイントプフだ。多少具材は違うけど、普段作ってるやつそのまんまでいいかな?
野菜を切って……セロリはこの時期にはないな。そっちはまた、夏の楽しみに取っておこう。肉はソーセージを使おうか。
鍋に具材を入れて、クローブに、パプリカに、黒胡椒とセイボリーも。クミンもほんの少し入れていこう。あとはしっかり、煮ていきますかね。
テリーヌが出来上がる頃合いかな? オーブンを開けると……いい感じだ。器ごと食卓に出すものらしいけど、今は沢山食べる人たちが待っているので、どんどん取り出して、再び作っていくよ。
空になった容器に具材を入れて、オーブンに入れて、火を付ける。テリーヌの元となるものはちょうどなくなった、よかった。二回目作ったものは、器ごと保存しておくことにしよう。
「わぁ〜……! これバリエさんのお家で食べたのと、同じです!」
リンデさんが、出来上がったテリーヌを見て、目を輝かせる。その口に入れたら火傷しそうテリーヌの端っこを切って、リンデさんに食べてもらう。
リンデさんはフォークで刺すと、口の中に入れて咀嚼する。分かってはいたけど、火を浴びても無事そうな魔人族のリンデさんが、この程度で口の中を焼くわけがなかった。
「バリエ家のテリーヌ、リンデさんから見ても同じように見えたようで安心しました。肝心の味はどうですか?」
「ん〜〜〜っ! おいしいです! これ、本当にシェフが作ったみたい! でもあのハンバーグさんと同じ、オーガロードの味です! おいしいおいしい〜っ!」
「よかった! 作るのも簡単だし見た目も綺麗なので、どんどん作っていきますね」
「わぁっ! 今後もテリーヌさんをたくさん食べられるんですね!」
よし、こっちは成功だ。薄く切って、器に並べていこう。それにしてもテリーヌさん、本当にいそうな名前だ。
まだまだ時間はあるけど、鍋でコンロが塞がってしまった。残りの時間は……調理器具を洗ったら、のんびり鍋でも眺めますかね。
僕がテーブル側に戻り、コンロを見ながら座ったことを見て……リンデさんが座った。
「ふえーっ、おつかれさまでした……今日の鍋はおっきいですねー」
「はい、時間も押していましたし、スープの方はなくなるでしょうが……コンフィは後々のことも考えて、保存も利く料理を一気に作ってしまおうかと。冷めてもおいしい料理ですから、明日も食べられますよ」
「それは素敵ですっ!」
リンデさんは拳をぐっと握って笑う。こうやってゆったり料理をしていると、ようやく帰ってきたんだなあって感じがする。
僕はリンデさんの方に向き直って————。
「……………………」
————窓の外から爛々と輝く金色の光と目が合った。
「うおおっ!?」
「へ!? え、ひゃあああ陛下!?」
「あ、ばれちゃった」
なんと窓の外には、マーレさんがいた。そのまま窓を開けたマーレさん、さすが姉貴並みの身体能力。助走もつけずにひょいっと跳んで、部屋の中に入った。
……いや、待って。今の反応って……。
「……いつからいたんですか?」
「リンデちゃんが挽肉出してた時かな? そっちの大鍋作業は見られなかったから、ちょーっと……いえ、かなり残念です」
「結構前ですよね!? 普通に入ってきてくれてよかったですよ!?」
控えめで優しい人という認識はあるけど、まさか魔王様に気を使われて、窓の外で待たせていたなんてことになってるとは思わなかった。さすがにそういうことをさせるのは、マーレさんが良くても僕が心苦しい。
そう思っていると……。
「いやぁ〜、なんだかリンデちゃんが、ほーんと楽しそうというか、幸せそうでね」
「え?」
マーレさん、なんとも楽しそうに……というか悪戯心満載といった顔で、ずずいっと僕の方に寄ってくる。
「ライ様が真剣な顔をする度に、じぃ〜っそのお顔を見てニッコニコだったり、まな板に顔を近づけて具材を細かく切る際に、その赤毛の匂いをささっと嗅いで、ライ様の後ろで勝手に身悶えてたりするのが見ていて楽しくてね!」
「へへへへ陛下ぁぁぁっ!?」
え、ええっ!? そんなことしていたんですか!?
「ああもう、あんなに子供だったリンデちゃんが、すっかり女になっちゃったって感じで、私は喜んで良いのか寂しく思えばいいのか分からないぐらいだね!」
「あわわあわわあわあわあわわ」
「だから、これは楽しくて覗き見していただけなのです! ま、他の子には言わないでおきますよ。二人だけのプライベート、あまり荒らしたくはないですからね」
完全に、してやられた……! マーレさんの評価、もうちょっと『お茶目』の割合を増やしてもいいかもってぐらい、お茶目な人だ!
「ところでライ様」
「は、はい」
「鍋の火、止まってますけどいいのですか?」
僕はマーレさんの発言を受けて、急いで鍋の方を見た。火を弱くしすぎて、火自体が消えてしまっていた。時々魔力コンロでは、こういう現象が起こってしまう。弱火の調整は難しい。
「よくないですね!」
僕は急いでキッチンに戻ると、再びコンロに火を付けた。
ちなみにマーレさんは「ほら、リンデも行きなよ」と促していたけど、さすがにマーレさんの前でくっつくようなことはできなかったのか、顔を濃く染めて「あうあう……」と俯いていた。
マーレさんは、そんなリンデさんを楽しそうに、そしてどこか、育った娘を見守る母親のように、嬉しそうに見ていた。
-
あれから挽肉の追加を作ったり、他にも火を使わない調理などをして晩になったところで、完成となった。
出来上がった肉をブロック状に切って、ルッコラとともに皿に乗せて、作っておいたヴィネガーソースをかけて、最後にトマトを乗せる。リンデさんに姉貴を呼んできてもらい、その途中でメイド服が板に付いたエファさんも、リリーに断ったらしく手伝いにやってきた。
テリーヌもすっかり冷えているけど、冷めてもおいしい……というより、こちらの方が食べやすくて、良さを感じられるように思う。暖かいポトフも出来上がっているし、あとは広場で配るだけだ。
姉貴も「うっわマジでテリーヌ出てきたよ」と皿の中を驚いた目で見ながら、広場まで運んでいった。エファさんがポトフの鍋を持つ。大丈夫かな……と思ったけど、そういえば火傷もしないし見た目以上に力持ちなのだ。
姉貴が次々テリーヌの皿を広場に持って行き、取り皿とスープの器を持って行き……僕のコンフィ待ちとなった。急がないとな。
広場ではエファさんが、ポトフを取り分けてくれていた。器用だし気が利くし、あれならリリーのお店でも、きっと活躍していることだろう。
集まっていたのは、村に来ている魔人族のメンバーに、姉貴とエルマとハンナ、リリーは店の担当をしていて今はいない。そして……リヒャルトもいた。
「なんで当たり前のようにいるのさ」
「エルマが『食事中なら逃げられないだろうから、たっぷり質問を受けてもらう』って言っててね……」
「ああ絞られてこい、搾り尽くされて骨と皮になったら拾ってやろうじゃないか」
こういう時が、姐御の出番だよな。たっぷり聞いてもらって、後でリヒャルトのことを教えてもらおう。
それにビルギットさんが一人増えたことに比べたら、リヒャルト一人増えたことぐらいは誤差なのである。ハンナも小食だろうし。
「じゃ、始めますか。今回は姉貴への依頼だったんですけど、マーレさんとクラーラさんにはお世話になりました」
「いえいえ! まさかレノヴァ公国の公爵様が、魔人王国と友好関係を結んでくれるとは思いませんでした。自分から願っても、なかなか切っ掛けがありませんから……! こんなご用なら、いくらでもお申し付け下さい!」
「良かった、僕としてもリンデさんと大手を振るって歩ける範囲が増えそうで良かったです」
マーレさんに頷いて、皆を見渡す。
「追加で欲しい方は言ってください、まだまだありますからね。それではいただきます」
そして久々の夕食会が始まった。
テリーヌは……うん、なかなかに悪くない。作り置いて時間が経過したけれど、その冷たい感じがまたおいしい。パンに挟んでいただこう。
レストランでも見たけど、あれはまた全然違う雰囲気だった……僕も工夫すれば、もっと綺麗な彩りにできそうだ。
「はー、あんたほんと器用ね……完全にバリエ家のテリーヌだわ。味はちょっと違うわね」
「そりゃ、ハンバーグ用の肉を使ってるから」
「あ、オーガロードか。そりゃおいしいわね」
思い出の効果もあるだろうけど、姉貴はやはりオーガロードの肉の味は好みのようだ。組み合わせて、いろんな料理を作っていこう。
姉貴はそのまま、コンフィにもかぶりつく。
「……? こっちはなんだか、ちょっと違う感じね」
「どれどれ? ……あー、ホントだ」
「でもこれはこれでおいしいわよ。多分バリエの、結構時間置いてるやつだと思うし」
「あ、そっか」
もしかしたら、多少の腐敗臭というか、油が古くなるというか……そういったものもあの味の秘密になっているのかもしれない。
生活とともに培われていた料理だろうから、そういった自然に起こる現象ひとつひとつが、影響しあってあの味になっている。そう考えた方が自然だろう。
料理だけに限らない、よな。
たまたまそうだった、ということが意図しない影響を与えて、違った結果を作り出している。
勇者になった姉貴が違うのはもちろんだけど、勇者になった姉貴に影響されて変わった人間というのも当然いる。
僕と、マックスさんと、そしてリヒャルトは特に影響を受けただろう。もしかすると、姉貴自身よりも変わったかもしれない。
それにしても。
「……どったのよ、ライ。嬉しそうじゃない」
「いや、ホントに姉貴、おいしいって言ってくれるようになったからさ。元々姉貴においしいと言って欲しかったってリンデさんと一緒にいて気付いたから、やっぱり嬉しいなって」
「ぐぅっ、あ、あんたね! そういうの直球で言うんじゃないわよ! 恥ずかしいのと申し訳ないので逃げたくなるわよ!」
「姉貴がそういうヤツだったって知ることが出来てよかったよ」
以前レオンに言われたこともあって、すっかり僕の中でイイ奴扱いとなった姉貴の「ぐぬぬ……」と言う声を笑いながら聞いて、魔人族のところまで行く。
「ライさんっ! このおにくさん、こってりさんでおいしいです! パンが、パンが止まらないのぉ〜っ!」
「ええ! 以前そのオイルと塩だけでパンを食べていましたから、それを使っていることもあってパンには非常に合うと思います!」
「まだまだ家にあるの、知ってますから! もう最高です! しあわせすぎ〜っ!」
沢山食べ物を含んだリンデさんの頬が膨らんで、子供のような笑顔になる。本当に、体は大きいけど可愛いなあ。
もっきゅもっきゅ食べているリンデさんの横から、マーレさんとクラーラさんもやってきた。テリーヌをパンに挟むスタイルだ。
「ライ様、今日も一段と素晴らしい料理をありがとうございます。リーザ様の料理もとてもおいしいのですが、ライ様は本当に違った料理という感じで……ビルギットの気持ちが分かりますね」
「ありがとうございます、マーレさん。僕としても王族に料理を振る舞うなんて機会は貴重ですから、楽しんでいますよ」
「……陛下、昨日一度、ライさんの料理たべたがってたの、声に出てたし……」
「ちょ、ちょっとクラーラ!?」
最近思い切った感じで陛下との壁を壊しにいっているクラーラさん、ぽろりと秘密を暴露。そうか……僕の料理、マーレさんにそこまで言われるぐらいになってるのか……!
さらっと漏らしてくれたけど、とてつもなく嬉しい。この素敵な魔王様に慕われるのは、本当に嬉しいのだ。
やっぱり頼られたり、必要だと思われるのは、凄く嬉しい。僕の本質は、そこにあるように思う。
そして……ビルギットさんがやってきた。
「ライ様、この料理はもしかして、この付近の料理とは違うのではないでしょうか」
「————そ、そう、ですけど、なんで分かったんですか?」
びっくりした。ビルギットさんは、一体どれだけ鋭いんだ。
「ハーブ・スパイスの種類が、似ているのですが少し違うように感じますし、何よりこのテリーヌのような流麗さを併せ持った料理は、恐らくもっと正式な場でいただけるような、上品な料理なのではと。リリー様の元で食べた料理の中に、似たような料理が少なかったように思いましたので」
よ、よく見てるなあ……。しかも、スパイスにカレーではないけどクミンを少し混ぜ入れたこと、完全に理解している。クミンというか、カレー自体食べたことなかったように思うのだけれど。
うーん、見事だ。人間に生まれていたら、多分僕より料理上手くなっちゃいそうだなあビルギットさん。
「はい、レノヴァ公国の料理です。先日行ったので二回目ですが、バリエ伯爵のシェフにいくつか教えてもらいました」
「お、教えてもらって、いきなりでここまでできるものなのですか……。やはりライ様は、理解力が速くて、感性が鋭いのでしょうね。色合いも特別ですし」
「色合いが特別、ですか?」
「はい。緑の葉と赤い野菜で、肉の色だけにならないよう、気遣ってくださっていますよね。リーザ様のお店で見たものは、緑や赤を組み合わせることは珍しいですから。肉類とポテト、ビールとザワークラウト、ウィスキーとチーズ……全体的に、白から茶色にかけた暖色系の色合いですね。肉の上に乗ったパセリは、綺麗で好きです」
本当に……よく見てるなあ。確かに僕は、彩りが欲しくて野菜を取り入れたり、ピンクペッパーを利用している。
この感想を聞いて、今日もちゃんと作って良かったと思えた。ビルギットさんは誰よりも優しい反面、マーレさん以上に絶対に手は抜けない。多分、手を抜いたら見抜かれる。
そして……こういう人がいてくれると、僕自身が料理に対して、引き締まった思いになる。絶対にビルギットさんは、手を抜いても批難しない。だけどそれは……料理を作る僕のプライドが許せない。
ある意味では今の僕にとって、いてくれるだけで影響を与える人の代表みたいなタイプかもしれない。
すっかりテーブルの上の料理もなくなってきて、いい感じに満腹になったようだ。
夕食会はこれでお開きとなった、僕も家に帰ろう。
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家をリンデさんに、元々あった場所に戻してもらう。部屋に戻ってから……ふと窓の外を見る。誰か、宙に浮いていた。
「……クラーラさん、だよな? 今も、見回りを? 熱心だな……」
暗い空で姿は見えないけど、クラーラさんのはずだ。
その姿が……紫色に光る。
「時空塔強化?」
不審に思っていると、クラーラさんはこちらを向いた。
そして、のんびりと手を振った。
「あの強化魔法ひとつで、索敵まで自動的に出来るようになってるんだっけか。本当にクラーラさんは凄いな」
僕はクラーラさんに、見えるかどうかは分からないけど手を振り返した。そして見ていると……クラーラさんは、手を横にして、魔法を使い出した。
攻撃魔法。恐らく、魔物を倒しているのだろう。
「クラーラさんに任せていたら、きっと大丈夫だろう」
僕はその姿を見て小さくお礼を言いながら、二階へと上っていった。
翌日、マーレさんが朝早くに尋ねてきた。
その顔は……少し深刻そうだ。
「おはようございます、早いですね。何かあったのですか?」
マーレさんは、小さく「ごめんなさい」と呟いてから、僕の顔に向き直った。
「南の森から、際限なく魔物が現れています」
「それは、まさか……!」
南の森から、現れる魔物。
その情報を頭の中で整理した時、僕の頭の中での予想が、後ろから聞こえてきた。
「父さんと母さんの仇が動き始めたわね。上等、やってやろうじゃない」
それは、悪鬼王国の宣戦布告に他ならなかった。
これにて三章完結です!
面白かったと思っていただけましたら、下より評価、ブックマークいただけると嬉しいです!
また現在発売している書籍に関しても、書店でお買い求めいただいて、とても良かったと感想をいただいております、もうほんと光栄な限りです……!
サイドストーリーとかたくさん追加で書きましたので、お手に取っていただけると嬉しく思います!
よろしくお願いします!