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新たな旅立ちです

 姉貴が勇者として村を出て行ってから、『村を守る』という意思のもと村と王都のみの行き来の生活が長かった僕は、先日初めて公国へ行き、いろんな人と出会っていろんな体験をした。

 その中には出会いとしてあまりに大きな、僕の過去のやり直せない部分をやり直してしまうような出会いまで様々なものがあった。

 そして最後は、僕達の中で決定的な事件を知ることとなった。


———両親の敵は、デーモン……悪鬼王国だ。


 さあ、これから忙しくなる!

 ……という矢先にやってきた、オレール・バリエ伯爵様による依頼。


 オレール様には申し訳ないけど、一歩目で足がもつれたような感じだ。

 なにはともあれ、話を聞こう。


「バリエ伯爵様の娘……ご令嬢が、ですか?」

「そうなのだ……」


 どうにも話が見えてこない。誘拐されたとか家出したとか、そういう話ではないようだ。


 ……具体的に話を聞くと、活動的な娘はすっかり家から離れた場所で活躍することが好きになっており、冒険者として名を馳せるようになっていたようだ。

 勇者の姉貴仕込みの剣術は当然強く、元の顔の良さと合わさって最早有名人となり、安定して依頼も受けるようになってしまったとか。

 そんな姫騎士令嬢、現在はなんとBランクらしい。貴族の趣味にしては相当高ランクだと思う。


「姉貴ィ〜……」

「あ、あはは……そこまでになってたとは、やってしまいましたなー……」


 さすがの姉貴も、ちょっと教えただけのご令嬢が本格的にオレール様の懸念どおりになってしまっていたと知ってばつが悪そうだ。そりゃ困っているわけだよ。

 ただ、その話と相談された話は直接繋がる原因にならないと思う。


「しかしわかりません、どうしてそれが娘が帰ってこないことに繋がるのですか?」

「それに関しては私も分からないところでね……いくら言っても教えてくれないのだ。何度か追跡させてみたのだが、追跡隊が魔物に襲われることが多くて撒かれてしまい……」

「なるほど、それで相談に来たのですね」


 少し要領を得ないけれど……姉貴を頼った以上、どうすることもできないのだろう。ご令嬢さんは姉貴を慕っていたようだし、父親であるオレール様の言うことを聞いてくれない以上、姉貴に行ってもらうということだ。


「わかりました。姉貴、とりあえずマーレさんに伝えてくるよ」

「そうね、あーもーデーモン野郎をぶったおせるチャンスだったんだけどなー」

「まだ南の森の調査には時間がかかると思うから、オレール様のお願いを聞くぐらいなら影響はないと思うよ」

「んー……そうね、ライの判断に任せるわ。どっちにしろ解決しなくちゃいけないし、マーレの方はあたしがいなくてもなんとかなるものね」


 よし、姉貴も納得してくれたようだ。早速相談に行こう。

 昨日の今日だから、きっと南の森に他の魔人族と一緒にいるはずだ。


 -


 マーレさんを探して南の森付近まで来ると、トーマスが何やら開拓地の近くに建物の土台らしきものを作っていた。


「トーマス?」

「おう、ライか。魔人族ご一行が木材どんどん作ってくれるもんだから、せっかくだしここらに雨風防げるものでも作っておこうと思ってな」

「それはいい、みんな喜ぶよ」


 魔人族の三人は、本当に沢山の木材を取ってきてくれていた。村はさすがに一通りの建物が建造し終わっていること、そしていくつかは石やレンガもあるため緊急で必要なものはない。

 トーマスはそんな環境で潤沢な木材を使い、新しく魔人族のための休憩所を作るようだった。


 トーマスの作業を見ていると、遠くからマーレさんがやってきているのが見えた。


「……! なにかご用でしょうか」


 目が合った瞬間に、マーレさんはすぐ僕の近くまで来て驚いた。


「わっ、と、急いで来てくれて有り難うございます」

「ふふっ、ライさんの用事とあらばすぐに駆けつけますとも」


 どうやら訪ねてきたと知ってすぐに駆けつけてきてくれたようだ。僕に対して朗らかに笑うマーレさんは、本当にあの魔人族のリーダーで魔王様をやっているとは思えないぐらい、明るくて優しい人だ。こうやって見ていると本当に真面目な現場監督さんって感じだよなあ。

 僕は本来の目的を思い出して、マーレさんに告げた。


「伯爵様の娘に関するトラブル、ですか」

「はい。なのでまた数日か、それともしばらくかわかりませんが村を離れることになるかと思います」

「わかりました、ミアが問題に絡んでいるのなら彼女が行った方が良さそうですからね。こちらもすぐに終わるかまだしばらく時間がかかるか分かりませんので、気になさらず向かって下さいませ」

「ありがとうございます」

「いえいえ、わざわざご確認いただきありがとうございます」


 僕がマーレさんから返事を受けて、オレール様の所へ戻ろうとすると「あっ」と後ろからマーレさんの声が聞こえてきた。


「……どうしたんですか?」

「あの、手間かもしれませんが……もしよろしければ、ビルギットに一言伝えて下さると嬉しいです」

「ビルギットさんに、ですか?」

「はい。昨日の夜は、ライさんの料理のことを褒めていましたし。またしばらく食べられるかと思ったら別れてしまうのは、少しがっかりしてしまうのではないかと思いまして。できればライさんから直接お伝えいただければと思います」


 ビルギットさん……そこまで僕の料理のことを……。


「わかりました、あちらの奥ですね、今から向かいます」

「いえ! 遠いところまでわざわざ向かわせるような苦労はさせられません。……ビルギット!」


 マーレさんが叫んだ———と思ったら、ものの数秒でビルギットさんが片膝をついていた。


「只今ここに! ……あっ、ライ様?」


 そして現れたビルギットさんは、僕と目を合わせて驚いた顔をする。マーレさんは僕とビルギットさんが会話しやすいよう少し離れた。


「すみませんビルギットさん、こちらから行くつもりが来ていただいて」

「いえっそんな! ライ様に苦労をかけて来ていただくなんて申し訳なく感じてしまいます。ご用命の際は名を呼び捨てて叫んでいただければ、ライ様の為とあらばこのビルギット、いつでも馳せ参じます」

「ありがとうございます。それで、その……実は今来ている伯爵の方から姉貴に話があってですね、またしばらく出ることになるとお伝えしに来ました」

「えっ……」


 その時出た声のトーンから、落胆したことがはっきりと伝わって心が痛い。ビルギットさんは、目を見開いて悲しそうな顔をした……と思ったら、自分の顔を両手で叩いて首を振った。


「も、申し訳ありません! 今の、その……決してライ様の行動を私如きが制限するような気は全くありません! ……油断していました、あなたにあんな表情を見せるつもりでは……」


 あんな表情? その台詞は……ビルギットさんが言った台詞は、以前リンデさんが言ってくれたことと同じだった。僕に対して表情を見せて気分を害させてしまうという()()()()()()()のことを悔やんでいるのだ。

 ……ああ、やっぱりいい子だな……。


「ビルギットさん、僕も恥ずかしいのを我慢するので正直に言ってください。僕の料理が食べられなくて悲しいですか?」


 あまりに自信過剰で、昔なら絶対言えなかった質問だ。だけど僕は今はみんなのおかげで自信があるし、何より……ビルギットさんの本音は嘘偽りなく聞きたい。


「……はい、悲しいです。寂しいです。ライ様の料理は、その……うまく表現できないのですが、他の作品に比べてまるで一色多いような……繊細で美しい美術なのです。見た目だけでなく、味も色鮮やかというか。その、リリー様が雑ということはなく、むしろリーザ様の方が上手だと感じる時もあるのですが、ライ様の料理は私にとってやはり特別で……」


 ……ここまで、僕の頑張りを評価してくれる人がいるだろうか。細かい部分を見ているという意味では、それこそ料理を教わってきたリーザさんぐらいしか気付かなかったような話を、ビルギットさんは感じ取って評価してくれている。

 そして、そういった分析はずっと料理を教えてきて僕の手の内を知っているリーザさんに比べて、ビルギットさんは前知識なく食べた上で、僕のこだわりを分かってくれている。


 間違いなく……僕にとって、最も僕の料理を深く理解してくれる人だ。


「ビルギットさん、僕も正直に伝えます。僕が一番料理を食べさせたいのはリンデさんと姉貴ですが……僕が一番料理の感想を聞きたいのは、ビルギットさんです」

「……え? ええっ!?」

「ビルギットさんの感想は、ビルギットさんの言葉を返すようですが、繊細で他の方に比べて色彩豊かで、僕のこだわりをいつも見てくれているって分かるんです。だから……必ずまた戻ってきます。そしてもっと、様々な種類の料理を……僕の作れるレパートリーを、それこそ全て食べていただきたいです」

「ライ様……!」


 ビルギットさんは嬉しそうに表情を綻ばせ、そして目を閉じる。次に開いた時には、しっかりとした顔つきになっていた。


「ありがとうございます、あなたにそこまで言っていただける私は果報者ですね。それに……本来は私に言わずに出ていくことも出来たはずでしょう。わざわざ私に直接伝えてくださるなんて……」

「それだけ僕はビルギットさんの気持ちを大切にしたいってことです。あとこれを伝えちゃうと絶対ビルギットさんはまた恐縮しちゃうと思いますが言います。マーレさんが、僕からビルギットさんに一言欲しいと言ったので呼んでもらいました」


 ビルギットさん、驚いた顔でゆっくりマーレさんに向き直る。マーレさんは……頭を掻きながら明後日の方を向いていた。


「ほ……ほんとう、なのですか、陛下……」

「だって昨日あんなにすごいすごい言ってて、しかも『明日からもライ様の料理がいただけるなんて!』みたいな反応してたらさ、いくら部下といっても私から伝えるだけではかわいそうかなーって思って」

「……あ、ありがとうございます……ご配慮、痛み入ります……」

「うんうん、呼んでよかったよ。ライさんもビルギットのことちゃんと気に入ってたようだし。結果的にだけど、私からの押しつけにならなくてよかった。だからあなたも、そんな申し訳なさそーな顔してないで、存分に喜んでおきなさい」

「は、はい……!」


 マーレさんに言われて、穏やかな顔をしてもじもじと照れる三メートル半の淑女であるビルギットさんは、今日もお淑やかで可憐な女性としての魅力を存分に出していた。


「それじゃ僕はこれで———」

「……ずるい……」


 え?


「クラーラさん?」

「……私には……何か……ないの……?」


 いつの間にか目の前にクラーラさんがいた。急に現れて、マーレさんもビルギットさんも呆気にとられている。

 クラーラさんはじーっと僕の方を上目遣いで見ている。これは……何か、要求している?


 僕は……その頭に手を乗せた。


「……ん……!」

「ええと、暫く留守にするので、また村をお願いします。行ってきます」

「……んふふ……まかせて……」


 クラーラさんは、ぐっ、と両手を握り込むと、ふわりと浮き上がって南の森に入っていった。


「……なんなんだったんですか?」

「とってもいい対応でしたよ」

「え? マーレさん?」


 ニコニコしているマーレさんと、展開についていけてない僕とビルギットさんだった。


 -


 二人と別れてから姉貴とオレール様のところに戻ると、そこにはちょうどレオンとユーリアさんがいた。


「オレール様、只今戻りました。……えっと、二人は今度も来てくれるの?」

「ああ。昨日のうちに陛下にどういった活動をしたか詳細に報告したら、バランスのいいパーティだとしばらく付けてくれることになったよ。ユーリアはそもそも陛下の専属というわけではないからね、僕と行動を共にするのがいいだろうと」

「それはよかった。ユーリアさんも来ていただけるのなら大助かりです」

「いえいえ、またご一緒できて嬉しいです」


 良かった、このパーティなら次も安心だ。二人のパーティを支える力は破格で、どんな曲面でも切り抜けられるとさえ思える。


「ってゆーかさー」


 姉貴が声を挟んできた。


「すっかりなあなあにされちゃったけど、ライの魔矢ってどういうことなのよ」

「それに関しては、レオンに言われて初めて知ったんだけど、どうやらハイエルフのような高度な強化魔法を自分で使える種族のための技だったらしい」

「……それを、使っていたと」

「そうらしいんだ。だから僕は自分で思った以上に高度なことをやっていたと同時に、レオンがいないとまるで威力を出せないという無駄なことをやってたらしい。だから」


 僕は自分の胸よりも小さい青年の、頼りになる肩に手を置いた。


「レオンがいたら、僕は本来の力を発揮できるというわけ」

「だから陛下に、ライと一緒にいればライを守るのにライ自身の能力でできると伝えたんです。一発で許可もらえましたね。絶対ライを守るようにって言われました」


 レオンからの報告を聞いて、姉貴は感心したように頷いた。


「なるほど、そりゃ驚きだわ。うんうん、レオン君とは相性一番なつもりだったけど、あたし以上にライとの相性が最高ってのは羨ましくとも悪い気はしないわね」


 レオンの一番でありたいと思っていたであろう姉貴だけど、僕とレオンの仲がいいのは本心は嫉妬なんてしないんじゃないかというぐらい本当に嬉しそうだった。


 ちょうど一連の説明が終わったかな、というタイミングでリンデさんがやってきた。


「おひるパトロールおわりましたっ! 森の外は今日も平和! ってまあクラーラちゃんがいるから本当に綺麗さっぱり魔物の死体だけって感じでしたけどねー」

「いえいえ、それでも直接見て回ってくれるのは助かります」


 あははと頭を掻くリンデさんにお礼を言って、オレール様に向き直る。


「申し訳ありません、すっかり放置してしまうようになってしまいまして……」

「い、いや……なるほど、君が会話している様子を見ると本当に魔族というのは普通に会話できるのだな……」

「僕自身最初は驚きましたから、その反応は正常ですよ。本当に……偶然が重なって、魔人族の皆とこういう関係になれたのです。オレール様もこの機会に、彼ら彼女らの強さと話しやすさを体験してください」

「ええ、是非に。それでは軽く自己紹介をしよう」


 そう音頭を取って皆の名前を一通り言い合った。


「あのあの、ライさん」

「ん?」

「あの方、伯爵様って……」

「そうですね、伯爵様です、姉貴が軽い感じで話しかけてるけど、バリエ領におけるマーレさんと同じポジションですよ」

「ひ、ひえぇ〜っ!」


 リンデさんが中腰になって「ど、どーもどーも」とぺこぺこ頭を下げている。その様子は本当に普通の女の子で、オレール様は目を丸くしていた。


「レノヴァ前でも思いましたけど、本当に、その……普通というか、明るい子、なんですね?」

「そうですよ、人間と同じです。もうちょっと一緒に過ごすと分かると思いますけど、リンデさんはその中でも明るい人です。あ……ただし魔王様への失礼な発言は控えてくださいね、そこは逆鱗ですから。魔王のアマーリエさん自身が優しい方なので、貶されると皆怒ります。」

「なるほど……魔族の領民に慕われているのだな。わかった、同じ領主として敬意を払うよう気をつけよう」

「ご理解いただき感謝します」


 よかった、オレール様は聡明で話の分かる方だった。これが王国のトップだったらなあ……。


「ねーオレールさん、ビスマルクなんちゃらせいの肥満のおっさんの首蹴落として王様にならない? 今ならみんな協力してくれるわよ」

「姉貴、言い方!」


 いや、僕もちょっと思ったけどさあ!


「ははははは! 相も変わらず国王陛下嫌いは治ってないのですね! さすがにそこまで大胆なことはできませんよミア様。それに私は、自分の領民を愛していますからね。彼らを見捨てては来られません」

「まあ、そんな答えが返ってくるだろうなとは思ってたわよ……ちぇーっ」


 姉貴ががっくりとうなだれるけど、こういう領主様だから移ってほしいし移ってくれないというジレンマなんだよな。

 でも姉貴とのやり取りを見ているだけでも、このオレール様がどれほど信頼できる人なのかがわかった。


「オレール様、それではそろそろ出発なさいますか?」

「ああ、そうだな。……そうだ、できればライムント殿が私の隣で中央に座ってくれないだろうか」

「僕がですか?」

「そうだ。君は先ほどから魔族に配慮しながらも私に対しても失礼のないよう気を配っている。この六人が馬車に乗るのなら、勇者とも魔族とも私とも会話を取り持つのが上手い君が、馬車の中心にいてくれた方が皆との会話もスムーズにいくだろう」


 ……なるほど、観察をしていたのはお互い様っていうところか。

 でも、良い人そうでよかった。腹の探り合いはあまり好きではないし、できることならそういうこととは無縁でいたいからね。


「わかりました、そういうことでしたら僕が中心に座らせていただきます。道中よろしくお願いします。あと僕のことはライでいいですよ」

「ああ。馬車のものも待たせてあるのですぐ出発しよう、ライ殿」


 村の門に泊めてあった馬車は立派なものだった。御者の方も最初は魔人族の見た目にびっくりしていたけど、オレール様の説明とリンデさんのぺこぺこした様子を見て、すぐに警戒を解いてくれた。


 次は、バリエ領かあ。……ん? 姉貴がこっちをじーっと見ている。


「なんだ?」

「んっふふふー、楽しみって顔してる」

「あー……分かる?」

「そりゃもちろん」


 初めてのレノヴァが新鮮で楽しかったと思った矢先に、別の領地に行けるのだ。それはきっと、また想像もつかないような体験が出来るんじゃないかと思う。

 トラブルがあって姉貴を頼ってやってきてくれたところ申し訳ないけれど、やはりバリエ領は楽しみだ。それに、多少余裕があった方が頭が凝り固まらずにいいんじゃないかなーって思う……なんてのは言い訳ではあるけれど。


 それでも、これからのトラブルもこのメンバーならきっと解決できるだろうという確信を持って、僕は馬車に乗り込んだ。

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