第五話 潜入一日目
五か月も遅れてすみませんでした。
俺たちは潜入してすぐ、マウイ島に身を隠した
そして、アメリカの部隊と合流した。
部隊長のマイケル・ジョッカーが
「これから一週間宜しく頼む」
といっている。
俺でも解る英文なのに、隣の友喜が教えてくれた。
今俺たちがいるところは、元アメリカ領現在は武装勢力により実効支配されているハワイのマウイ島だ。
明日、明朝
マウイ島からモロカイ島に渡り目的のオアフ島に入るという作戦だ。
なら最初からモロカイ島に入れば良かったのに・・・
そんなことを思っている途中に、隊長が
「そろそろ準備にかかるか」
と言っていたらしく、隊員たちが持ち物を準備していた。
そして隊員たちはゾディアックボートに何か入れ始めた
隊長は俺たちに作戦の内容をすべて話した。
まずモロカイ島に上陸し、夜まで待つ。
夜になったらオアフ島に上陸、ゾディアックボートを畳みどこかに隠す
そして、現地人に成りすますため着替える
その後パールハーバー(真珠湾)、フォード島にある記念艦ミズーリが見えるところに潜伏し現地調査を開始するという作戦らしい。
現地で調査することは、言語、武装、軍、どこの国か、どのような文化か等を調べる
そうこうしているうちに日が昇り始めた。
「よし出発だ!」
隊長が言った。
隊員たちが乗り込みゾディアックボートはいっぱいになり、出発した
目的地はモロカイ島
そして、何時間か経った気がしていると最初の目的地モロカイ島が見えてきた。
島や海はまるで今の状況を連想できないぐらい青く澄んでいた。
『気を付けねければいけないのはこれからだな』
不意に誰かがそんなことを言った。
隊員たちは皆かをが怖くなっていった。
まるでこれからラスボスに会うかのように・・・
隊長に至ってはすぐそこに敵がいるかのように真顔になっていた。
隊長が急に
「静かにしろ、ここには敵がいる可能性があるかもしれないんだぞ!!」
そんなことはないと思うんだけどな。
と思っていると、双眼鏡で辺りを見回している隊員が
『隊長!右前方に敵らしき人を発見!』
一気に周りが慌ただしくなってきた。
どうするか、何をするかなどパニックっている隊員はいない。
さすが世界の警察だな
そんな関心をしていると
「あれは敵の兵士だな」
その敵兵士の格好はなんと
中世の兵士みたいな恰好をしていた
えっ!?
「既にここは敵の基地があるみたいだ」
あるのかよ、危険な状況じゃないですか。
早く気づいてよかったですね
いやー危ない危ない
まだオアフ島にも入っていないじゃないですか。
つまり敵はすでにオアフ島周辺の島々の制海権を握っているというわけだ。
オアフ島潜入に雲がかかり始めた。
もちろん現実の天気は暑い日差しの射す晴れ
夕方にオアフ島に向けて、出発した。
辺りが暗くなり始めたときにオアフ島が見え始めた。
あまりにも事が上手く行きすぎている気がしてならない
事が穏便に進むのは良いことだが、ここまで来るのに艦艇いや
民間の船すら見てない。
ここは敵に占拠され実質敵の本拠地のはずなのに監視船の一隻も見ていない
いやな予感がする。
「上陸するぞ」
隊長の掛け声とともに砂浜に乗り上げた。
ゾディアックボートを畳み急ぎ近くの森らしきところに身を隠した。
今いるところから北西の方向にワイキキビーチがある。
俺たちはまずここに向かう。
━某所━
「では私たちはこの資本主義の世界に復讐する、手始めにヨーロッパとアメリカにある国連と欧州連合の本部に攻撃を仕掛け世界貿易センタービルを攻撃し世界経済を破壊する」
「俺たちは資本主義によってすべてを奪われた。既にアメリカ軍ロシア軍内部に味方がいる、そしてハワイがわれらの同志の手の中にある。ハワイのほうもすでに話をつけてある。」
「さあ、資本主義を滅亡するため戦おう。ふははふはははははは」
次回から急いで投稿します