真実
もしかしたら、私はあなたが好きなのかもしれない
もしかしたら、彼は私以上に私を知っているのかもしれない
彼の異常な嫉妬・執着・焦燥は、私が彼ではなくあなたを愛していることを、誰よりも感じているからなのかもしれない
私は彼を愛している
私は彼以外の誰ともセックスができない
今私を支えてくれているのは、あなたではなく彼だ
別れるときにどれほどの寂しさが身に喰い込んでも、私は彼なしでは生きていけない
それでもなお、彼は私があなたを愛していると思っている
それを確信している
彼の確信を覆すのは不可能に近い
彼は私を知っている
私があなたを好ましいと思っていることを
あなたと話すことを楽しんでいることを
私はただ知りたいだけ
何故あなたは私を避けるように目を伏せるのか
何故あなたは私と話すときに声が震えるのか
何故あの時、私にキスをして欲しいと言ったのか
あなたが愛しているのは誰なのか