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第1話 サブタイトルを決める時間がなかったは言い訳ではないか


 「散れ散れーーーーーーーっ!!!!!!」


 私は、などという堅苦しい言葉を使うつもりは毛頭ない。


 ここはシンプルに俺で行こう、という彼の考えは首尾一貫してよどんでいた。


 だから、俺ハヤトは今ここにこうして理不尽な親の言い訳にうんざりして、近所のゲームセンターでゾンビを殺しまくっている。


 ついでに叫びまくっている。


 ストレス社会といわれる現代、いまだにこの方法しかストレス発散方法を知らない俺は何とかわいいのだろうとしか言いようがない。


 なぜなら…俺が一生懸命、ゲームセンターの騒音にも負けないくらいの絶叫でプレイしているのに ―


 「我が主神の裁きを見るがいいーーーーーっ!!!!」


 なぜなら…この俺の必死な頑張りが、隣にいるひひジジイのせいで見向きもされないなんて、まったくもってありえなかったのだ。


 「おい、じじい。 何叫んでんだ? ここはてめえの来るところじゃねえぞ? じじいはそれらしく、道端で石焼き芋でも売ってろ。 はーはっはっはっはっは!!!!」


 今どきこんな不良がいるはずがない。


 ゲームセンターで騒ぎなど今ではめったに起こらないはずなのだ。


 そして、このいかにも怪しい中世の鎧兜を身に着けているじじいも、こっちはそれこそ未来永劫いるはずがない。


 「派ァーーーーハッハッハッ!」


 そう、こんな笑い方をするジジイはこのお方だけだろう。





 ここはどこの県かは、その県民の方々の侮辱になるからとてもではないが言い表すことはできない。


 しかし、これだけは言える。


 とてつもなくどうしようもない連中、いわば無様な有権者の方々の集まる、日本の都市の一つなのだと。


 そしてこの日から、俺の非日常などという言葉を使うのにはもったいないくらい、ヘンな日常を送ることになったのである。


 

 カーレンベルクです。内容を重視するあまり、途中の連載小説がいくつもあるにも関わらず、質の悪い魔術のようにダメ作品を繰り出しまくっています。なので、今回は妥協してみることにしました。いつ終わるともしれない小説を読んでくれる方は…たぶんいたらすごい。

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