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最近付き合った彼氏にやたらと、”スキすき好き“言い過ぎて 私は急に彼を嫌いになってしまった!

作者: 七瀬





”最近付き合った彼氏にやたらと、”スキすき好き“言い過ぎて

私は急に彼を嫌いになってしまった!“




私は彼と付き合う前から彼の事がずっと好きだったから、

彼に直接会った時に、”スキすき好き“ と言い続けていた。

彼も私にそう言われて、満更ではなかったと思う。



・・・それから間もなく、私と彼は付き合う事になったのだが、

その頃から私は彼を急に冷めた目で見るようになっていった。

多分、私は彼にスキすき好き言い過ぎたのだろう。

だから私は既に彼と付き合い始めた頃には彼の事はもう好きじゃ

なくなっていたのだ!

でも? 付き合ったばかりだし、直ぐに別れるのも彼に悪いと思い

無理矢理私は彼と付き合っていた!

彼にバレないように私は必死で彼を好きなフリをしていたのだ。



ただ彼は私が最早、”彼の事を好きと言わなくなった私に不安を感じて

いたらしい。“



『”あのさ? ”俺達、付き合ってから藍那が俺の事全然、好きって

言わなくなったなって想ってて、、、。“』

『・・・そ、そんな事ないよ、別に、す、好きだよ、』

『”俺のどこがスキ?“』

『どこが? うーん、全部好きだよ!』

『”全部?“ もっと具体的に俺のどこが好きか言ってほしい。』

『・・・まあ、そうだね、背が高いところとか、』

『付き合う前は、ずっと俺の事! 好きスキ言ってたのに、なんか

俺に冷めてない?』

『・・・さ、冷めてないよ、別に、』

『ならいいんだけど、”俺は藍那の事を心から好きだから!“ 

それだけは先に言っとくわ。』

『・・・ううん、』



なんだか急に胸が痛くなった! 胸がキューッと締め付けられる。

【私は罪悪感が頭の脳裏を横切っていた。】

もう彼の事がスキじゃないなんて、口が裂けても彼に言えない!

きっと付き合う前に私は彼に、”スキすき好き“ 言い過ぎたせいだ。

今更彼に、”もう好きじゃないなんて言えないよ、言わないといけない

気もするけど、どうなのかな?“

でも? このまま私は彼と付き合っていく自信もない!

好きじゃないのに、好きなフリして彼とはもう付き合えないよ。

でも彼と付き合ってまだ1ヶ月も経ってないのに、本当に別れるの?

周りの人達にも、”私が彼の事を好きなのは知られているし、“

こんな形で本当に別れていいのか?



・・・それでもやっぱり自分の気持ちに正直でありたい!

自分の心に嘘をつきたくないの!

だったら今言おう。

私は彼を呼び出し、彼に別れ話をし始める。




『”ごめん、やっぱり私! もう隆平と付き合っていく自信がないんだ。“』

『はぁ!? 何、冗談言ってんの! 付き合ってまだ1ヶ月だよ!』

『本当にごめん。』

『あんなに俺の事、”スキすき好き“ 言ってたのに、なんで別れ話に

なってんの?』

『ごめん、きっと言い過ぎたんだと思う! もう付き合っていくの無理

みたいなんだ、』

『・・・う、嘘だろう? なんで、俺の事もう好きじゃない訳?』

『うん、』

『”うん“じゃねーし! いい加減にしろよ!』

『・・・ご、ごめんね、』

『めちゃめちゃムカつく! もういいよ、別れてやるよ。』

『ありがとう、』

『ホント、ムカつくわ~』

『・・・・・・』





・・・こうして私は彼と別れたのだけど?

今回凄く勉強にもなった。

”付き合う前から、好きな男性ひとにスキすき好き言わない方がいいと

本当に想ったからだ。“

今度付き合う彼には、あんまりスキすき好き言わないようにしようと思う。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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