1話
(ん?ここはどこだ??たしかオレはクソ野郎をぶち殺して、そっから???)
「〇〇〇〇さん、起きてるのには気づいてますので目を開けて下さい」
「誰だ?見たところ医者と言う訳では無さそうだが」
何が起きても良いように主人公は体を少し起こそうとしたが起こせずそれどころか、手の感覚等はあるのに腰から先が全く動かい事に気付いた。
「〇〇さんあなたが車にひかれたのは記憶にありますか?」
「あ~たしかにひかれたな。て事はここは地獄か?にしては白い部屋だが」
「記憶に問題は無いと、〇〇さん体に不調はありますか?」
「腰から下が全く動かない以外は特にないが?そろそろオレの疑問に答えてくれるかな?ここはどこで、アンタは誰で、何のためにオレがいるのかを」
「〇〇さん失礼しました。私、日下部と申します。アリサカ警察庁に所属している技術者の一人でございます。ここは警察庁の地下3階の施設となります。」
「はぁ?警察庁の地下3階に施設なんて無いだろ?」
「いえいえございますよ、秘密裏ですが。さて次はなぜここに貴方様がいるかですね。簡単でございます、我々の秘密組織に所属して欲しいのですよ。」
「秘密組織??お前大丈夫か?頭の病院に行って来いや」
「正常ですよ。私は、ドラマとか見ません?自衛隊に別班がいるとかのドラマ。この秘密組織が誕生した歴史を簡単に言いましょうか?」
〇〇がうなずくと
「簡単でございます。再犯するクズ共、大規模な凶悪事件を画策するクズ、凶悪事件なのに無罪判決を受けたクズの殲滅です。」
「ハァやっぱり狂ってるな。」
「狂ってるのは犯罪を犯すクズ共です。この祖国を汚すクズ共を殲滅した所で誰が悲しむ。いつも悲しむのは被害者方です。ならば我らが正義の名の下!クズ共を殲滅するのです。」
鬼気迫る話が終わると少し落ち着くためにか、近くの机に置いていたペットボトルの水を飲むと、深呼吸をして〇〇をジッと見た。
「下半身が動かないんだぜ?無理だろ。」
「それはコチラの改造を受けていただけると自由に動けますよ。」
「狂ってるがそれには賛成だ。改造を受けるよ」
日下部がニヤリと笑うと
「ようこそ。警察庁長官ならびにアリサカ工業認定組織【御庭番衆】へ」
日下部は左手で胸の旭日章に手を当てながら敬礼した。