1話 エンドレス教頭スピーク
どうも、2作品を打ち切った猛者です。今回から新しいシリーズです。いつ私がこの作品を打ち切るのか今から楽しみです。
帝国魔法学園。それは日本の東京に建てられた魔法使いを育てる教育機関だ。この学園の特色はなんといっても実力主義によって学園での生活ががらりと変わることだ。
一学年四クラスの計八十人。それが三学年まであり、全校生徒は二百四十人にのぼる。
そして実力主義とあるように、この学園には二つのランキングがある。
一つは『個人ランキング』これは学期の最初と学年末、中間にあるテストが終わった後にある、個人トーナメント、団体トーナメントによって決まるランキングだ。特に最後の個人トーナメント、団体トーナメントは全校全員が参加する全校個人トーナメント、全校団体トーナメントになり、先輩。後輩とも戦うことになる。なお、団体のほうは他クラスとも組めることをお忘れなく。
二つめは『クラスランキング』これは学年のクラスで競い合うもので、だいたいは月に一度で開催される。さらに、ルールなども開催の数日前に発表され、頭の回転、武力などさまざまな観点からの催しとなる。なお、ランキングの順位によっては教室の設備にも影響が出る。
次に、先ほどから述べている生活について話そうと思う。ランキングには生活の質もかかわっており、その順位ではないと出来ない、入れない設備がある。もちろん一つのランキングだけではなく、個人ランキングで何位というような設備もある。みなさんはランキング上位に入れるよう努力していただきたい。
いろいろと注意しておきたいことがありますが、時間も押しているためこれを最後としましょう。
この学校ではクラスで争うクラスランキングも大切ですが、それ以上に個人ランキングが大切です。みなさん、クラスで頑張るのも結構ですが個人でも頑張ってください。
それでは私からは以上です。
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長い長い学園長……ではなく教頭の話が終わると大きな拍手がなった。おそらくみんな耐えていたのだろう。だって教頭が話したことは事前説明で受けていたもので、全員が知っていたものだからだ。
俺は少し痛くなった尻のポジションを調整し、入学生代表の話を聞こうとする。そのとき、隣から眠たげな声が聞こえた。
「んうぅ、……教頭の話し終わった?」
そう目元をこすりながら訪ねてきた知らない子。もちろん先生に怒られたくない俺は綺麗に無視する。
「おい。他人のふりをするな黒崎かける十五歳。……そこまでして他人のふりをするなら私は大声でお前の秘密を叫ぶぞ。」
「はあ、教頭の話は終わって今は入学生代表の話って……いつの間にか終わってた……。」
こういうイベントみたいなの楽しみにしてたんだけどなあ、と落ち込む俺とは対照てきに喜んでいるこいつは影石レイ。影と苗字にあるのに活発な苗字ブレイカーのこいつと俺は幼馴染の関係にあり、俺はこいつのせいで苦労したことがたくさんある。
「おやおや~。もしかして代表の人が性癖にドストライクだったの?」
「そんな不純な動機なわけあるか、そもそも顔すら見てないのにどう刺さるんだよ」
こいつは黙っていれば可愛いのだが、いかんせんハチャメチャな行動をとるせいで告白されたことが一度もないレアな奴だったりする。
俺が黙っていれば可愛いものを、と思っていると。
どうやらクラスに移動らしい、基本この学校にクラス替えはなく三年間一緒なわけだが、残念ながらおれはこいつと一緒のクラスのようだ。
べ、別に話し相手がいないから一緒でよかったなんて思ってないんだからね‼(ツンデレ)
言い忘れてましたが、投稿は不定期です。
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