一日目 (馴れ初め)
はじめに
初めての投稿及びチャレンジです。拙いとは思いますが宜しくお願い致します。
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「ふぁ~…めんどくさいな…」
そんなことをぼやきながら床から起き、仮眠室から出る。
今日も普段と変わらない研究…いや捕虜の監視?兵器の整備?まあとにかく仕事の時間になりそうだ。
「みんな~おはよう~」
適当な挨拶をし、自分の仕事場である研究部署に入る。
「あ、ボス!おはようございます!」
「ボスじゃないですか~おはようございま~すっ」
部下達が僕の挨拶に対して次々に挨拶を返してくる。今日も何事もない始まりだ。
「ボス、とりあえず日中の報告レポートです、受け取ってください」
「おーあんがとー…やっぱり特に異常無し?」
「そうですね~…おかしいとは思うんですが…」
「まあしょうがないさ、というか問題起きてここが壊滅しなきゃなんでもいいんだけどね、僕としてはだけど」
「アハハ、違いないですね!んじゃ俺はいつも通り3番地帯に戻りますんで!」
「おう、今日も一日よろしく~」
こうしていつも通りの毎日が始まる…なんてことはなく。
突如見知らぬ者に話しかけられたのだ。
「すみません、あなたがキルス博士ですか?」
「うわっ、誰!?あ、キルス博士は僕だよ。」
「申し遅れました、今日から配属となりましたバイトリーです。担当は看守警備です。よろしくお願いします。」
「あ、あぁ…よろしく~」
いや誰?何一つ連絡も来てないんだけど…!?というか看守警備ってなんだ?!
「ええと、何か間違えた挨拶でしたでしょうか?」
「いやそんなことないよ!?というかすっごい真面目だねバイトリー警備長!」
「ありがとうございます。しかし自分の担当は…」
「あーごめん、長いから警備長ってことでよろしくね、そのほうがわかりやすいし呼びやすいし」
「わかりました、改めてよろしくお願いします、キルス博士。
「うん、よろしく~、で早速いいかな?」
「はい、なんでしょうかキルス博士。」
「呼び捨てで呼んでいい?」
「…えっ?いや別に問題はないのですが…」
「んじゃそうさせてもらうね、バイトリー。ちなみに僕を呼び捨てで呼んでもいいし今まで通りでもいいよ、バイトリーの自由にしてね」
「は、はい…」
混乱中のバイトリー…うーん、どんな環境で今まで過ごしてんだ?
「ちなみに部屋とか仕事内容とかどこに行くとか聞いてる?」
「いや、何も。」
「マジかよ###上層部に対する暴言###」
この後三時間ほど説明や場所案内、バイトリーの場所政策、その他諸々で時間が消し飛んだ、何事も起きなかったのが幸いである。
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「なるほど、ここは戦いで捕まえた捕虜を監視する場所でもあり兵器や魔法の開発や管理が主な仕事なのですね?」
「よく纏められたねバイトリー君?一気に話したのに…」
「というかここでよろしいのですか?博士のすぐ隣で…研究の邪魔になるのでは?」
「まあそのほうが問題起きた時に守ってもらえるし、結局他に場所を確保出来なかったからね…」
うーん、さようなら今までの日常、こんにちは新しい日常。
バイトリーの勤務時間は僕と同じ月が出ている間にし、まずは仕事に慣れてもらうことにした…
といっても彼は以前の配属が前線で人間と戦う先鋒軍の中でも切り込み隊長だったというのだ。
研究とかは無理なので警備を任せることにした。というか元々警備担当とか言っていたような気もするけど。
…結局何事もなくその日は終わってしまった。不謹慎だが警備関連の仕事起こしてほしかったような気もするがバイトリーは「無事が一番です、私のことはお気になさらず」と言った。
僕らと同じスケルトンとは思えない程真面目だ…
「キルス博士。」
「ひゃい!?」
「すみません、突然話しかけてしまって。」
「いいんだよ~、んで何かな?」
「明日からもよろしくお願いします。」
「うん!よろしく!」
新しい日々が始まったけど…いつもと同じで何も変わらないようで、全く新しい毎日になりそう、そんな予感を感じる日だった。
まあ次の日には絶対問題が起きるんだけどね…気が重いけど報告日誌はここまででいいか、うん。
あと初めて日誌を書いてみたけど気が重いと書いたけど意外と楽しいね!明日書くのも楽しみ!
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担当 キルス 役職 研究部署部長
日付 三日月 16日 1113年
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前書きとかあとがきあったんだ!と何も知らずに思い付きで書き上げた作者です、どうもよろしくお願いします(?)
面白いかどうかわかりませんが、思いついたら続きを書いていくつもりではありますので暇でしたらこれからも呼んでくれるとこの上なくうれしいです!