表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

晴れのち優しい雨

『敬介の奴…余計なお世話なんだよ』


敬介が帰ってからどれぐらいたっただろうか?

蒼太はあれからずっと喫煙所でムスッと、考え込んでいた。


『あれ?…雨?』


気が付くと、空は灰色になり今にも泣きだしそうだった。

蒼太が空に向かって手をかざすと、仰向けに寝転がっている蒼太の額に水滴が一つ落ちてきた。


蒼太は面倒くさそうに立ち上がると、ズボンの埃をパンパンと掃い梯子を下りて行った。


蒼太が教室に着くと他の生徒の姿は無かった。

校庭に目をやると部活動をしている生徒が見えるが、先ほどの雨のせいで皆部室に避難し始めていた。

蒼太は自分の机から鞄を取り、帰ろうとする。


『ちょっと!どこ行くのよ!』


何者かに後ろ襟をグイッと掴まれた。

蒼太がそのまま後ろを振り返ると、そこには茜が立っていた。


『俺は帰宅部員としてこれから青春を謳歌しに行くところだが?』


そう言うと、蒼太は茜の手を振りほどき襟を直した。


『要するに、帰るって事でしょ?』


『うむ、名誉帰宅部員としてな』


茜はハァと溜め息をつくと、再び蒼太に話しかけた。


『さっき、敬ちゃんとも話したんだけど…やっぱり、シーランド行こうよ!』


『え?』


蒼太は帰ろうとする足を止めて茜の話を聞く。


『敬ちゃんは、今は話さない方が良い、って言うんだけど私は皆で行きたいし』


『茜…今その話は止めようぜ。面倒臭い…』


蒼太はかったるそうに話を止めさせようとする。


『だって!絶対楽しいよ?せっかく高校最後の夏なんだし、有紀ちゃんも楽しみにしてるし…』


『やめろ!その話は今すんな!』


蒼太は顔色を変え、茜の話を制した。

茜の体がビクッと揺れ、怯えた様に少し硬直する。

すると、蒼太はハッと我に返り自分が怒鳴っていたのに気が付いた。


『あ、わりぃ…ちょっと…イライラしてて…俺…』


蒼太がたどたどしい口調で謝ると、茜は心配そうに蒼太の顔を覗き込む。


『何かあったの?敬ちゃんとケンカでもした?』


『ケンカと言うか…意見の食い違いってやつかな』


茜がホッと肩を撫で下ろすと再び蒼太に話しかけた。


『だったら良いんだけど、絶対にケンカはしないでね。』


『分かってる』


そう言うと、蒼太は教室に茜を残して廊下を進んで行った。

すると、茜は慌てた様に蒼太の後を追い、廊下に出て蒼太に話しかけた。


『蒼太!でもね!』


蒼太は足を止め振り返る。


『有紀ちゃん本当に楽しみにしてたよ?本当だよ?』


茜は、すがるような目で蒼太を見る。

蒼太は『分かったよ』と言う様に軽く手で返事をして、その場を去った。


蒼太の胸に何かがチクリと刺さる感じがしたが、蒼太はそれを押し殺した。



昇降口に着くと、蒼太は上履きをスニーカーに履き替え、外に出ようとする。

しかし、一層強まった雨足に蒼太は一瞬躊躇する。


『はぁ…かったるいなぁ…』


そう言うと、覚悟を決めた様に軽く屈伸運動をして一気に駆け出そうとした。

その時、蒼太の頭上にフッと影がかかる。


『良かったら入っていかない?』


声のする方に顔を向けると綺麗な黒髪の女の子が蒼太に傘を差し出している。


有紀だ。


蒼太の顔が一瞬で、沸騰した様に熱くなる。

口をアウアウとパクつかせるが、すぐに冷静を装い、いつもの口調で話しかけ様とした。


『そ、そんな…よ、よかとですか?』


しかし、出てきた言葉は、なぜか九州弁だった。


『ぷっ、なんで九州弁なの?』


蒼太は『しまった!』と、言った感じで慌てて言葉を探す。

そんな蒼太をよそに、有紀はクスクスと口元を軽く押さえて笑う。


『あ、あははー…今、練習中なんだよねぇ…九州弁』


『フフッ、ホント蒼太君て面白いね。良かったら一緒に帰ろうよ。』


有紀は、持っていた自分の傘を蒼太に差し出した。

蒼太は心の中で『Noooooo!!やめろー!やめるんだ俺ー!』と叫ぶが、すでに差し出された傘を手に取っていた。

すると、有紀は傘を差す蒼太の左手に手を添えた。


『うっ!!』


蒼太の体がビクンと跳ねる。


『どうしたの?』


『いやー…なんでも無いっス』


蒼太の心臓は、今にもはち切れんばかりにドクドクと、脈打つ。


『…(おいおい、どうなってるんだよ?俺…有紀ちゃんと相合傘?しかも、手…手ぇぇぇ!!)』


蒼太が心の中でそんなことを考えると、今の現実がよりリアルに感じられた。

触れている手から鼓動がが伝わりそうなぐらい、蒼太の脈は強くなりスピードを上げていった。


『…(茜…敬介…俺今日死ぬわ…死因は心不全です)』


そんな事を考えて歩いていると、気が付けば校門に差しかかっていた。

校門を出て右に曲がると、蒼太は色んな考えを巡らせながら、有紀が濡れないように体を右側から左側に移した。


有紀がキョトンと、した顔で蒼太を見つめる。

それに気が付いたのか、蒼太は『ん?』と、有紀を見る。


『蒼太君て優しいね』


キョトンとしていた有紀の顔に笑みが溢れる。


『な、なにが?』


『だって、何も言わずに車道側歩いてくれるんだもん』


蒼太は無意識に車道側を歩いているのに気が付いた。

小さい頃に『お兄ちゃんなんだから弟を守ってあげなさい!』と、母に言われていた蒼太は、洋助と歩く時は必ず車道側を歩かされていた。

そのせいか、今でも誰かと歩く時は小さい時からの習慣で、車道側を歩く。

と、言うよりも車道側じゃないと居心地が悪いのだ。

もちろん、茜と歩く時も車道側を歩くが、茜の場合『レディーが歩道側を歩くのは当たり前でしょ?』と、無理やりでも歩道側を歩く。


『あ、いや、コレは、その…』


有紀はクスクス笑いながら今度は蒼太が傘を持つ右手に手を添えた。

蒼太の顔がボンッと、さらに赤くなった。


『どうしたの?体調でも悪いの?』


蒼太の様子がおかしい事に気が付いたのか、有紀は心配そうに蒼太に尋ねた。


『え?な、何でもないよ!ただ…あの…その…』


蒼太は傘を差す手の方に視線を向けた。


『ん?手?』


蒼太は有紀の顔を見てウンウンと、頷く。


『あ、ごめん!イヤだった?』


『いや、全然イヤじゃないよ!ただ…皆に見られて恥ずかしくないかなー…って』


すると、有紀はニコッと笑い、添えていた手をギュッっと握った。

蒼太は、一瞬ビックリしたように傘を持つ手を見たが、再び前を直視して歩いた。


『だって、くっついてた方が濡れるの少ないし。それに、そんなに恥ずかしい事かなぁ?』


有紀は悪戯っぽく笑うと、蒼太の顔を覗き込んだ。

蒼太は視線を有紀から逸らし、少し目を泳がせながら話した。


『水野はそうかもしれないけど…俺にはちょっと…』


『水野じゃなくて有紀!』


『ほぇ?』



驚いた様に視線を有紀の方に向けると、蒼太から力の無い間抜けな返事が飛び出した。


『もぅ!水野なんて呼ばないの!有紀で良いよ』


有紀は蒼太に水野と呼ばれたのが気に食わないらしく、頬をプクーッと、膨らませていた。


『あ、ご、ごめん…ゆ…』


蒼太は後に続く言葉をなかなか言い出せず、困った表情になる。

有紀はクスクスッと笑うと、蒼太の言葉から自分の名前が出てくるのを、目をらんらんと輝かせて待った。

少し間を置いてから蒼太は途切れた言葉を続けて発した。


『…ゆ、有紀』


有紀は満面の笑みを浮かべると蒼太をからかうように話した。


『んー?なぁに?蒼太君?』


蒼太はバッと、有紀の反対方向を向き、顔を耳まで真っ赤にした。


『…(なんなんだこれは?夢か?夢なら頼むから覚めてくれ!)』


しかし、何度確認しても現実だった。

ポケットに入れた手で、有紀にばれない様に自分の太ももを抓るが、刺さるような痛みが返ってくるだけだった


『あ、ごめん…怒っちゃった?』


有紀は、蒼太が怒ってしまったのではないかと少し不安そうに尋ねた。

蒼太は慌てて有紀の方を向き直し答えた。


『怒る?イヤイヤイヤ!全然怒ってないよ!?』


蒼太は顔を赤くしたまま振り返るが、有紀は少し俯いてシュンとしていた。

蒼太は、怒ってない事を伝え様とする。


『こんな事で怒ってたら茜と敬介の相手なんかしてられないから!とっくに俺の鋼鉄の胃にも穴空いてるから!』


さらに、蒼太の怒ってないよアピールはヒートアップする。


『だからさっ!有紀がこんな事したぐらいで怒るわけがないんだって!神に誓う、仏に誓う!!』


蒼太は必死にアピールを続けるが、有紀は俯いたままだった

しばらくすると、俯いたままの有紀の肩がカタカタと震える。

次の瞬間、もう我慢できない!と、有紀が顔を上げた。


『アハハッ!蒼太君面白ーい!』


『へ?』


有紀は笑いながら蒼太に話しかけた。


『鋼鉄の胃に穴が空くとか、神に誓う、仏に誓う!とか大袈裟なんだもん』


有紀は少し落ち着きを取り戻し、涙を拭いた。


『いやー…そのぐらい大袈裟に言わないと、分かってもらえないかなぁーって…』


蒼太はなぜ笑われているのかイマイチ分からなかったが、有紀が落ち込んでいない事を確認すると、少しホッとした。


『でも、今度は違和感なく言ってくれたね』


『え?何が?』


蒼太は何の事やらと有紀に尋ねる。


『有紀って呼んでくれた』


蒼太は知らないうちに『有紀』と呼んでいた事に気が付いた。


『あ…』


今度は蒼太がおずおずと下を向いてしまった。


『全然気にしないでいいのに。私も茜ちゃん見たいに気兼ねなく接してほしいの』


『茜みたいに?』


蒼太は『なぜ?』と、言った感じで顔を上げて有紀を見る。


『私、幼馴染って居ないから…羨ましいんだぁ。』


『アレが羨ましい?人の家に勝手にズカズカ入ってきて、仕舞には晩御飯まで勝手に食ってく奴だぜ?』


『フフッ』


蒼太の話を聞いて有紀の口元が緩む。


『うん、凄く羨ましいよ。だって、小さい頃から一緒で、お互いを分かりあってるから出来る事でしょ?』


『分かりあってると言うか…あいつの場合分かりすぎ!俺の洋服ダンスのどこに何が入ってるかまで知ってるからなぁ』


気が付くと、蒼太は有紀と普通に話をしていた。

今まで緊張して、ちゃんと話したことも無かったのにその事を忘れて話した。


『…でさぁ!そん時敬介がさぁ!』


『うんうん!』


とても、楽しい時間が流れていた。

茜や敬介と話す時とは違う、とても優しい時間だった。


『本当に仲良いよね!私、蒼太君の事好きよ』


『え!?す、すすす好き!?』


予想しない言葉に蒼太は驚きを隠せなかった。


『あ、ごめんね!そう意味じゃなくって、本当に仲良いよね?先生に怒られてる時とかでも一緒だし、何か…親友を絵にかいたような感じって言ったら分かるかなぁ?』


有紀は両手の人差し指と親指で長方形を作りそれを『うーん…』と、いった感じで見る。


『とにかく、本当に仲良さそうで、そんな蒼太君と敬介君を見てるのが本当好きなんだ。』


『あ、あぁ…そう言う事ね…』


蒼太はホッとしたような残念なような、何とも言えない感じになり、言葉を失う。

そんな蒼太を見て有紀は蒼太に尋ねる


『あれ?残念だった?』


『ち、違う違う!全然違う!!』


蒼太は自分の顔の前で、手をブンブンと振り懸命に悟られない様にする。


『なによぉ、そこまで否定しなくったっていいじゃない』


『あ、いやー…その…』


蒼太は何かほかの話題を探そうと周りを見るが、話題になりそうなものは見つからない。

その時、蒼太は咄嗟に一つだけ思いついた話題を、半分パニックになりながら有紀に振った。


『そ、そう言えば有紀って、凄く綺麗な指輪してるんだねぇ』


しまった…そう思ったが、時すでに遅し。

有紀は、左薬指に光る指輪を見ると、蒼太に見せた。


『あ、コレ?』


初めて間近で見る有紀の指輪を見て蒼太は声にならずにいる。


『この指輪良いでしょー!去年亡くなったおばあちゃんの形見なんだぁ』


『へ、へー!お、おばあちゃんの形見なんだぁ!…ん?』


蒼太は話を聞き流そうとするが、一瞬考えて有紀に問いかけた。


『お、おばあちゃんの形見??』


『うん。スッゴク優しいおばあちゃんでね、いつもこの指輪してたんだぁ。今ちょっと訳あって借りてるの』


蒼太の頭の頭の中はグチャグチャになっていた。

それでも、懸命に言葉を振り絞り話を途切れさせない様にする。


『そ、そうなんだ。俺はてっきり…』


有紀は『え?』と、言う顔をして蒼太に尋ねた。


『てっきり何?』


『いや、恋人とかから貰ったのかなー…って』


すると、有紀は笑いながら蒼太に返した。


『アハハ!そんな訳ないじゃない。』


今度は有紀が手を振りそれを否定する。


『だって…じゃあ何で左の薬指何かにはめてるんだよ?』


蒼太が尋ねると有紀は下を向き、少し声のボリュームを下げて話す。


『…指にしか…ったの』


『え?』


有紀の言葉を聞き取れず、蒼太は再度有紀に尋ねた?


『もぅ!この指にしか入らなかったの!』


有紀は下を向いていた顔を蒼太の方に向け、今度は少し大きな声で照れながら蒼太に返した。


『入らなかった?』


『サイズがこの指にしか合わなかったの!おばあちゃんは中指にしてたけど…私には左の薬指じゃないと合わなかったの!』


蒼太はあっけにとられて話を聞いた。

冷静さを取り戻した蒼太は、今までの話を振り返り、やっと事を理解した。

つまり、有紀の指輪は恋人から貰った物ではなく、おばあちゃんの形見の指輪だった。

そして、左の薬指にはめているのは、サイズが合うのがその指しかなく、仕方なくはめている事。


蒼太は少し間を置くとホッとしたような何とも言えない感情が込み上げて声を出して笑ってしまった。


『あっはっはっはー!そうなのか!そうかそうか』


有紀は、笑う蒼太を見ると少しむくれて話した。


『あー!笑ったー!そんなに笑う事?どうせ私は指が太いですよ!』


有紀はプイッとそっぽを向いて頬を膨らます。


『あはは…ごめんごめん。そう言う意味で笑ったんじゃないんだ。』


『じゃあ、どういう意味?他に理由なんてないと思うんですけど?』


蒼太は有紀の方を向いて少し笑いながら話す。


『そうじゃなくって、有紀ってしっかりしたイメージがあるから、何かそういう話って似合わないなって、思ってさ』


有紀は蒼太の言葉を聞き、それを否定した。


『全然しっかり者じゃなよぉ!忘れ物だってしょっちゅうするしホント自分でも嫌になるくらい』


それを聞くと蒼太は胸のつっかえが取れた様にとてもホッとした。


『忘れ物多いのか?本当に意外だなぁ』


『うん、だから今度何か忘れたら蒼太君の所に借りに行くね』


『え?』


蒼太の胸がドクンと、跳ねる。


『あれ?だめ?』


『う、ううん!全然いいよ!』


『本当?やったー!』


先ほどドクンと跳ねた胸が、今度はキュンと締まった。

蒼太は『何でこんな事になったんだっけ?』と考えるが、今となってはどうでもよくなっていた。

好きな子と一緒に帰れて、距離も縮まり、また会える理由も出来た。

そんな事を考えていると、さらに胸がキュンと締まった。


『あ、蒼太君の家ってココじゃなかったっけ?』


気が付くと家の前に着いていた。

後ろ髪を引かれる思いだったが、家に着いてしまっては一緒にいる理由も無く、蒼太は有紀に傘を返して鞄を頭の上に置いた。


『じゃ、また明日ね。今日は楽しかった。』


『あ、うん、俺も』


有紀が『じゃね!』と手を上げると蒼太もそれに答えるように手を上げた。

有紀は歩き出そうとしたが、何かを思い出したように足を止めた。


『蒼太くーん!』


有紀は、家に入ろうとした蒼太を呼び止めた。


『また一緒にかえろうねー!』


と、少し離れた所から手を振った。


『お、おう!』


蒼太もそれに答えるように有紀に手を振った。

有紀は前を向き、そのまま振り返ることなく帰って行った。

蒼太は右手を上げたまま硬直している。

しばらくすると、右手を顔の前に持ってきて、ニギニギとグーパーを繰り返す。

さっきまで触れていた有紀の手の体温がまだ残っている。


『茜…敬介…マジで人生三回あるチャンスのうちの一回目が来たかもしれん』


そうつぶやくと蒼太は家の中に消えていった。


部屋に着くと、鞄から携帯電話を取り出し、いつもの様に鞄をベッドの上に放り投げる。

茜に電話をかけると開口一番今日の態度を詫びた。

そして、最後に『もしかしたら、シーランド行くかも』と告げて電話を切った。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ