2 入隊手続き
みなさんこんにちはこんばんは。玄米ごはんです。
大分遅くなっていまいましたが、神玉第2話投稿しました!
お楽しみください!
シェル「まず、名前をどうぞ」
大の牛乳好きのシェルはマグカップの牛乳を飲む。
マナ「マナ・ウリエル です!」
シェル「うりえる?4大天使の1人とか言われてる奴とおんなじ名前だな」
マナ「はい!私の母です!」
ブハッ
あまりの驚きに盛大に牛乳を飛び散らしたシェル。
マナ「うわぁぁぁ!大丈夫ですか!」
シェル「あぁ…辺りがミルクに…。あなた今サラッと仰いましたけど、母って…、じゃあ種族 天使族でいいですね」
マナ「ハーフの場合ってどうなるんですか?父は人間なんですけど…」
シェル「それは聞いてみないとわからんなぁ…ま、「天使族」って書いとけばいい事あるんじゃない?」
床に飛び散った牛乳を雑巾で拭きながらそう呟いた。
天使族のハーフ。それですら珍しいとされていて、闇商売の中ではSランクとされているが、4大天使となると、それを知られてしまったら世界中から狙われるだろう。
え?闇商売なんてどこで知ったかなんて?
世の中には聞いていい事と聞いてはいけない事があると思う。そう答える事しか出来ないだろう。
シェル「そうか…目立ちすぎてもいけないしなぁ…天使族って書いて質問攻めにされたらバレそうだしな…」
机に座り直す。
マナ「人間にしとくとして、他に調べる事は?」
本日開拓の第6便利屋。シェルは入隊手続きのマニュアルを読みながら、話を進めていった。
シェル「えっと、『気力について教えろ』か…。気力なんて気力使い認定試験に合格してるかどうかだな。個人情報の紙とかなんかないのか?」
マナ「試験の時に作った身分証明書ならありますけど。」
渡された身分証明書を読み、一つずつ入隊手続きを済ませていき、疑問に思ったことを質問していく。
シェル「えっと?属性は『無』…本当に『無』?」
マナ「わかんないんですよ…詳しく調べてみたものの」
シェル「じゃあそれは俺と一緒に見つけていくか」
するとゴォォォォンと重い音がした方思うと、基地のサイレンが鳴った。
「魔界からの魔獣反応あり。近場の基地は直ちに撃退せよ。繰り返す…」
シェル「お?また怪獣くんが来たかぁ。最近魔界と揉めてんだよね」
最近、人間界と妖力使いがいる魔界との貿易が失敗し、魔界が強制的に貿易を進めようとしているらしい。
マナ「すぐ行きましょう!」
シェル「そうだな、お手並み拝見といこうか」
現場に着くとそこには5m弱の怪獣が街を荒らしていた。
シェル「およ?大分な小型だな…。ま、さっさと終わらせて、被害を食い止めよう」
シェルがかかろうとした時にはすでにマナは走り出していた。
軽い身のこなしで飛び上がると、猛烈なパンチを食らわせた。
シェル「ほー!見てて気持ちがいいな!ていうか体術だったんだ」
マナ「剣とか使えないですから」
と言ってみせると
シェル「俺が教えてやるよ」
マナ「剣使うんですか?」
シェル「おう!双剣だ!あ、でも大剣のほうが似合いそうだな、お前」
マナ「じゃあ又教えてくださいね!」
マナは気づいていないようだ。かつての5本指候補だと。
シェル「さてと。どうする?基地に泊まるか、家に帰るか」
知らなかった。基地に泊まることができるなんて…
雰囲気に慣れるためにも泊まろうと思い、「泊まる」と答えると
シェル「そっか、じゃあ一人で基地ライフ楽しんで」
ゑ?
マナ「シェルさんは泊まらないんですか?」
シェル「あんな埃っぽいところに泊まるわけないだろ?まあ、掃除もついでにしといてくれや」
マナ「もしかして…雑用!?」
シェル「なぁにそんなことはないさー多分。それともこの俺とそんなに一緒にいたいのかぁ?あーあ「帰る」っていってりゃ、掃除しなくて済んだのになぁー」
最初はとても信頼してたはずなのに、一気にシェルに対する考え方が変わった。
もしかしたらこのひとはトコトンクズなのかもしれない。
いかがだったでしょうか…
第1話でアクションシーンがなかったのでほんの少しだけ入れてみました!
次話お楽しみに!