七夕の日に死んだかもしれない彼
掲載日:2017/07/08
彼が何を思って。
何を感じていたのか。
(知りたかった)
彼が死んだこと何人が知ってるのかな。
人が一人死んでも誰も気づかない場所。
(それが大学)
ある時彼はぽっと消えて。
(フッと死んだ)
電話が鳴って、
(彼が死んだと事務的に伝えてくれた)
詳しいことは知らないよと
(あなたが部長なんだから部員に連絡してねって)
いなくても気づかなかった。
(私が消えたら誰か気づいてくれる?)
受け入れられなかった。
(今も受け入れられてないくせに)
何も知らない。
(死んだ日も、理由も、彼の何もかもを!)
でも彼はきっと七夕に死んだ。
(そういう確信がある)
よだかのように命を燃やして夜空で煌めく星になっている。




