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帝都立・ロンバルディア学園 その7

遅くなりましたー!。


今日の更新です。


挿絵でも入れてみるか!と頑張っていたんですが…。


なんと、サイズオーバーで載せれませんでしたorz

色塗り苦手なんでヘッタクソなんですけどね…。


いつも短くてすいません( ´•ω•` )


読んで下さる方やブックマークして下さっている方々には感謝です。

 学園に来て早々、授業どころでは無い事件が起こっており、解呪と黒幕潰しをボクとイヴが分担して行いました。

 その後はリュークさんに報告した後、用意されていた屋敷へと移動しつつどこでも行けるドアを屋敷内に設置していつでもアトリエに帰れるようにしておきました。


 さてさて、そのお屋敷なのですが、客室含め十二部屋ほど有りました。一臨時講師を雇うにしては破格の待遇ですので、リュークさんに問い合わせたところ『先の一件でも世話になったし今後の事も含めてある。』とのこと。


 今後、と言う部分に引っかかるのですが、今はやめておきましょう。それよりも、お掃除などが大変だなぁと思っていたところにリュークさんが手配してくれていたメイドさんや執事さんがいらっしゃったので助かりました。


 さすがに学園の講師をしながらお屋敷の維持、錬金術などしていては身体が持ちませんし…。


「それにしても、このお屋敷広いよねぇ」


「無駄に広過ぎる気がするわね…。」


「ぶっちゃけこんなに広くなくて良い気がするのじゃが…。」


「ゆったり出来ればそれでいいけど、広過ぎるのもなんか落ち着かない…。」


 とまぁ、ボク含めた皆んながそう思っているんですけれどね。


「そんな事はいいけれど、明日の学園はちゃんと機能するの?」


「うーん、どうだろう?。一応出勤はするけれど、学園の教師までほぼ全員がやられてたから…。」


 そう、問題はそこです。教師を含めた九割以上が例の呪いで思考がおかしな事になってたみたいですから…。


「もし休校になったら、帝都をゆっくり見て回りたいなぁ〜。」


「それはいいわね。ここに着いてからと言うものの、バタバタしっぱなしだった訳だし。」


 イヴも乗り気みたいです。個人的には、帝国がどれ位錬金術に力を入れているか気になるところですからね!。


「おや、リーン様。今日はお出かけですか?。」


「一先ず学園に顔を出してからかな?。休校になるかも知れないし、確認も含めてね?。」


「左様でございますな。それにしてもリューク様は学園の件に関してのご連絡もしないとは…。今度お会いしたら折檻ですな。」


 そんな物騒なことを言う執事さんこと、ジルバーグ・セレスティアさん。因みに娘さんは腕利きのメイドさんらしい。

 さらに、リュークさんのお世話係だったらしいです。リュークさんに対して遠慮の無い言い方に、王族を全く気にしていない言動は凄いですね。


「昼食は如何なさいますかな?」


「取り敢えず、ボクはいらないよ。皆んなは?。」


「うむ!食べるのじゃ!。」


「頂こうかしら。」


『食べるー。』


「ボク以外は食べるみたいだね。」


 ボクの言葉に頷くジルバーグさん。因みに、皆さんにもイヤーカフスを着けてもらってますのでリファナの声も聞こえてます。

 うん、我ながら便利アイテムですね。


「じゃあボクは一度学園に行ってくるから。」


「一度帰ってくるんでしょう?」


「そのつもりだよ。」


 皆んなでゆっくり帝都を見回るいい機会ですしね。


「じゃあ、行ってくるねー。」


「行ってらっしゃいませ。」


「行ってらっしゃい。」


「うむ、帰りを待っておるのじゃ!」


『早く帰った来てくれると嬉しい。』


 各々の言葉を聞きながらボクは屋敷を後にしました。

 流石帝都と呼ばれるだけあって人が多く、活気があります。


「おっ?見かけない顔だねぇ。帝都には観光で来たのかい?」


「いえ、お仕事で来たんですよ。」


「冒険者、って風には見えないわねぇ。だとしたら、錬金術師かい?」


「そうですよ。ロンバルディア学園の講師として呼ばれました。」


「はぁー!そいつは凄いねぇ!。その若さで先生かい!」


 恰幅のいいおばさまがからりとしたいい声で話しかけて来ました。気さくな感じの方で声も大き過ぎるくらいですが、なんと言うか下町のおばさま的な感じです。


「昨日は大変だったって話じゃないか!。アンタは大丈夫だったかい?」


「えぇ、ボクは治療の方をしていましたから。」


「怪我人とか出たのかい?」


「怪我はなかったんですが、精神的な部分が攻められていた様で…。」


「そうなのかい…。昨日の今日で授業するのかい?」


「流石に無理ですよ。今日は寮生の容態を確認して報告書提出する感じです。」


 おばさまは口を開けたまま固まっていました。


「アンタ、凄いんだねぇ…。」


「そんな事ないですよ…。ボクに出来ることなんて、少ないです。」


「何言ってんだい!そんな事いったらアタシらなんか何も出来やしないさね!。胸張りな、アンタは他に出来ない事が出来んだからさ!」


 ニカッと太陽の様な笑顔で応援してくれました。


「はい!。ありがとうございます。おかげでもっともっと頑張れそうです!。」


「でも、頑張りすぎはダメだからね?。」


「はぁい。気をつけます。」


「あっはっはっはっ!」


 そんなやり取りをした後に、ボクは学園へと向かうのでした。



挿絵(By みてみん)

おまけ 話  


現代、地球某所。


ハルキ「ユウリさん何やってるんですか?」


ユウリ「ん?。おー、ハルキじゃん。今ねー、TCGやってんの。」


ハルキ「遊◯王、な訳無いですよね。WSですか?」


ユウリ「いーや、ヴァンプレイスだよ。」


ハルキ「…なんすかそれ。」


ユウリ「想像力が勝利の鍵さ。やってみるー?」


ハルキ「じゃあ、やります。」


ユウリ「じゃあ、イメージするのよ!。ここは地球とよく似た惑星、リーン。その惑星の二人の女神によって私たちはそこに降り立ったエーテル体よ。私たちに与えられた能力は二つ。一つはその星に住む生命に乗り移る事ができること、そして二つ目は仲間を呼ぶ事ができる魔法が使えること。この二つを駆使して相手に6ダメージ与えた方が勝ちよ。」


ハルキ「一ついいですか?」


ユウリ「なに?」


ハルキ「それ完全にヴァン◯ードですよね?」


ユウリ「違うわ、ヴァンプレイスよ」


ハルキ「でも説明からなにからヴァン…」


ユウリ「ヴァンプレイスよ!」


ハルキ「まぁ、そう言うことにしておきます…。」


ユウリ「場に一枚カードを伏せて置いて。」


ハルキ「はい。」


ユウリ「まずは私が説明しながらするから。スタンドアップ、ヴァンプレイス!の掛け声で伏せてあるカードを表にする。」


ハルキ「スタンドアップ、ヴァンプレイス!」

ユウリ「スタンドアップ、ザ・ヴァンプレイス!」


ユウリ「手札は5枚、ターン始めにドローする。静寂の銀狼・リファナにライド。学園の美少女?不破鈴音を後方に移動。更に狭間界の義姉・シャンティを呼びだす。ターンエンドよ。」


ハルキ「じゃあ、駆け出し冒険者・マルクにライド。不治の病・サイネリアを後方へ。姉思い・リルカルネと異国の女武者・カグラを呼び出し、サイネリアのブースト、リルカルネでヴァンプレイスをアタック。」


ユウリ「ちょっ!」


ハルキ「更にカグラのブースト、マルクでアタック。」


ユウリ「一気に2ダメ…。」


ハルキ「ターンエンドです。」


ユウリ「怒った。紅蓮の戦姫・イヴ=スカーレットにライド。効果発動、表裏一体の効果でデッキの中から『稀代の錬金術師・リーン=ファンテ』を手札に加えそのまま墓地に送る。更にイヴの効果で『双極魂結の女神・リーン&イヴ』にライド。『天極雷龍神・ライゼルカ』、『魔皇銀狼姫・リファナ』、『異界の義姉・シャンティエル』を呼び出し、シャンティの『フルブースト』。ライゼルカでアタック……。」


ハルキ「ユウリさん、マジ大人気ないっす。」


イヴ「この2人は何やってるの?」

リーン「ふふ、ボクたちを題材にしたカードゲームみたい。ほら、ボクとイヴのカードだよ。」


イヴ「ふ、ふーん、ちょっと衣装が過激な様な気がするけど…。」


その光景をチラ見したユウリは口元がニヤリとしたのでした。


ユウリ「ふふふ、私はその反応が見たかったのだよ」


つくづくゲスなユウリであった。

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