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依頼の為、錬成です。

今回は出来るだけ早めに投稿しました〜

読んでくだされば幸いです

 魔物の血でぐっしょりとしていたので、門をササっと潜り家に向かいます。そそくさとお風呂を沸かし、着ていた服は特製洗濯機に入れてボタンをポチりと押して浴室に入ります。


 身体と髪をよく洗い、血糊を落とします。

 イヴとライゼルカの話によると、魔魂石と一角うさぎの角を入手したらしいのですが今回の依頼には角しか使わないので魔魂石はしまっておきました。

 いつ使うか分かりませんからね。


 そう言えば、中学の修学旅行の温泉の時にボクが入るとみんな顔を赤くしてましたけど…。

 いえいえ、深く考えない様にしよう。


「お風呂っていいよね〜」

『私はシャワーの方が楽でいいわ。』

「夏場は良いけれど、冬場はダメだからね?」

『風邪になってしまうものね。』


 ちなみにライゼルカはお昼寝中です。

 身体の芯から温まったので、浴室を後にし身体を拭き髪を乾かします。替えの洋服を着てしまいます。


 ニーソックスにショートブーツ、ミニスカートにフリルがアクセントのブラウスにリボンを付けてジャケットはレース生地のついた薄い物を羽織る。


 自宅兼工房なので、錬金釜がてでんとこれでもかと言うくらいその存在を主張しています。もちろんあの時買ったミスリル製の錬金釜ちゃんです。


 釜の中にはなんとも言えない液体がなみなみと入っています。錬金術にはこの液体が欠かせません。と言うか、この液体がないと物が作れなかったりします。


 コプコプと気泡が出来てきました、これが錬金術が出来るようになった合図です。この中にレシピ通りに材料を入れていきます。

 ボクはレシピ本を残していますからね、万が一の時はそのレシピ本を見れば良いわけです。


 材料を慎重に入れながら、魔力を流します。この時も注意です、あまり魔力を流し過ぎると爆発してしまいますので気をつけてくださいね。

 ゆっくりとかき混ぜていきます。何を作るかにもよりますが、このかき混ぜる時も早過ぎたら失敗してしまいますので要注意です。


 作業を始めて、起きたのでしょうライゼルカがいつの間にやらやって来ていました。


「ふむ、錬金術といっても鍋に怪しげなもん突っ込んでかき混ぜるだけとは夢がないのぅ〜」

「…ライゼルカ用に首輪でも作って付けてあげなきゃ。」


 そう口にした瞬間ライゼルカの顔が青ざめて縋るような目で見上げています。


「そ、それだけは堪忍してくれぬかのぅ!」


 冗談はさて置き、ボクでも気を抜けば失敗していまう可能性のあるこの工程です。他の人はもっと苦労するかもしれないですね…。


 集中している所為か、ライゼルカも次第に喋らなくなっていました。こっちとしては助かるのですけれどね…。



 暫くすると、釜の中が光り始めました。もう直ぐできそうですね!。この瞬間が一番ワクワクしてしまいます、大人気ないですかね?。

 そんなことを思っているうちに、光がもっと眩しくなって来ました。


 そして、ポンっという音と共に釜から出てきました。ふふふ、コレですよ。ボクは釜から吐き出された 〈モノ〉 を拾いに行きました。


 床には、シルバーが光を反射しキラキラと輝いていました。リングの中央には半透明だけれど、淡い黄色の宝石があしらってありました。宝石の中には雷の紋章の様な物が浮かんでおり、それだけでも希少性が分かります。


「成功、だね!」

『お疲れ様。時間もないし、早く渡しに行きましょ。』


 そうだね、と頷くボク。これでサイネリアさんを助けてあげられる。アイテムポーチよりも小ぶりな巾着を取り出すと、その中に指輪を入れる。実はこの巾着、アイテムボックスやアイテムポーチよりは入らないものの其れなりに入る。名前がなかったので、勝手に四次元巾着と呼んでいますけれど。

 巾着サイズなので、持ち運びにすごく便利なんです。お泊りセットなんかも余裕で入りますよ!。


「じゃあ、ライゼルカ行ってくるからお留守番お願いできる?」

「うむ、任されたのじゃ!」


 そう言って、ない胸を張り自信満々に宣言する姿に微笑ましくなるのは黙っておきます。

 ライゼルカを一人にする事に若干の不安を残しながら工房を後にする。ボクは真っすぐサイネリアさんの家に向かって歩く。流石にあの大きさの屋敷を直ぐに忘れることなんができない。それ程に大きく、そして物凄いインパクトでした。


 さてさて、あらためて見上げてみるけれどやっぱり過剰じゃない?って思う程の大きさのお屋敷です。まぁ、貴族か何かなんでしょうけれど…。

 そう言えば、友達から借りた小説ではそれはもう酷い貴族がこれでもかと言うくらい出たのでサイネリアさんの親御さんに会うのがちょっと躊躇われたりします。


「いやいや、あんなに素敵な子たちが娘なんですよ。親御さんも良い人に決まっています。」

『何を緊張しているの?』

「だ、だって…。この大きさのお屋敷だよ?。前回はリルカルネちゃんに連れてこられたから実感なかったけど…。」


 見上げられるほどの大きさがある豪邸を前に、やっぱり入るのが躊躇われるのでどうしようかと思いウロウロしてしまいました。


「先程から、何を、しているのですか?」


 いきなり後ろから声をかけられる。慌てて振り返ると、そこに立っていたのはリルカルネちゃんだった。


「うわわ!ビックリしたぁ!?」

「驚き、過ぎです。」

「ご、ごめんなさい!?」

「いえ、いい、です。それよりも、どうしたのですか?」

「あ、うん。依頼の品が出来たから渡そうと思って。」

「!?もう完成、したのですか?」


 そう言って、普段は無表情のリルカルネちゃんも驚きの表情を浮かべた。うん、そうだよね。期限とかは無かったにしても、一晩だからね…。

 何はともあれ、ボクはリルカルネちゃんの案内で屋敷内へと入ったいった。

うたわれるもの、発売されましたね!

やりたいんですけど時間が無いです( ´•ω•` )



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