プロローグ
もし一つだけ・・・願い事が叶うなら・・・
「お隣よろしいですかな?」
ここは飛行機の機内の中、東京国際空港に向けて飛びたった。隣の席に初老近くのカメラを持った外国人の男性が座る。そして俺をみるなり目をかっぴらく。だいたい質問の内容は分っている。飛行機に乗るまでに10人ぐらいの人から同じ内容の質問を受けているからだ。
「失礼ですが何歳ですかな?」
ビンゴ・・・
「日本国ですが・・。」
言った後、その人たちの顔が酷くゆがむ。
「まだ若いでないか・・・命は大切にしなさい・・。」
きた・・・もうそのセリフは聞き飽きたんだ。俺はある夢をかなえるために決心したんだ。
もう誰にも邪魔はされたくねぇ・・・
俺は寝たふりをして、目を閉じた。
三日前のことが鮮明に脳裏に焼き付いて離れない。事の成り行きは三日前突如全国放送で放映された、不気味なやつからのメッセージだった。
高校に入ったばかりの俺は、馴染めずに学校には行かず家でパソコンばかりしていた。まぁいわゆる不登校兼引きこもりの生活。お袋と親父はそんな俺のせいで仲が悪くなりお袋が家を出ていき、親父はアルコール中毒になり妹に暴力をふるう毎日。俺が悪いことは自分がよく知っている。
そんな時だった。ちょうど昼の十二時急にテレビがつき、牛頭骨のようなお面をした髪の長い人が映っていた。そしてこういった。
「貴方は願いをを手に入れたいですか?」
ただ一言
だけどその言葉は俺の胸に突き刺さった。もし手に入れることができたならもう一度家族をやり直せるかもしれない。そう思った。
「少しでも手に入れたいと思った方は、命を捨てる覚悟で三日後日本国の東京駅にて特別な汽車を停車させます。それに乗ってください。その二日後に夢の国へむけ発車いたします。年齢、性別、人種等は問いません。」
そういうとテレビの電源が落ちた。俺は夢でも見ていたのかと錯覚したがもう一度テレビをつけるとさっきの放送がもうニュースで取り上げられていた。
「ただいまの放送は世界全国で放映された模様です。いいですか皆さんくれぐれも東京駅にはいかないでください。」
アナウンサーがあわただしく紙を持ちながら伝えていた。
俺は決意した。
朝久しぶりに部屋を出た。親父はソファーでイビキをかきながら眠っている。俺は引き出しから少しお金をもらい手紙を残して家を後にした。
えーこんにちは。チョコバナナともうします。
小説を書くのは初めてで、文章がおかしいことになってしまっているかもしれません。もしよかったら、感想やアドバイスなどいただけると嬉しいです。
スターリィスカイ略してスタスカを少しでもご覧下さった方本当にありがとうございます。これからもスタスカをどうぞよろしくお願いします。