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第三話 娯楽研究部



「早く早くー!」



「・・・・・」



「・・・はぁ・・・」



そして放課後・・・・・。

オレ達・・・・オレとアリス、レミの三人は娯楽研究部に向かっていた。

アリスはその次の休み時間に来るか聞いてみたら、少しだけ興味があるそうで、ついて来ると言ったので、現在三人で向かっているのだ。



「んで、どこの教室だっけ?」



「クラブ棟の三階だよ!」



・・・クラブ棟。

ここ、聖アリア学園の文化部の大多数がそこに部室を分け当たれているとこである。

その総数は30個以上。

さらには運動部は別に施設がある。

ここ、聖アリア学園はかなりの面積を誇る学園なのだ。



「・・・まあ遠いが良いか。案内の代わりにもなるからな」



「・・・案内?」



「そう。アリスは昨日転校してきたばかりだからな。学園の地理を知っておかないとな」



話しながら歩いて行くオレ達。


・・・心なしか、レミの機嫌が悪く見えるが気のせいだろう。



「・・・むー・・・。アリスちゃんには優しくて、私の扱いは酷いんだー・・・・。まあ、良いんだけどねー・・・・」



・・・・気のせいでは無かったようだ。

なんでそんな事で拗ねるんだ?

・・・ワケ分からん。



「オレに急に優しくされたら、その方がなんか嫌じゃないか?」



「んー・・・・、わかんない!一回やってみて!」



・・・・仕方ないな。



「・・・レミ。大丈夫か?疲れてないか?おんぶしてやろうか?」



「・・・・・違うよ!優しさの部類が違うよ!それって子供への優しさだよ!」



・・・・・くっ。

暴露たか・・・・。



「もっと違う感じだよ~!」



「・・・・・あ、着いたな」



話している間にクラブ棟三階の娯楽研究部と書いてある戸の前に着いた。

レミは唸(うな)り、アリスはオレの横に静かについてきていた。



「・・・・取り敢えず入るぞ」



そう言って戸を開く。


そして、その中の光景は・・・


生活感あふれる部屋、ボードゲームやテレビゲームなどの様々な娯楽。

そして・・・・お菓子を食べている人達だった。



「・・・あ、新入生部員か。ほらほら、ちーっと座りな?」



「あ、ああ」



オレ達は戸惑いながらも、席に着いて行く。

並びとしては右にアリスで左にレミだ。



「んー、初めての新入部員だな!俺はここの部長の相楽遊喜(さがらゆうき)だ!あと、ワーウルフだ。よろしくな!」



濃い赤髪・・・・ダークレッドくらいの髪の色をしたチャラいようなチャラくないような感じの肩近くまで髪を伸ばしたヤツが言う。

・・・・二年生か全員。


なぜ二年生だとわかるか・・・。

それは、学ランの校章の横に赤いラインが入っているからだ。

ちなみに、一年生だと青、三年生だと黄色になる。

そして、来年になれば一年生は黄色・・・と、まあ循環して行っているのだ。


女子だと、セーラー服のような感じの服で、同じく校章の横にラインが入っている。


オレ達三人は青色で、娯楽研究部の部員は全員赤色のようだ。



「ほれ、挨拶挨拶!」



他の部員にも挨拶を促す。



「伊澤愛香です。ヴァンパイアです、よろしくね~」



身長160cm前後、肌がかなり白く、髪の色は黒色で軽くウェーブがかかっている女の子が言う。



「篠宮伊織(しのみやいおり)。よろしく」



次に菓子を食べながら身長16 55cm前後、こげ茶に近い髪色をしたショートヘアーの活発そうな女の子が言う。



「あー・・・、不知火黒兎だ。よろしく」



「レミリア・アーリマンよ。よろしくね!」



「・・・・アリス・リーンベル。よろしく」



オレ達も自己紹介をする。



「ようこそ!娯楽研究部へ!」



握手を求めてくる相楽先輩。

・・・・って、入部確定か?



「・・・まだ見学に来ただけだぞオレ?」



「なにっ!?あと五分しか時間ないのに見学なのか?」



・・・・・・あ、期限が・・・。

期限の五時まであと、五分になっていた。



「・・・・確かにな。まあ良いか、アリスはどうする?」



「・・・・ここで良い」



「あ、私も~」



「はいよっ!部員3人ゲットだな!」



・・・・その後、オレ達は部活動入部書を書いた。

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