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ばんがいへん ももたろうのそのご

ももたろうってふつう、おにをたおしておわっちゃいますよね。

だから、ももたろうのそのごをかいてみたいなとおもったので、

かいてみました!ばんがいへんです!

ぜひよんでね!

むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。

おばあさんがかわへせんたくにいくと、ももがあったのでもちかえりました。

ももをきると、ももたろうがでてきました。

ももたろうは、おおきくなって、おにがしまのおにをたおしました。

おにがしまのおにがたおされたときいてひとがあつまり、

おじいさんとおばあさんしかすんでいなかったばしょは、

まちとしてはんえいしました。


じゅうねんご


おおきくなったももたろうは、ひっこしてきたひとのひとりと、けっこんして

しあわせなかていをきずいていました。こどもはさんにんです。

「「「おとうさん、あそこ!なんかいるよ!」」」

あるひ、こどもによばれてももたろうがそとにでると、

どっすん、どっすん。

たくさんのおにたちがやってきました。

「「「おとうさん、こわいよう。」」」

「ちょっとまってな。」

こわがるこどもたちをおいて、ももたろうはおにたちにちかづいていきました。

「どうされたんですか?」

ももたろうがおににきくと、おにたちはいかりがおさまらないというようすで、

「どうしたもこうしたもねえ!ぼくたちのおとうさんは、さかもりしてたらももたろうとかいうやつにころされたんだ!だからふくしゅうしにきたんだ!」

といいました。

「ももたろうをだせ!」

おにたちはおおさわぎ。

「ももたろうはぼくです。」

ももたろうがこたえると、おにたちは、

「よくも、ぼくたちのおとうさんをころしたな!」

こんぼうをふりあげました。ももたろうはこまってしまいました。

だって、いまのももたろうはけんをもっていないし、なかまもいないのです。

「ちょっとまってくれ、はなしあおう。」

とももたろうはいいましたが、

「うるさい!ぼくたちのおとうさんが、さけでよっているあいだにおそってきたくせに!」

「でも、それは、おにがいるせいでひとがこのばしょにあつまらなかったからじゃないか!おにがわるいのではないのか?!」

「かんがえてみろ!おにがこのばしょをおそったり、にんげんにきがいをくわえたりしたことはいちどだってあったか?」

おにたちのことばに、ももたろうはかんがえこんでしまいました。

(たしかに、ぼくがしっているかぎり、おにたちがこのばしょをおそってきたり、にんげんにきがいをくわえたりしたことはいちどだってない。おおむかしにはあったかもしれないが、おにたちがじしんまんまんにいうのだから、ほんとうにないのかもしれない。)

かんがえこむももたろうに、おにたちはいいました。

「ほらな、ないだろう?ぼくたちのおとうさんは、つみもなくころされたんだ!」

そこで、ももたろうはいいました。

「ならば、けっとうでしょうぶだ!」

すると、おにたちはいいました。

「このけっとうでももたろうをたおせたとしても、ぼくたちのおとうさんがもどってくるわけじゃない。このままだと、まけたほうがまたしかえしをしにくるながれになってしまうだろう?ぼくたちは、しそんにはへいわにいきてもらいたいんだ。だから、まけてもしかえしはしないというきまりでやるというのはどうだ?」

いいていあんです。ももたろうも、じぶんのしそんにはへいわにいきてもらいたいとおもったので、おにたちのていあんをのみました。

「たたかいかたは、どうする?」

おにたちはさいしょ、もんどうむようでももたろうをたおしにきたはずでしたが、なぜかきがかわったようです。

「せいせいどうどう、いちたいいち(たいまん)で!」

「このたたかいかたには、おとこのぷらいどがかかっている!」

ちょっとよくわかりませんが、【せいせいどうどう】、【おとこのぷらいど】

がだいじなようです。

さて、そうこうしているあいだに、ももたろうがわと、おにがわのだいひょうがきまりました。ももたろうがわはもちろんももたろう。おにがわは、『おにべえ』という、いわやのもんばんをやっていたおにのむすこです。

「よーい、はじめ!」

ほかのおにが、てをたたきました。たたかいがはじまります。

どすどすっぼっこーんとおにがこぶしをつきだせば、ひょいひょいっとそれをよけるももたろう。

そのうち、おにべえはちからつきて、

「も、もうこうさんするべえ…。」

ぱったりたおれていまいました。

「ぼくのかちということでよろしいですか?」

ももたろうがきくと、おにたちは、

「くやしいが、ぼくたちはせいせいどうどうたたかったんだ。くそっ。」

と、ひきあげていきました。

こうしてまた、みんながしらないところでまちのへいわはまもられました。

めでたし、めでたし。


おしまい



さいごまでよんでくれてありがとうございます!

とちゅうから、ももたろうがわるものになってしまいました…。

それにしても、おにたちはこころがひろいですねえ。

そんけいします。

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