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番外編 幼馴染

私…花村 奈々には幼馴染がいる。幼稚園の頃から一緒だった時永 春菜ちゃん。

私達はとても仲が良かった。毎日一緒にいたし、お揃いの物も沢山持っていた。

あの日…あの日私があんなことを言わなければまだ関係は続いていたのかもしれない。私が…


……


「なんで?なんで喋りに来ないの?春菜ちゃん…」

小学生になったばかりの頃、別のクラスになってしまい話す機会が減り、遊びにも来てくれない幼馴染に一人そんなことを言った。

あの日から私は春菜ちゃんと距離を取った。春菜ちゃんが私と居たいと思わないなら私も春菜ちゃんも一緒に居ないと…

今考えれば幼稚だ、私から行くということも考えつかず、自分勝手に決め付けてそうして勝手に距離を取った。


小学3年生になった時、春菜ちゃんと同じクラスになった。それを気に春名ちゃんともまた話すようになった。とても嬉しかったことを今も覚えている。

「今年は同じクラスだね!奈々ちゃん!」

そう嬉しそうに話しかけてくる春菜ちゃんに私は距離を置いていたことなど忘れて、元気な声で返事をした。「いっぱい話そうね!今年はずっと一緒だよ!」…

………私はその約束を破った…


きっかけは些細なことだ。1、2年生の頃同じクラスでいつも喋っていた女の子、金谷 凛だ。

「ねぇ。奈々ちゃん。いいの?」

「え?凛ちゃん何が?」

「あの、時永って子同じクラスになってから急に話してくるようになったじゃない?今まで全然話しかけてきたりしてなかったくせに同じクラスになってからさ。都合が良すぎると思うんだよねぇ〜」

「いやでも、私たち幼馴染だし…」

「幼馴染なんだったら尚更じゃない?気軽に声をかけて来ればいいのに、今まで全く喋りに来なくてさ。私から見たら何を今更って感じなんだけど。奈々ちゃんは何にも思わないの?」

その言葉に私は確かにと思ってしまった。

「ねぇ奈々ちゃん。今度の遠足さ、私と喋りながら回らない?喋りかけて来なかったお返しとしてさ」

「…いいよ。でもその日だけね」


ちょっとやり返してやろう、そんな軽い考えだった。その約束が大切な人を永遠に失わせるとも知らずに、その話に私は乗った


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