アンドロメダ /28
ススムとマヤが地球に、日本に帰って来て1ヶ月が経った。
あるドーム球場が、7月に野球試合にイベント会場の中止を発表した。
野球関係者に、マスコミ、マスメディアが、ファンが、ドーム球場に詰めかけた。
ドーム球場の親会社に、社長に、抗議する人々。
野球連盟本部からの抗議もあった。
そんな中、自衛隊がドーム球場に入っていく。
駐車場が、ヘリポートにされている。
トラックが、搬入されて、日本国内の電気工業の社員が、ハイビジョンテレビの関係者が、ドーム球場に入っていった。
ハイビジョンテレビが、日本国内の工場から、全国の電気量販店から消えた。
そんな中、スポーツ新聞のスクープ。
政府関係者と、自衛官と、ドーム球場に入る、ススムとマヤ。
その後、自衛隊員に、警察関係者に護衛されて、近くのファミリーレストランに、チェーン店の牛丼屋に入る、ススムとマヤの姿が多く見られた。
何が?
日本国民が見ている。
神隠しにあった人が、何故自衛隊員の護衛されているのか?
マスコミ各社が走り回った。
もちろん、ススムの両親、兄。マヤのママ。居酒屋にも、詰めかけた。
居酒屋では、常連客達が、マスコミを捕まえて、飲めや、踊れや、おごれやと、毎日、たかった。
無い情報提供の為にカネを使うマスコミの人達。
ママも、丸くしていたが、マヤに報告しなければと、笑いながら見ていた。
政府関係者は、自衛隊員は、ススムとマヤの案内で、高野の山から、アンドロメダ内部に、足を踏み入れている。
1回に10名程度。数回。木星軌道上のアンドロメダに入った。
日本政府の代表団は、木星の軌道上にある、宇宙艦の残骸を見て声が出なかった。木星の大渦巻きを見て、声を失った。
その映像を見て、日本政府は、科学者達は、自衛隊員は、国民に、地球各国の人々になにを伝えて、伝えないか、討論になった。
ある日、アンドロメダにいったススム達が、カプセルを持って帰って来た。
カプセルの中には、アンドロイド、アンドロメダーイブが、眠っていた。
ススムとマヤのレンズで稼働した、イブ。
「なんで、私とソックリなの!」
マヤが怒っている。
アンドロメダーイブはススムとマヤのケンカを見ている。
「ママ。なんで、パパとケンカするの?」
聞かれて、答えられないマヤ。
「パパとママのあそびだよ。」
SPのお姉さんが答えた。
ドーム球場内では、マスコミ、マスメディアの、取材の為の準備がされている。何千席のイスが並べられて、日本国営放送のテレビが設置された。
問題は、ドームいっぱいに設置された、ハイビジョンテレビだった。
ドームいっぱいの大きさに組み合わされた、各社のハイビジョンテレビ。
画像処理に苦労している、各社ハイビジョンテレビの関係者。
何度も調整されたハイビジョンテレビ。
ハイビジョンテレビの裏では、エアコンが唸っている。
ドーム内では、マスメディア各社、各国のマスメディアの為の関係団体の設置されている。各国政府との調整をするマスメディア。
日本政府関係者は、ススムとマヤの会見場にドーム球場を用意したと、国内外の国民に発表した。
100ヶ国以上の国のメディアから、各政府に選ばれたマスメディアが、日本の足を踏み入れた。
日本政府関係者が、自衛隊員が、日本警察関係者が、厳重警戒の中、ドーム球場に入った。
そこは、地球各地域からの代表された、報道機関の人々がいた。
各地域の言葉で話す人々。
メディア関係者は、本国に、通訳者の手配を指示している。
その中、ハイビジョンテレビの大画面に映った、木星の映像。
木星の大気に映る、エイリアンシップの影、アンドロメダ。
日本政府関係者が、日本代表の科学者達が、見ている。
木星の大渦巻きが、ドーム、いっぱいに映った。
日本政府関係者から、マスメディア各社から声が上がった。
映し出された、木星の大渦巻き。
しかし、マスメディアは、初めて見る木星の大渦巻きに、恐怖して、多くの人々が倒れた。
自衛隊員が、ドクターが、ナースが、走り回っている。
ドーム球場内にいる、自衛隊員も、ドクターも、ナース達も、何回も、見ている木星の大渦巻き。
しかし、多くの人は、大渦巻きにのみ込まれる恐怖には勝つことが出来なかった。
ススムとマヤが説明している。
地球の技術では、この大きさが限度だと。
積み上げられるハイビジョンテレビが、この高さだと。
アンドロメダで撮影された映像を、ススムとマヤの説明で映し出されるようにした。
今、日本政府は、各国政府は、大変な問題に直面していることを知った。
各国政府機関に映し出された木星の大渦巻き。見ていた国のトップが、関係者が倒れる事故にあった。軍隊幹部が、その場で、もどした。
もし、国民が木星の大渦巻きを見て、倒れた時は、多くの人が倒れたときは、その対応と、対策は、今の病院で、間に合うのかと?
ススムとマヤは、テレビの報道キャスター、コメンテーターに、話し方の基礎を、学んでいる。。
私達が、キャスターをするのよ、と、講師を呼んで、勉強していた。
そして、キャスター。コメンテーターの報道番組を毎日見ていた。




