アンドロメダ /26
翌々日、ススムとマヤ、シズクは自衛隊員練習場に現れた。
自衛隊の服装で。ヘリコプターで移動した3人。
演習場には、戦車が何台もあった。
そして、自衛隊員が観覧席を作っている。
ススム達が、何をするのかというと、戦車を破壊すること。
事前に聞いている。
ススムは戦車を見ている。触る。
戦車に登った。中に入った。
運転席に入って、戦車を動かしている。
自衛隊員がついて教えている。
ススム達の話がスピーカーから聞こえた。
「戦車の甲板で、焼き肉できないか?」
「戦車を街で走らせるには。」
マヤとシズクは、呆れて戦車の上のススムを見ている。
ふたりは、女性隊員達と、女子トークで盛り上がっている。
東京の名物は? 甘味処は? 等。
ススムが帰ってきた。
ジュースを飲むススム。
「あれ、ほしいな。」
「もらってなにするのよ?」
聞くマヤ。
「決まっているだろう。街中を走らせるんだ。」
シズクは驚いている。
「おこちゃま。」
マヤに言われて喜んでいる、ススム。
「戦車って街中を走っていいのですか?」
シズクが本気で聞いた。
笑う自衛隊員達。
「アニメでやっているのよ。」
マヤが。
「映画でもあったな。タンク。」
「日本の映画は、カバが戦車に乗ってやってくる。」
自衛隊員達が以外な顔をしてススムを見ている。
「おもしろい?」
「俺は好きだな。」
「じゃあ、今日のごはんの時、見ましょう。」
レンタルDVDのカードを見せた。
時間が来たのだろうか?
自衛隊の制服を来た人達が、スーツ姿の人達が、席についた。
ススム、マヤ、シズクは何人もの人と並んで立っていた。
多くの人が入って来た。
敬礼する人達。
お辞儀する人達。
ススムは、お辞儀を選んだ。
マヤもシズクも、お辞儀をした。
握手をする人達。
ススムの前にきた。
「内閣総理大臣、…。」
驚いたススム。握手をする。
「君のお父さんは…。」
話をしてくれた。
「内閣官房長官…。」
「科学技術大臣…。」
マヤがシズクが、固まっている。
自衛隊隊員の紹介された。
「防衛庁長官…。」
握手だけで、疲れた、3人。
水を飲んで、そして、動いた。
「行きます!」
シズクが、レンズのついた手ブクロをして、戦車に撃った。
穴が空いた戦車。
マヤは戦車を横倒しに。
ススムは、戦車のキャタピラーを狙った。
戦車が吹き飛んで、ひっくり返った。
声を上げない人達。
「まるで、対戦車砲だな。」
3台の戦車が潰れた。あと、2台ある。
「どうします?」
「後2台?」
「もういい。」
言われて帰った。
「もらえた!もらえた!」
「あほ!」
ススムとマヤ、シズクは笑っている。
健康診断を受けた3人。マヤが、死んでいる。
「大丈夫か?」
大臣が見ている。
「注射が…。」
誰かが言った。
倒れる、マヤ。
誰かが叫んでいる。
「これがあれば、日本は勝てる!」
あの政治家だろう。
ステージに集まった3人。テーブルとイスが用意されていた。
イスに座らせた、マヤ。
「君達がいたら、日本は勝てる!」
握手を求めてきた。
ススムは、政治家をレンズの力で飛ばした。
地面に落ちる政治家。泥だらけになった。
「バカなこと言うなよ。」
「俺が戦車を壊すことが出来るのは5~6台ぐらいだ。」
「マヤもシズクも、同じぐらいだ。」
マヤとシズクは、ススムに任して、バナナに夢中だった。
ススムは、アイスコーヒーをほかして、ガムシロップを何個も開けた。
一気に飲む、ススム。
自衛隊の医療チームが総理大臣に話した。
「低血糖症状が出ています。」
レンズを使って、戦車を破壊したことで起こる症状かと。」
「負担が大きくのです。」
「レンズを使って攻撃しても、倒れたら?」
「後は、自衛隊頼みですか? 」
「自衛隊がやられたら、あんたが、政治家が、ペンを銃に持ち替えて、日本人を守る訳ですか!」
言う、ススム。
「日本国民を守る為に。」
「戦争、戦争って言えば、人気が出ると思っているだろうが、ムシズが走る。」
「俺とマヤは、死ぬ思いで生まれた国に帰って来たんだ。」
「あんたも、木星に行って帰ってくるか?」
政治家が、自衛隊員が驚いた。
木星…。言う人も。
内閣総理大臣を見る政治家。自衛隊員。
「ススム君、もういいだろう。」
「許してやってくれ。」
マヤがきて、バナナを出した。




