夢の記憶。
夢で見た事故が現実に。
今度は銀行テロ?!
そんな事、あるはずないのにっ…
必死に思い出そうとしている。
でも、思い出せない…
何故か霧がかかったように分からない。
思えば、頑張って思い出そうとしているけどこれは偶然かもしれない。
いや、偶然だ。
正夢なんて起きるはずない。
なんせ、これまでこんな事無かったんだから。
関係ない。
僕はこの事故になんら関係はない。
全く。
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僕は銀行にいた。
そこにテロリストがやってきて、全員を縛り上げる。
泣く子供にも容赦なし。
僕も縛られ、携帯を取り上げられる。
警察も身動きが取れないだろう。
どこからともなく聞こえる銃声。
ここにいる人たちの悲鳴。
そして、横たわる真っ赤な…
「うわぁっ!!!」
僕は飛び起きた。
また、こんな夢をみたのか。
銀行で…なんだっけ。
まただ。
また忘れてしまう。
昨日と一緒だ…
まさか…
まさかな。
そんな事あるわけない。
そう自分に言い聞かせて、家を出る準備をした。
「あれ?」
財布には、1円も入っていなかった。
(どうゆうことだ。昨日の段階では、札一枚は入っていたはずなのに…)
待て!
「これじゃあ、銀行に行かなきゃダメじゃないか!」
自分の運の悪さにほとほと呆れながらも銀行に行く事に決めた。
そう。
そんな事はない。
まさか、テロが起きるなんて、そんな事…
ーさぁ、本当の夢の始まりだ。
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