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犬勇者  作者: 吉行 ヤマト
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何もいない

森の木々を消しながら俺は奥へと進む。


あのおかしな帽子を被った者達を見つけられれば良いのだが。


そう思いながら俺は暫く森を歩く。


何もいない。


気づかずに闇の取り込んでいる可能性もあるかと思ってゆっくり歩いたりもしてみたが、やはり何もいなかった。


獲物を見つける事も難しいから何でも買い取ると言っていたのか?


俺は一旦、空に舞い上がった。遠くまで見渡して何かいそうな場所を探す事にしたのだ。


普通の森だったら獲物がいそうかどうか分かる筈なんだが。


おかしな森のせいで自分の今までの感覚が分からなくなって来た。


さてと。


ある程度の高さまで来て俺はある事に気づく。


木が生えている!?


辺りを見渡している時に俺が来た辺りを振り返った。すると、俺が取り込んで無くなった筈の森の木々が元通りになっていたのだ。


ん? 幻覚か?


俺はその生えて来た森の木々の際に降り立つ。


ミキキキ


聞き慣れない音が聞こえてくる。


地面の下か?


モキ


っという音と共に自然から木の根の様なものが出て来た。


ミキキキ


同じ音が聞こえる中、根から木の幹が次々に現れ、そして森になった。


何だこれ。


こんなに成長の早い木は見た事がない。


ただの木ではないな。


俺は木の根が出て来た地面を掘ってみることにした。

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