気になる
俺について来ると言わない辺り、騎士達は俺の邪魔にならない様にしているのだなと感じた。俺は自分が作った道を辿りながら南に向かう。当初の目的の通り山を抜けて更に南に行き、その途中にも目印の山を作っておく必要があるからだ。
ん?
影移動をしながら山に向かう途中、所々作った道の出来が気になる所があった。別に歩くのに問題はないのだが、強度や小さな段差、周りの状況があまり好みではなかった。
土の固め方が足りなかったか?
少し敷き詰めた土の塊とその上の石が沈んでいる様に感じた。それ故に段差が生じているっぽい。
えぐった崖や森が崩れそうだ。
それもこの段差の原因かも知れない。
えぐって固めて敷き詰める。それだけでは駄目なのか、道は。
騎士や教会の様子だと結構たくさんの者達がここを通るのだろう。そんな時に事故でもあったら少し嫌だ。別に気にしなければ良いのだが、気になるとどうしても頭の隅で考えてしまう。
やり直すか。
俺は一旦、街道まで戻り、作った道の強度と完成度、後、道の周りも整備しておくことにした。
そういえば、途中の橋も結構適当に作ったな。
まあ、戻るついでだ。練習がてら、色々やってみるか。




