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犬勇者  作者: 吉行 ヤマト
2080/2412

地図の範囲

 地図に描かれている大陸は一方が大きく、もう一方は小さい。そしてその大陸の間に幾つかの島がある。その大きい方の大陸の中央にリカリナ帝国と書かれていた。


 ここが現在地か。


 国単位でしか分からないこの地図の上で、この国、リカリナ帝国のどの辺りにいるのかを考えるのはあまりにも不毛。なので俺は地図をあくまでも目安として、海を目指す事にした。


 だが目印はいるな。


 同じ場所をグルグル回っていては意味がない。なので俺は最大限に広げた影の縁に俺擬きを配置して立たせておく事にした。そうやって影を使って進み、海沿いから内陸へと進めば無駄はないはずだ。


 とはいっても、数に限度はある。最低4体、四方に配置できれば良いか。


 1000体はおけるとして、影移動250回分は行けそうなので俺は海に向かって移動した。影の移動は簡単だ。広げてその先に行ってまた広げるだけ。向かう方向にだけ広げさえすれば無駄も減るので移動も速い。


 まあまあいるな。


 影を広げた時に魔物や闇を感じたら問答無用で影に落とし、そのまま取り込んだ。影に落ちるのを抵抗するものはおらず、移動の妨げには全くならない。そうやって10回程移動すると海に出た。


 海の底にも川の様に魔物がいるのだろうが、それは後にするか。


 地図の範囲から出てしまう可能性があったので俺は海は後回しで海岸沿いに地図で言うところの下に進んだ。


 リカリナ帝国の南側にはまだ行ってないからな。250回だから、100回ぐらいで内側に引き返せば残した俺擬きのところまで行けるか。


 幸いな事に少し集中するというか考えると全ての俺擬きの事が分かった。何をしているのか、どこにいるのかなど全てを。


 便利だな。


 一瞬で移動できる影を100回使ってもそれもまたほぼ一瞬。そして繰り返す内に意識せずとも予定した動きが自然に出来るようになる。


 あれ? 海もいけるかも?


 そんなふうにこの時の俺は思っていた。

次回投稿は、7/16(火)の予定です。

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