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犬勇者  作者: 吉行 ヤマト
2020/2412

聖光

 部屋に戻るとテバレは積み上がっていた物をドサドサと動かし、その山に埋もれていたテーブルと椅子を取り出す。そしてその椅子に腰掛けると空いている椅子に俺を座らせた。


 「掘った石を出せ」


 穴の底で俺に渡して来たカゴの中の石のことだろう。


 ゴド


 俺はすぐにテーブルの上にその石を置いた。


 「やるな」


 テバレはそう言うと目の前の石を順番に手に取る。


 「光が見えるか?」


 テバレが俺にそう問いかける。


 「これと、これ。あと、これも光っている」


 俺は闇の中で淡く光石を3つ選んだ。


 「これが一番光っているな」


 その中で一番光っている石を手に取ってテバレに渡す。


 「お前、いや、ピヨール! すごいな!!」


 テバレが大きな声を出して笑う。


 「そうか?」


 「そうだ!!」


 「で、この光は何だ?」


 「知りたいか?」


 「ああ、知りたい」


 「この光は聖光と言われている」


 「せいこう?」


 「言葉のままだ。聖なる光、聖光だ」


 「勇者の光と呼ばれることもあるが、それは本質ではない」


 テバレがニヤリと笑う。


 「聖光ではないという事か?」


 「そうだ。この光は失われた文明の力だ」


 「失われた文明?」


 そんなものがあるのか?


 「神と魔王が地上から去ったすぐ後の話だ」


 「いつなんだ? それは?」


 「分からない。だが少なくとも数千年以上前だ」


 「そんなに前なのか!?」


 「そんなに前だ」


 なんだか話が大きくなって来たぞ。

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